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一昨年の今日は京都にいました

移動中の車内でFacebookのタイムラインを眺めていたら2年前の今日は京都にいたようだ。

2年前の昨日、衣笠にある大学に入学した下の小僧の住民票の件で京都に出かけ、その翌日の今日、つれない小僧とのふれあいは諦めて、おひとりさま京都を楽しんだのだ。

短期大学部だったので、京都に住んだのはたったの2年間。入学してすぐの頃は、二条城や上賀茂神社など週末ごとに出かけて日本、否、世界有数の観光地である京都を楽しんでいたが、サークル活動を始めたら観光どころではなくなった。

小僧が京都の大学に行くことが決まった時、私は心の中でシメシメとほくそ笑んでいた。これで遥か昔の学生時代に行けなかった京都を堪能できると。

2年前の今日、まずは特別公開期間の旧邸御室で青紅葉を堪能。テーブルに移る庭鏡の写真撮影は来場者が譲り合いながらのシャッターチャンス。

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次は、教科書でおなじみの龍安寺へ。

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この侘び寂びは20歳の頃なら感じることすらできなかったろう…と、縁側に座り一人感動。歳をとるるのも良いもんだとシミジミ石庭を堪能した。

京都と言えば湯豆腐である。せっかくなのでと龍安寺の中にある「禅豆腐ろくた」さんで名物の湯豆腐をいただくことにした。庭を眺められる広い広間に通され待つこと10分程で目の前に一人分の鍋が準備される。

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え?これで一人分ですか?

一口大の大きさに包丁を入れられた大きな大きな豆腐が一丁まんまデーンと鍋に鎮座していた。普通の豆腐のサイズの2丁分はあるんじゃないか!という巨大さである。

そして「湯豆腐=雅、優雅」という方程式は、速攻打ち砕かれ、おひとひさま京都旅は、湯豆腐完食へのチャレンジファイトへと姿を変えることになる。

30分後、見事チャレンジ成功。湯豆腐だけでお腹いっぱいになったのは人生で初めての経験だった。

龍安寺禪豆腐

https://goo.gl/maps/hugLRWBmNQo4kwAu6

このご時世なので京都に行くことは去年からずっとままならず諦めている。

落ち着いたら、またあの湯豆腐に挑戦したいなぁ…などと思っていたのだが、インバウンドが無くなったのと繰り返される緊急事態宣言のせいかGoogleさんによると今は閉業してしまったようだ。

「地域で愛され続けるお店づくり」をテーマとする私にとって、ちょっと胸の痛い閉業である。

来年になれば、あんな時代もあったよね…と懐かしむ時も来るんだろうが、大事なお店にはこの厳しい環境をどうか生き延びて欲しい。

そして何はともあれ、そうだ、京都行きたい。。。



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