GRAPEVINE好きがハマった、ジャズへのトビラ10曲
ここ数年、ほとんどGRAPEVINEしか聴いていなかった身なのですが、
今年は、熱く激しく、時に静かに沁み込んでいく
ジャズに魅せられました。
そこで、バイン好きな私がハマったジャズの名演10曲を
Spotifyのプレイリストにまとめてみました。
以下のリンクからお聴きいただけます。
バイン好きな方やお読みになってくださる方が
1曲でも引っかかるものがあったら良いなぁと思いつつ、
自分の思考の整理も兼ねて、以下に1曲ずつ紹介していきます。
①N.E.W/JASS
漫画BLUE GIANTから生まれた曲で、
上原ひろみ作曲による熱量の高さが光る
「分かりやすく格好良いジャズ!」と思える曲です。
サックス、ピアノ、ドラムという最小限の編成で魅せる
ダイナミックでスリリングな曲展開は、
ジャズをより身近なものにさせてくれます。
②FREE FOR ALL/Art Blakey & The Jazz Messengers
現時点で私が「熱く激しいジャズ」を最も体感できる曲です。
ナイアガラロールと呼ばれる猛烈なドラミングに呼応するように放たれるメンバー達の即興演奏に、
アートブレイキーが思わず雄叫びを上げながら熱量がさらに増していく様は鳥肌モノです。
③Moanin'/Art Blakey & The Jazz Messengers
分かりやすく耳馴染みのあるイントロで
私にとってはジャズとの距離が一気に縮まった曲です。
ブレイキーの代表曲で、
日本で流行した当時は蕎麦屋の出前待ちが口ずさむほどだったとか。
日本酒好きで自分の息子にTaroと名付けるほどの親日家だったらしいですね。
④Frenesi/Gerry Mulligan Quartet
ジェリー・マリガンのバリトンサックスと
チェット・ベイカーのトランペットによる軽妙な掛け合いが楽しい1曲。
ウエストコースト・ジャズは、
肩肘張らずに気楽な気分にさせてくれるところが好きです。
⑤True Blue/Tina Brooks
捻りの効いた印象的なベースラインが無限ループする中、
トランペットとサックスが冴え渡っています。
トランペットをリードギターと捉えると
独創性豊かなバイン西川氏のギターソロに通ずるところがあるように思います。
ジャケットも格好良い◎
⑥Stolen Moments / Oliver Nelson
イントロのフレーズから耳を奪われ、
そのまま静謐な音世界に惹き込まれます。
中盤、ビル・エヴァンスのピアノソロに癒やされつつ、
気が付けば現実世界に引き戻されるような感覚になります。
⑦Directions / Miles Davis
ジャズの帝王マイルス・デイビスによる、
エレクトロ、ロック路線の
1970年ライブ盤の冒頭1曲目。
決まったフレーズもない、
ただただ超絶なジャムセッション。
キース・ジャレットとチック・コリアによる鍵盤の掛け合いも格好良い◎
⑧Moment's Notice/ John Coltrane
喋りかけるように饒舌なコルトレーンのサックスと、
それを支えるリズム隊との調和がとても心地良い1曲。
耳馴染みの良さと聴きやすさという観点で、
コルトレーンの代表曲の中で一番好きです。
⑨Raunchy Rita/ Elvin Jones
渋めのベースラインから始まり、
徐々に熱を帯びて激しさを増していく演奏。
どこまでも続いていくかのようなセッション。
バインの「411」が好きな身としては、こういう曲が大好物です。
⑩Part-1 / Keith Jarrett
有名なケルンコンサートの1曲目。
即興演奏による26分間のピアノソロは、
瞑想のように静かに幕を開け
思いもよらない展開を迎えます。
会場のピアノは状態が悪く、キース本人も体調不良だったとはとても思えない
神が降りてきたような名演です。
曲紹介は以上になります。
いかがでしたでしょうか?
もし、少しでも引っかかる曲があって、
「ジャズへのトビラ」が開かれましたら幸いです。
最後に、、、
ジャズはブラックミュージックが起源の一つです。
であれば、
ソウル、R&B色の強いGRAPEVINEの楽曲はきっと交錯する瞬間があるハズ。
ということで、
私が感じるGRAPEVINEの「黒っぽい」ところを抽出して
「JAZZ好きにもきっと届く(?)GRAPEVINEのトビラ10曲」と題して
Spotifyのプレイリストにしてみました。
(アルバム被りなし!)
以下のリンクからお聴きいただけます。
JAZZ好きにもきっと届く(?)GRAPEVINEのトビラ10曲
こちらも合わせてお楽しみいただけたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご意見やご感想等ありましたら、お気軽にいただけますと嬉しいです。