はじまりは今
1964年5月29日 私が生まれた年、日本中が戦後復興を世界にアピールすべく初めてのオリンピックで盛り上がっていたらしい。
2021年5月29日 東日本大震災からの復興を世界にアピールするはずだった2回目の東京オリンピックは開催まであと54日となった今、コロナ禍の真っ只中により、その開催はまだ藪の中。
自分と同じ5月29日生まれの有名人といえば昭和の天才歌姫、美空ひばりである。子供の頃、彼女の訃報に当時の大人たちがひどく騒ぐのが不思議だった。子供だった私は、美空ひばりは70歳くらいのおばあさん歌手だとの認識だったので、まぁ歳なんだから亡くなっても仕方ないじゃんと思っていた。
美空ひばり享年52歳。
その事実に気がついたのは50歳になる少し前。52歳なら、そりゃあ早すぎだよなぁ、当時の大人達があんなに惜しがったのにも合点がいった。
因みに石原裕次郎の享年も52歳である。
忌野清志郎は享年58歳。
人生100年時代、祖母と同じ96歳まで生を謳歌するつもりであるが、「命の最期を意識して今を生きること」という磯部一郎氏の「生き急ぐ」の帯の言葉が、人生の放物線の下り側にきた57歳の私に響く。
「50代は老年の青年期」
敬愛する宮本浩次がよく口にするヴィクトルユーゴーの箴言を胸に、残り3年となった老年の青年期をブログに残してみようと思い、流行りのnoteを始めてみることにした。
そう、まずは始めるところから。
はじまりは今♪