プレイ感想(ペーパーマリオ オリガミキング)
発売日当日に電気屋さんで買ったペーパーマリオシリーズの最新作
オリガミキングをプレイした感想を書いていきます。
※ネタバレに関する配慮は0です。閲覧は自己責任でお願いします。
ゲームの進行度は現在5本目のテープをクリアしたところ。(全クリしてへんのかい)→クリアしました。
最後までクリアした場合と途中では全体への感想が変わるものだとは思いますが
通しての感想と同じくらい進行途中のタイムリーな感想も大事だと思う。(たぶん)
まずは箇条書き形式で良かった点・悪かった点をまとめていく。
⭐︎良かったところ
・「オリガミ」という題材を存分に使うアイデア力。
・ステージの作り込み、発想(OEDOランドとか)。
・ステージ随所にあるギミック。
・隠れたピノキオを探すのは結構面白い(それでも数は多いと思うけど)。
ところで最近のニンテンドーさんゼルダのコログといいポケモンのディグダといい、やけに数の多いキャラ探し多いですね…。
⭐︎悪かったところ
〜戦闘面〜
・戦闘というかパズルゲームなのでひたすら肌に合わない(個人的に)。
・パズルに成功すると火力微増、失敗するとボーナスは0。
後半は難易度がそこそこ高いので、パズル苦手な人だと結構苦しい。
成功時のリターンの割に失敗時がきつい。
(火力がどうこうよりも敵が散乱するので攻撃できなくて戦闘が長引く)
・アイテムはまだしも武器が何度か使用すると壊れる。
(コインを使って補充は可能、コインの排出もまあまああるのでジャンジャン使っても問題はないが補充が面倒くさい)
・↑壊れるのにトゲのある敵には専用の武器を使わないとダメージが与えられないどころか反撃される。
・ボス戦は基本的にわからん殺し。
戦闘中にヒントカードを拾えば多少は情報があるけど、戦闘中は魔法陣の力を充填したり攻撃したりとかやること多いのでまあまあ煩わしい。
ダンジョン中にボスの伏線とかヒントとか多少は欲しかった感。
まさかジャンプ攻撃しただけで即死してゲームオーバーになるとは思わんやろ。せめて見てジャンプ使っちゃダメってわかるように上向きになるくらいはしてくれ。
・雑魚のウェーブバトル、ボス戦で出てくる魔法陣(特殊効果のある行動がてできる)だけど、発動条件満たした状態で魔法陣を持ってる敵を倒す、マスを踏むなどすると次の行動が強制で魔法陣のみになるので結構使いづらい。(それ自体がパズル失敗ってことなんだろうけど)
・マリオよりも仲間の方が強い。特にカメック。マリオより強いの謎。
ところで仲間とは言いつつも戦闘中の行動に指示はできないし、仲間ってよりか完全にNPC。
・上位互換の武器(壊れる)がある意味強化要素なんだろうけど、消耗品なので出し渋ってると全然マリオが強くなれない。
パズルに成功しても後半は武器を使わないと攻撃力が足りなくて敵がなかなか減らずやたらダメージを食らう。
・せっかく新しい武器が手に入っても攻撃力が上がる、トゲを踏んでも痛くない、1列にハンマーを投げれる、程度の付加効果しかなくて全然新しさがない。
マジで攻撃範囲が1列直線か前方2列×2マスしかない。マジでパズルやらされるだけで代わり映えしない。伝説の武器なら2列直線くらい攻撃してくれ。
・アイテムも同様。わざわざ別枠であるのに攻撃範囲はジャンプハンマーとほぼ一緒。強いて言うならファイアフラワーが氷系の敵に強いとかそういう限定的なのだけ。
・戦闘をサポートするアクセサリーが9個あるんだけど、効果は3種類しかない。HP UP、ガード力UP、パズルのシンキングタイム延長。つまんな…。
ひとまず戦闘面はこんな感じ。戦闘面は。
個人的な見解も多いけど、プレイ中の結構多くの割合を占める戦闘でここまでストレスを感じるのがすごい。
〜シナリオ編〜
・5面までの間に、敵側の心情とか動機とかそういったものがほぼ描かれていない。なので何のために戦ってるのかよくわからない。(この先で描かれるんだろうけど)進行段階だと割と空気。←想像以上にラスボスの動機がクソでした。
・マップ限定の味方みたいなのがいる。初期2作品風で嬉しい!と思ったら最初の仲間が少しすると死ぬ。(死ぬ)
・旅の最初から最後まで同行する敵の妹、オリビアがだいぶうざい。
急に歌い出したりとか見りゃわかるようなことを言ってきたりする。
一応手助けしてもらってる側のわりに結構主張が強くてうざい。
あとメタ的発言が多すぎてちょっとしらける。「私の見せ場が〜」とか言うな。
・カミテープをなんとかするという目的はあるにはあるんだけど、一本道形式で進んでいくからちょっと作業感ある。○○をクリアしたからさっきまで行けなかった■■が通れるようになったかも!みたいなの全然ない。
一通りこんな感じでしょうか。
総合的に言うとフルプライスの価値があるかって言われると個人的にはウ〜〜〜〜ンと頭を抱えてしまう。やり込み要素も含めたらボリューム自体はあるのかもしれないけど。
今回ほぼ出番がないだけあって後半のクッパ様は活躍してくれて良かったです。あとJr.が可愛い。ここまで出てくれる作品結構珍しい気がする。
近年のゲームをやっていて感じるのが、まさしく
「簡単にクリアされたら悔しいじゃないですか」(略して簡悔)精神てやつ。
ユーザーが楽しむことを考慮するより、開発が作ったシステムやらなんやらを”遊ばされている”感じ。
理解しているものをやっててなお難しいならこちらの腕が悪いか難易度が高いな〜て思うんだけど、前情報0でほらクリアしてみろ〜って感じでなんだか少し気分が悪い。
それがいわゆる死にゲーというジャンルのもので、トライアンドエラーのスピード感があるならそれはゲームとして成立していると思うんだけど、今作は基本律儀に最後にセーブしたところまで戻される。(そのためなんだろうけどボス戦前とかはオリビアがセーブしないの?)て毎回言ってくる。
"言ってくれる"ではなく"言ってくる"なのは、セーブしよ〜て思ってちょい行き過ぎただけで言ってくるので正直煩わしい。
大人になったからこういった随所にストレスを感じてしまうのだとしたらなんだかもったいない気もするんだけど、それはそれとして子供がこんな初見殺しで殺されまくったら正直めちゃくちゃ嫌な気持ちになると思うんだけど…。一応これ子供向けでもあるはずだよね?
ゲーム中の謎解きは結構楽しかったんだけど、エンカウントする度にやりたくもないパズルをやらされるのは苦痛でした。作品名をパズルマリオかパズルキングとかに名前変えといてほしい。
悪い評価がひたすら長くなってしまったけど可愛いキャラはいました。
クッパ軍団のキャラと会話ができるので裏側が見れたりとか良かったです。
オリガミ(神)のデザインも良かったな〜。突如現れた神だけど。ほとんど裏付けなかったけど。
正直「ペーパーマリオ」というだけでマリオストーリーとかRPG感を期待しすぎていたのがだめでしたね。
このシリーズはすでに自分が客層ではなくなってしまっているみたい。
次回作が出るとして、吟味して買うことにする。面白そうだったらちゃんと買います。
長くなりましたけど、最後に一言。
死んだボム平の生まれ変わりっぽい描写した直後に使い捨ての砲弾で撃ちまくるのマジでやめろ。