筆記試験だから筆記用具選びは真剣に。
中小企業診断士試験の2次試験は80分✖️4事例を丸一日かけて解き続ける筆記試験だ。
2019年、1度目の2次試験勉強の時、訳もわからずに過去問や予備校の新作問題を解きまくっていたら試験1週間前くらいから右手首が痛く疼くようになった。筆圧が高いせいで腱鞘炎になってしまっていたのだ。勉強で手首がいたくなるなんて、大学受験の時でも経験したことがなかったので自分でもビックリした。
試験最中も事例が進むにつれ右手首の痛みが強くなる。事例Ⅳが終わるまで、なんとかこの手首持ってくれ、、と膝を痛めたマラソン選手の気分だった。
2019年、まさかの合格はなく、来年、後がない2度目のチャンスに挑むために、2次試験を戦える受験校探しと、この手首問題は何とかしなければと思案していた。
年が明けて2020年1月18日(土)AAS名古屋の合格者答案分析会に参加。
そこで、合格者と不合格の自分との圧倒的な差を思い知らされ、迷わずAAS名古屋の門を叩くこととなった。
令和元年のAAS名古屋の先輩である合格者達はとても真摯で優しい人たちで、「恥ずかしがらずに、どんな些細なことでもいいから何でも質問していいよ」と言ってくださった。
せっかく岡山から参加したのだ。聞くは一時の恥とばかりに「勉強してると手首が痛くなるんですが、良い筆記用具はありませんか?」と恥ずかしげも無く質問してみた。
シャーペンの芯を3Bにすればいいんですよ
3B!!!!
2Bを使っていた私には、まるで異次元の答えだった。
3B!!その手があったか!!
3Bなんてマニアックな硬度のシャー芯は、ど田舎の文房具店では扱っていないが、地方の民である私は最強Amazonのprime会員である。躊躇なく送料無料で3Bのシャー芯1ダースをAmazonでポチった。
そしてシャーペン本体も実は何種類も試した。
最初は手や指に優しいと言われるDr.グリップを使っていたが、試行錯誤の末、デルガード タイプERに落ち着いた。
シャーペン選びのポイントは芯が折れにくいこともあるが、何と言ってもクリップが付いてないことが重要である。クリップが付いてるタイプのシャーペンで長時間筆記しているとクリップが指に食い込んでしまい、手首のみならずクリップのカタが付くほど中指が痛くなってしまうからだ。
しかもデルガードERは本体を反転させるだけで消しゴムが出てくるという優れもの。ちょっと一文字だけ消したい時に丁度良いサイズの消しゴムが本体をひっくり返すだけでヒョコッと出てくる。
3Bのシャー芯とデルガードERのお陰で、手首も、中指の痛みからも解放されて、無事に2次試験勉強に取り組むことができた。
たかがシャーペン、されどシャーペン。
弘法は筆を選ばずとも言うが、2次試験の為の筆記用具選びは真剣に。