Show must go on. 〜日記『眠るのが下手すぎて。』vol.4〜
こんばんは。
本当は昨日も日記を書こうと思っていたのですが、何回書こうとしてもうまくまとまらなくてやめました。
昨日書こうと思っていたのは、新宿がまた話題になっている件。。。当該の劇場にはちょっとだけ思い出があるんです。
舞台クラスターと話題になってしまっている劇場は、大学時代所属していた演劇サークルが、学内の施設だけではなく外の劇場でも公演をやっていこうよと盛り上がり、初めて学外で公演した時の劇場なのです。
その時は役者をやめていた時期なので、「演出助手」という名のなんでもお手伝い係で参加したのですが。いつもとは違う舞台に立つみんなの晴れ姿を見て、やっぱり芝居に出たいなあと強烈に思い直した、自分にとって一つの大切な公演でした。
初めて体験する外の劇場での公演だったので、バラシ(セットの解体や片付けのこと)が超修羅場だったのも記憶に残ってます。
そういう、ちょっとではありますが、思い出のある劇場なので何か触れたいと思ったのですが、うまく文章にまとめることができませんでした。
明けて今日。こちらの記事が話題になっていました。
読みながらたまらない気持ちになりました。
日々通る商店街に切実なメッセージを出しているお店があったりしますし、本当に飲食店、観光業、ホテル、交通機関、そして人が集まらないと成立しないエンタメに携わる方々などコロナ禍の影響が大きな業種の皆さんの心中を思うと、とても身につまされます。
何か、何かしらできることを考えたい。
クラウドファンディングであれ、寄付であれ、少しでも自分にできることがあるならばなんとかしたいと思い、関連のホームページを見る時間も増えました。
そんな今日は、弊社の決算の最終確認の日で。ありがたいことにそこそこ黒字なはずなので、最終の数字が確認できたら可能な範囲で色々なところに寄付をしようと思っていたんです。
ところが。。。
自分の勉強不足で、今の今まで開業費用が収支に乗っていないことに気付いていなかったのです。
改めて開業費用を計上したら、、、ものすごく残念で情けないことですが、とても人を助けている場合ではありません。
ここ最近、色々と、会社は会社で経験を積むことが必要で、まだわずか1歳の会社にできることは限られているのだと痛感させられることばかりだったのですが。さらに非力さを痛感することになってしまいました。
それでしょぼしょぼしていた今日ですが。。。夜になって。
久々に後輩に誘ってもらってご飯に行って。がっつり漫画や仕事の話をしていたら、色々勉強になることが多く、まだまだできることが沢山あることにも気づかせてもらいました。
Queenの名曲のタイトルでもあるので演劇の世界の言葉だけではないのですが、僕は1994年に新宿で観た、三谷幸喜さん率いていた東京サンシャインボーイズの傑作のタイトルでもある「Show must go on.」という言葉があります。(最近はジャニーさんの言葉としての方が知られているかもですね)
Show must go on.の意味は「一度始めてしまったら、何があっても続けなければならない」。
「一度幕を上げたなら、何が起ころうとも幕が下りるまで(最後まで)やり通さなくてはいけない。」という演劇界の格言でもあります。
きっと、どんな状況に置かれても、どんなにしんどくても、誰もみんな簡単には未来を諦めていない。
今日最後に行ったお店は歌舞伎町のど真ん中のど真ん中にある古き良きお店。みんな怖がってるからかお客さんは全然いなかったけれど、お母さんはまだ何も諦めてなかった。
まだまだ何かできる。
まだまだ諦める時じゃない。
そう思い直した夜でした。
ちなみに、今日誘ってくれた後輩は同じく『梨泰院クラス』にハマっていたので、最初韓国料理屋に連れて行ってくれました。
『梨泰院クラス』好きじゃないと分からないネタで申し訳ないですが。
今夜の酒は甘かったです。
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