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愛され上手のヘンリーから学んだこと
ゴールデンレトリバーは大人しくてお利口だ。
そんなイメージをくつがえしまくるヘンリーが家族になったのは8年前
ヘンリー生後2ヶ月の時だった。
Aloha !!
E komo mai !!
ここは私たちが
「自然体」
に
「誰かに何かを伝えたい」
願望がつまった場所です。
はじめまして、みなさまこんにちは!
いかがお過ごしですか?
本日から10月!新たな月のスタートですね。
改めまして、こんにちは!
『EKO@Natural Life Artist』
です。
「知ってることを知っているだけで終わらせたくない」
「知らないことを学んでアウトプットする場所を作りたい」
から始まったこの『EKO@Natural Life Artist』
本日のテーマは
【NOEの愛犬ヘンリー】です。
今回は初めてNOEが全文書かせていただきました。
いつもと文調が異なりますが、一つの物語を読む気持ちで見ていただけたら幸いです。
▼ヘンリーとの出会い
両親の仕事の関係で幼少期から牧場や動物に縁があった私と2つ下の妹は、
当然小さな頃からペットが欲しくてたまらなかった。
当時は社宅に住んでいたため飼えたのはせいぜい「うさぎ」だったが、初めて家族に動物が加わる事により
うさぎも「夜には夢はみるし、個性である性格も違う」「人間と同じ生命だ」という概念を、おさな心に強く植え付けられた。
社宅から持ち家になり念願の「犬を飼おう」という話が出たのが今から8年前だった。
小さなうさぎでさえ性格が違うと分かっていたので、自然と私たち家族は犬種がどうのより
「とにかくはちゃめちゃ元気な性格の子」
が家族になって欲しかった。
その希望に合致したのがヘンリーだった。
初対面にもかかわらず、とにかくその場にきた人間全員に順番に
「来てくれたの〜〜〜〜〜〜〜」
と全身を使って愛想を振りまくのである。
ヘンリーから学んだ事その1
・最初の挨拶は「心に素直に、全身で愛を伝える時間である」
これは、どんな場においてもされた方にとっては印象深く心に残る。
この手を使って、ヘンリーは成長してからも近所の人をメロメロにしまくり、初めましての方からも貢物をもらうという驚きのコミュ力を炸裂させた。
▼大型犬を飼うって大変!!!
しかし家族にとって誤算だったのはそのデカさであった。
ウサギは大人でもせいぜい7キロ、
対してヘンリーは成長著しく1年もたたずして30キロを記録。
とにかくはちゃめちゃ元気な30キロは、まだ子供で好奇心が旺盛。
小学生男子を想像するとわかりやすいが、興味のあるものに突然ダッシュする。
当然、リードで繋がっている人間は大転倒。母は肩を骨折、電柱に突っ込んだこともある。
「なんで突然走っちゃいけないのか」
人間の子供であれば話せばわかるかもしれないが、相手は「犬」である。
「だめ!」と言い聞かせても、そこにあるのはただただ純粋な
「走るの楽しかった〜〜」
の満遍の笑顔だけなのである。
〜大型犬を飼う上で心得ておいてほしい事〜
・大人がぶっ倒れるほどの力で引っ張られることもある
・道端に落ちているゴミ、ボールなど全て飲み込む。
・甘噛みが甘くない。本気で痛い。
この辺りは、子供を育てることと似ているかもしれない。
親というのは、人生の先輩として、「何をすると自分や相手の生命に関わる危険になるのか」未然に防ぐための教育(しつけ)をする必要ということだ。
▼よく喋る犬
ペットを飼っている人からよく聞かれる
「〇〇ちゃんはねえ、おしゃべりができるのよ」と言う、
他人からすると親バカだなあ。
と思われる話。
ヘンリーの場合、テレビで見るような人間の言葉を喋るわけではないのだが
自己主張がとても激しい。
例えば、外でしかトイレをしないヘンリーは
トイレにいきたくなると「わん」と吠えて私たちに合図を送る。
「トイレいきたいの?」
と答えると
玄関のほうに走って行き、
「わかってくれてありがと〜〜〜〜〜〜」
と言わんばかりに尻尾を大きく振って万遍の笑みでこちらを見ている。
また、うちには近所のお宅数軒と塀で面した中庭がある。
そのうちの一軒に、庭で走り回るヘンリーに毎回おやつをくれるおばあ様が住んでおり、ヘンリーはそのおばあ様が大好きなのである。
大好きすぎるあまり、そのお家から物音がするたびに庭に出てきてくれるのではないかと期待して、走っていって窓に張り付き、尻尾を振って待っている有様である。
またそのおばあ様が庭に出てくると、我々は「こんにちは〜」と毎回挨拶をするので「あ!〇〇さんこんにちは〜」と家族がふざけて言葉を発しても、機敏に反応して窓の方を見るようになってしまった。
庭に出ると、毎回
「僕は今庭にいますよ〜会いたいので出てきてください〜」
と吠えるのでそれには閉口したが、
おばあ様は「ヘンリーちゃんと会えるのが楽しみなの」と言ってくださり可愛がってくださった。
ヘンリーから学んだ事その2
・会いたいと思う人には遠慮せずに気持ちを伝える
これはコロナ渦で特に実感した人も多いのではないかと思うが、
会いたい人に会えるのは今日が最後かもしれない。
会いたいという気持ちに正直に、素直に伝えるのは大切なのかもしれない。
▼記憶力の凄まじさ
ご近所の方といえば、ヘンリーはものすごく人覚えが上手い。
散歩をしていると通りすがりの人に「なででもいいですか?」と声をかけていただくことがあるのだが、「FREE HUG」の看板をヘンリーにつけて散歩しようか。
という話も家族でしたくらい、ヘンリーは誰かになでてもらうことが大好きなのである。
そのためか、たった一度しか会った事のない人でも
「あー!一度僕のことをなでてくれたよねーーーーー?」
といって知らない人に急に走り寄っていくので飼い主の方が慌てる事も多々あった。
ヘンリーから学んだ事その3
・たった一度の出会いも大切にし、相手のことは絶対に忘れないでいる。
走り寄っていかれたら、誰でも嬉しいはずである。
自分のことを覚えていてくれたということに感動して涙してくださる方もいた。
▼平等に訪れるもの
そんな誰からも愛されるヘンリーは、2021年8月7日に突然天国へといってしまった。
8歳6ヶ月。人間でいう65歳くらいなので何がおきてもおかしくない年齢ではあるが、突然すぎる別れに、戸惑ってしまった。
しかしこの世に生きるものに平等に訪れるものが「死」である。
ヘンリーと一緒に生きた8年を忘れないために、「愛」に素直であったヘンリーから教えてもらったことを忘れないようにここに記しておこうと思った。
更新は、毎週金曜日
次回は【10月8日】です。
今日、誰か一人でも「Happy」になれるように!
Mahalo !
A hui hou !