アイロニー
私は私でありたいという人に、随分前から違和感を抱いていた。
アトモキセチン錠を2つ、噛みながら流し込む。
「あんた、おかしいんじゃない?」
人気のない学食で洋々と話す私を嗜めるように碧は言った。
前向きな私はおかしい。なるほど、それはアイロニーだ。
『メイドの私』より
私は私でありたいという人に、随分前から違和感を抱いていた。
アトモキセチン錠を2つ、噛みながら流し込む。
「あんた、おかしいんじゃない?」
人気のない学食で洋々と話す私を嗜めるように碧は言った。
前向きな私はおかしい。なるほど、それはアイロニーだ。
『メイドの私』より