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この世界の新しい元気 〜日記『眠るのが下手すぎて。』vol.6〜

こんばんは。それとも、おはようございます?

今日も変な時間に一度寝落ちしてしまい、夜中から再度仕事してます。

昨日は少女まんが勉強会があり、今日は漫画家さんからの個別の相談に応じるまんが相談会。よく考えずに日程を組んでしまったのですが、2日続けてまんが家さんの悩みにどっぷり向き合い続けるとさすがに結構消耗することに気づきました(苦笑)。8月からはそうならないように日程を組んでいます。

少女まんが勉強会は昨日で1周年でした。丸1年経っても、沢山の悩みが寄せられてきて、漫画を描くことは本当に大変なんだなと感じます。

しかし残念なことに。漫画家さんたちの色々な相談を聞いていると、実は多くの原因が編集者の言葉の意味が不明瞭なことによっていて、自分も含めて編集者たちは言葉の扱いの粗雑さを反省しなくてはいけないと思っています。

「共感できるように」とか「キャラが弱い」とか、それを言っておけば漫画家に勝てるという言葉ばかりに依存してるのではないだろうか。今一度、どんな意味でどんなことを伝えたくてその言葉を使っているのか見直すようにしていこうと思う。

でも、相談に乗っていて嬉しいのは、最後には「漫画をまた描けそうな気がします。描きたくて仕方なくなってきました。」と言ってもらえる時。

漫画が元気であり続けるためには、描き手である漫画家さんたちが元気でなければ始まらない。これからも少しでも多くの漫画家さんの力になれるといいな。


それにしてもやるせないニュースが続きますね。

そして雨が長い。毎日毎日よく降るなあ。

社会全体の空気が重い時に天気の悪い日が続くと、余計に鬱々とした気分になりますね。

天気が悪いといえば、今日、映画『天気の子』についてのいくつかのコメントを目にしたのですが、今観るとだいぶ印象が違うんだろうな。僕はもう中高年側なので最初観た時はモヤモヤしてしまいましたが、「僕たちが住んでいる世の中というのは、もう短期的には元に戻りそうもないというのが大方の実感だと思うんですよね。」という新海監督の言葉は、この間までの世界とは全然違う実感を伴って聞こえる。

今、そう思って作品を作ることはできるだろうけど、何年も前にそういう実感に基づいて作品を作り始めていたのは素直に凄いと思う。

今売れている作品と同じことを漫画家さんに求める編集者は沢山いるのだけど、できれば僕は明日以降の世界を生きていく誰かの力になれる作品を生み出したい。簡単には出来ないけれども、少しでも手がかりを探していたいと思う。


今夜は最近注目している、はらかなこさんのオンラインのライブを聴きながら書いてます。少女まんが勉強会と時間がかぶってしまっていたので追っかけ視聴ですが。はらさんの明るくてキレイな音色にはいつも癒されます。

この贅沢なライブがオンラインで観れるのは、今の状況の賜物なので、そういうのは少し嬉しいですね。

来週にはやはり注目している劇団ノーミーツの公演があります。

この状況にもめげず、積極的に新しい挑戦をしている方々には励まされるし、負けてられないなと思います。

この世界の新しい元気の源を作るためにまた来週も頑張ります。

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鈴木重毅@しーげる
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