子育てしながら働きやすく、じっくりと価値あるサービスを育てる楽しさ|エンジニアの働き方
株式会社ヘンリーは、「社会課題を解決し続け、より良いセカイを創る」というMissionのもと、クリニック・中小病院向けの基幹システムであるクラウド型電子カルテ・レセプトシステム「Henry」を開発・展開しています。
今回は、「Henry」のバックエンド開発業務に携わる関沢恵介さんにお話を伺いました。他社でのエンジニア職を経験し、株式会社ヘンリーに初期メンバーとして入社した関沢さん。現在は2人のお子さんを育てながらリモートワークをされています。
子育て中の社員も複数おり、柔軟な働き方がしやすいヘンリー。関沢さんの働き方や、ヘンリーで働く中で「いいな」と感じられるポイントなど、ざっくばらんに伺ってみました。
ヘンリーとの関わりは副業から
─ まず、関沢さんのヘンリーでのお仕事について教えてください。
「Henry」のバックエンド側の開発をしています。ヘンリーには開発初期から3年くらい在籍しており、1年目はクリニック向け、2年目以降は療養型病院向けの開発に携わっています。最近は、要求仕様書や設計のDesign Docsを書くこともしています。
─ ヘンリーとはどんな経緯で関わり始めたんですか?
きっかけは、1人目の子どもの育休中に時間に余裕がありそうだから副業をしようかなと思っていたときに、たまたまお声がけいただいたのが初めですね。最初は子育てをとても甘く見ていました(笑)
─ 副業から入られたのですね。そこから入社に至ったきっかけは何だったのですか?
ヘンリーは、メンバーがいい人たちだなと思ったので、最初は週3, 4の社員として入社しました。また、社員としても2人目で、サービスの開発が始まったくらいの時期だったので、初期の開発から携われて面白そうだなと。
MVPのリリースまで大変苦難がありましたが、ヘンリーのビジネスはいいものを開発し、それで売り上げを立てるモデルで、広告など間接的な収益でなく、収益モデルとサービスの価値の方向性にねじれが無いんです。SaaSのサービスに初めて関わり、着実で安定的にプロダクトや組織を成長させる方向にあることが、ちゃんと開発しようと思えるいい環境だと感じました。
─ 着実に価値のあるプロダクト開発ができることに良さを感じた、ということでしたが、それは関沢さんの性格的に合いそうだったからでしょうか?
いえ、僕の性格はそんな感じではないですね。むしろ飽きるのが早いです(笑)それまで携わってきたサービスは、短期間で集中してコアの機能開発をして、落ち着いたらその機能改善をするといったケースが多く、時間をかけて周辺サービスまでしっかり開発していくのは新鮮でいいなと思いました。じっくりとサービスを育てるように開発するのも楽しいなと。
柔軟な環境が働きやすさにつながる
─ 次は、働き方についてお伺いします。今はお子さん2人の子育てをしながら働いておられるんですよね。
はい、今1歳と2歳の子どもがいます。今年になってから仕事中は保育園に連れて行けるようになり、基本的に仕事に支障は無くなりました。
2人目の子どもが生まれるタイミングの2021年7月には、1か月間の育休を取得しました。ヘンリーで育休を取ったのは自分が初めてですが、その後他の方も育休を取られています。育休後も、子どもを抱っこしながらミーティングに参加したり、時間を調整させてもらったりと、一緒に働いてるメンバーが配慮してくれたので、大変なときを乗り越えられました。
また、僕の働き方でイレギュラーなのが、土曜日に仕事をする代わりに火曜日を休みにしていることですね。平日の方が子どもと出かけるところも空いていて遊びやすく、土曜日は社内のミーティングが無いので、作業に集中できるのも嬉しいです。
─ ヘンリーではお子さんを見ながらお仕事をされている方もいらっしゃると伺っていますが、そういった方でも働きやすい職場なのでしょうか?
そうですね。子育て中でも働きやすいのは、ヘンリーで働く上で一番嬉しいポイントだと思っています。基本的にエンジニアは完全にリモートワークで、子どもが病気になった時などに対処しやすいです。
それに、みんなの許容レベルが高くて、「すみません、急に子どもの面倒見ないといけなくて」と言った時に「そうだよね」とわかってくれる空気があるので、焦って疲弊することがなく助かっています。最近は、「今この人に休まれるとまずい!」という状況からチームでカバーし合える体制になってきているのも大きいです。
また、子どもがいるメンバーもだんだんと増えてきて、子育てに関する話も盛り上がるようになってきました。コロナ禍で保育園が休みになっちゃうことも多いよねとか、そういった困りごとを社内で話せるメンバーがいるのは心強いですね。
じっくり真面目に、顧客の求めるものを作り続ける
─ ヘンリーで、ここがいいところだなと思うポイントはありますか?
定期的に振り返り、失敗や成功体験から学び、チームとして改善する活動を嫌な雰囲気になることなくできているところですかね。みんながより成果に集中できる雰囲気づくりを目指しており、いい環境だなと。
「Henry」のプロダクトとして価値があるなと思ってるのは、電子カルテ・レセコンの両方を開発していて柔軟でよい機能を提供できるところだと思います。両方の機能が使い勝手の良いサービスとなるように開発するのは、考えることも多く、難易度も高いです。そういう複雑なものを開発するのは、パズルを解くような楽しさも感じます。
ただ、正直な話、短期的にはコストや開発時間に対してあまり見合ってないかもしれません。それでも、そこをやり切ろうとしているのは、そのプロセスじゃないと医療機関が本当に求めてるレベルに達せないと考えているからです。それが、長期的にはビジネスとしても大きな価値になると思っています。
価値のあるプロダクトを作っているのも、ヘンリーがいいなと感じるポイントですね。
─ 医療関係の知識がない状態から、医療サービスのドメイン知識をキャッチアップできるものなのでしょうか?
自分は元々医療に関して知らないことだらけでした。最初、サービスを開発するにあたり調査していて驚いたのは、ネット検索や本等を調べて簡単に分かるものではなく、厚生労働省に問い合わせたり、医療従事者の働いた経験やレセコンの開発者に聞いて初めてわかる知見がたくさんあることでした。
ただ、ヘンリーには、レセコン関係の知見を持つ開発経験者や、病院やクリニックで働いていた医療事務の方がいます。医療機関での業務フローや細かい制度のパターンなど、ドキュメントにわかりやすく整理する取り組みをしています。それを元に同期的にコミュニケーションや質問をして、業務を理解できる環境があります。
僕が入った当初はそういったドメインエキスパートもほとんどおらず、コミュニケーションの仕方も未熟で、とても理解に時間がかかっていましたが、それでも何とかなりました。そんな経験もあるので、優秀なドメインエキスパートと適切にコミュニケーションし、ドキュメンテーションする文化のある今のヘンリーの環境なら、エンジニアとしての技量があれば心配いらないのではないかと思っています。
─ 関沢さんの今後の目標や、次にやってみたいことはありますか?
これまで、システムが複雑なことによる認知負荷の大きさや、実装コストの観点から妥協してきたこともありました。そういうものもしっかり整理し、パッと難しいところや技術的にも難易度が高いところも、綺麗に設計できるように鍛錬していきたいですね。
─ ありがとうございます。最後に、関沢さんが思う“ヘンリーにぴったりな方”とはどんな方でしょう?ヘンリーに興味をお持ちの方へメッセージをお願いします。
ヘンリーのメンバーは真面目な人が多い印象で、「顧客の求めるものと真摯に向き合ってちゃんと考えて作る」ことを大切にしていると感じます。なので、顧客のニーズを汲み取り良いプロダクトを作っていきたい、という思いを持った方ならきっと合うのではないでしょうか。
顧客が毎日長時間使うシステムなので、要望も丁寧にあげてくださり、どういうものが求められているのかも分かりやすいと思います。そこから解決できそうなものをきちんと考えて解決していく、というのがヘンリーで働く上で面白いところだと思います。
「顧客と真摯に向き合って、求められるものをじっくり考えて作っていく」。ここに魅力を感じる方、ぜひ一緒により良いプロダクトを作っていきませんか?
インタビュー:鶴留彩花
ヘンリーでは、さらなる成長に向けて採用も積極的に行っています。ご興味をお持ちいただけた方は、ぜひお気軽にご連絡ください。