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【2025年度】筑波大学理工学群3年次編入試験を徹底解説!勉強法・難易度・使用教材・過去問の分析などを徹底解説していきます!

こんにちは!合格者編入塾です。本日は「筑波大学理工学群3年次編入試験に合格するには!?」というテーマで書いていきます。実際に筑波大学理工学群3年次編入試験の過去問を10年分解いた私自身の情報を基に、試験の概要から詳しい試験対策方法を解説致します。是非最後までご覧ください!
また、下記から無料で受験相談も行っております!実際に合格者からの相談を受けたいという方は是非ご登録ください!

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筑波大学理工学群3年次編入試験の概要について

1.試験日

筑波大学理工学群は例年7月第2週の土日で試験が行われます。試験は2日にわたって行われ、1日目が筆記試験、2日目が面接となります。2025年度の日程は以下の通りです。
筆記試験:7月13日(土)
口頭試問:7月14日(日)

2.試験科目/試験内容

筑波大学理工学群は6つの学類(数学類、物理学類、化学類、応用理工学類、工学システム学類、社会工学類)によって、試験科目が異なります。しかし、英語は全学類共通でTOEICもしくはTOEFLを提出します。

全学類共通:英語(TOEICまたはTOEFLの点数を換算)

学類ごとの試験科目は以下の通りです。募集要項に配点の記載はありませんでした。受験し、開示請求をすると配点がわかる仕組みです。

数学類:数学、個別面接
物理学類:物理学、個別面接
化学類:化学、面接
応用理工学類:数学(微分・積分、線形代数、微分方程式、 複素関数)、物理学(力学、電磁気学) 2 題、化学(物理化学、有機化学) 2 題の 計 4 題から 2 題選択、個別面接
工学システム学類:数学(線形代数、微分・積分、微分方程式、 複素関数)、物理学(力学、電磁気学)、個別面接
社会工学類:数学(線形代数、微分・積分、確率・統計)、個別面接

応用理工学類の配点は合格者の情報によると、筆記試験200点、英語50点、面接100点の計350点だそうです。また、TOEICは860点満点で換算されているそうです。

3.試験科目の詳細

数学類
数学:数学類の数学は大問3つ制限時間120分で解きます。大問1と3は線形代数が出題されがちで、大問2は微積が出題されがちです。線形代数は多くの受験生が苦手とする線形空間や写像が出題されます。微積も多くの受験生が苦手とする実数値関数などが出題されやすいです。

物理学類
物理:物理学類の物理は大問3つ制限時間120分で解きます。大問1は力学が出題され、大問2は電磁気が出題され、大問3は年によっては力学が出題されたり熱力学が出題されます。近年の傾向的にこの分野が出題されやすいといったものはなく、幅広く出題されます。

化学類
化学:化学類の化学は大問3つ制限時間120分で解きます。大問1が無機化学が出題され、大問2は物理化学が出題され、大問3は有機化学が出題されます。命名方や有機合成は毎年出題されており、近年は速度論も出題されやすいです。

応用理工学類・工学システム学類
応用理工学類と工学システム学類の数学と物理の内容は同じ
となっています。どちらの学類も大問4つ制限時間150分で解きます。応用理工学類は理科が選択となっています。

数学:大問1は微積が出題されやすいです。近年は複素解析も出題されています。年によっては完答しにくい問題もありますが、基礎が出来ているとある程度は解けるような問題となっています。
大問2は線形代数が出題されます。応用理工学類の線形代数は行列と微分方程式の融合問題が超頻出です。10年ほど前から数年に一度はこの問題が出ています。そのほかにも線形代数は微積より傾向が読みやすく対策しやすいです。

物理:物理の大問1は力学が出題されます。以前は剛体が中心に出題されていましたが、近年は幅広く出題されています。難易度は高いものが多く、ハイレベルな参考書での対策も必要となります。
物理の大問2は電磁気が出題されます。ここでも出題範囲は幅広く、積分やベクトル解析を使った問題も出題されます。

化学:化学の大問1は物理化学が出題されます。物理化学といっても範囲は幅広く、無機化学も出題されると考えておきましょう。難易度は近年、数学や物理に比べるとだいぶ解きやすいです。
化学の大問2は有機化学が出題されます。命名法や有機合成は毎年出題され、対策はしやすいと思います。有機化合物の沸点や酸性度などの物性評価の問題も出題され、スタンダードな問題が多いです。

社会工学類
社会学類の問題は大問6つ制限時間120分で解きます。大問1,2は線形代数、大問3,4は微積、大問5,6は確率、統計となっています。難易度は標準的な問題から難易度の高い問題まで出題されます。

4.出願要件

令和7年度の筑波大学理工学群の出願要件は次のいずれかに該当し,令和 4 年 6 月以降に TOEIC 又は TOEFL を受験しているとなります。

(1) 大学,短期大学,高等専門学校,旧国立工業教員養成所又は旧国立養護教諭養成所を卒業した者及び令和 7 年 3 月 31 日までに卒業見込みの者
(2) 令和 7 年 3 月 31 日までに,大学(外国の大学を除く。)に 2 年以上在学し,62 単位以上修得した者及び修得 見込みの者
(3) 高等学校,中等教育学校の後期課程及び特別支援学校の専攻科(修業年限が 2 年以上であること。その他文 部科学大臣の定める基準を満たすものに限る。)を修了した者及び令和 7 年 3 月 31 日までに修了見込みの者(学校教育法〔昭和 22 年法律第 26 号〕第 90 条第 1 項に規定する者に限る。)
(4) 専修学校の専門課程(修業年限が 2 年以上であること。その他文部科学大臣の定める基準を満たすものに限 る。)を修了した者及び令和 7 年 3 月 31 日までに修了見込みの者(学校教育法〔昭和 22 年法律第 26 号〕第 90 条第 1 項に規定する者に限る。)
(5) 外国の大学又は短期大学を卒業した者及び令和 7 年 3 月 31 日までに卒業見込みの者
(6) 学校教育法施行規則(昭和 22 年文部省令第 11 号)附則第 7 条に定める従前の規定による学校の課程を修了 し,又はこれらの学校を卒業した者

高専から受験する方は(1)、大学から受験する方は(2)となります。

5.倍率

直近3年の志願者数、合格者数、倍率は以下の通りです。

数学類
2024年度:志願者数13名、合格者数1名、倍率13倍
2023年度:志願者数11名、合格者数2名、倍率5.5倍
2022年度:志願者数7名、合格者数0名、倍率-倍

物理学類
2024年度:志願者数17名、合格者数1名、倍率17倍
2023年度:志願者数19名、合格者数2名、倍率9.5倍
2022年度:志願者数13名、合格者数4名、倍率3.25倍

化学類
2024年度:志願者数26名、合格者数1名、倍率26倍
2023年度:志願者数21名、合格者数6名、倍率3.5倍
2022年度:志願者数11名、合格者数7名、倍率1.57倍

応用理工学類
2024年度:志願者数47名、合格者数12名、倍率3.92倍
2023年度:志願者数39名、合格者数21名、倍率1.86倍
2022年度:志願者数40名、合格者数20名、倍率2倍

工学システム学類
2024年度:志願者数82名、合格者数4名、倍率20.5倍
2023年度:志願者数53名、合格者数10名、倍率5.3倍
2022年度:志願者数61名、合格者数12名、倍率5.08倍

社会工学類
2024年度:志願者数27名、合格者数2名、倍率13.5倍
2023年度:志願者数36名、合格者数6名、倍率6倍
2022年度:志願者数28名、合格者数9名、倍率3.11倍

6.出願期間と合格発表日

出願期間: 6月3日(月)~6月7日(金)
合格発表日: 7月25日(木)

7.募集要項リンク

筑波大学理工学群3年次編入試験の募集要項リンクはつぎのものになります。

https://ac.tsukuba.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/R7_hennyu_02.pdf

筆者の自己紹介

2023年度に理系国公立の大学編入試験に3校併願で合格しましたれんです。私の経歴を簡単に紹介すると以下の通りです。

・2018年:偏差値60弱の高校に進学
・2021年:共通テストで大失敗し、地元の私立大学に進学
・2022年:神戸大学工学部応用化学科、東京農工大学工学部化学物理工学科、京都工芸繊維大学工芸学部応用化学課程に合格
・2023年:神戸大学工学部応用化学科に編入学

現在は神戸大学に通いながら、合格者編入塾で数学、物理、化学が受験科目の大学を受ける塾生を担当しています。また、悩める受験生に向けて情報を発信したり、精一杯サポートしていきたいと思っています。今回は私が受験生のときに筑波大学10年分の過去問を解いた経験から記事を書いていこうと思います。

筑波大学理工学群編入試験の対策方法について

1.各学類の対策ポイント

数学類の対策ポイント
数学類の問題はかなり難易度が高いので、早い段階から対策を始めましょう。まずはキャンパスゼミ線形代数、微分積分学など基礎的なところからはじめ、編入数学徹底研究でインプットをしましょう。これが終わったら編入数学過去問特訓などでアウトプットしましょう。ここまでやってもまだ過去問に太刀打ちできないと思います。大問3は写像や集合論が出題されているので集合論の参考書もやりましょう。キャンパスゼミシリーズは集合論もあります。最後に、過去問、大学院入試問題集、他大学の過去問を解きましょう。ここでの演習では1問に対してしっかり時間をかけましょう。数学類は試験時間120分に対し、3問しか出されません。すなわち、1問1問が重たいです。普段から重たい問題を解いて脳みそに負荷をかけましょう

物理学類の対策ポイント
物理学類の物理は難易度が高いので、早い段階から対策を始めましょう。まずはキャンパスゼミシリーズの力学、電磁気学、熱力学から始めましょう。微積物理になれてない場合はヨビノリなどのYouTubeの講義動画を利用しましょう。ここが終わったら、弱点克服シリーズ、大学生の初等力学、大学生の電磁気学、大学生の熱力学を行いましょう。これで基礎固めは終了です。ここからどんどん演習していきましょう。使用教材は過去問と大学院入試対策問題集です。過去問は物理学類のものだけでなく、応用理工学類や他大学のものを解いても良いでしょう。

化学類の対策ポイント
化学類は基礎的な問題からかなり難しい問題まで出題されます。また、範囲も幅広いです。まずは基礎固めから始めましょう。具体的には単位がとれるシリーズや有機(無機)化学演習基本から大学院入試まで、物理化学演習大学院入試問題から学ぶなどのの参考書や教科書を使いましょう。ここが終わったら過去問を解いてみましょう。基礎がしっかり出来ている人は半分以上は解けると思います。しかし、まだ難しい問題は解けない人が多いと思います。なので、過去問と平行して有機(無機)化学演習大学院入試問題を中心になどの院試対策問題集をやりましょう。院試対策問題集までを完璧にすれば、合格にかなり近づいてくると思います。

応用理工学類・社会システム工学類の対策ポイント
まずは数学の対策ポイントから説明します。数学は線形代数、微積、微分方程式、複素解析と範囲が幅広いので早い段階から対策を始めましょう。難易度は数学類に比べれば、解きやすいものが多いです。基礎固めが出来たら、6割は得点できると思います。キャンパスゼミシリーズ、編入数学徹底研究、編入数学過去問特訓などと終えたら、過去問演習に入りましょう。過去問演習は直近10年分はやってほしいです。応用理工学類の問題は昔から出題傾向があまり変わっていません。難しい問題も過去問演習で克服できる場合があります。
つづいて物理の対策ポイントについて説明します。物理は難易度が標準的な問題から難しい問題まで出題されます。最初はキャンパスゼミシリーズや大学生の初等力学、電磁気などで基礎固めをしましょう。基礎固めが終わったら一旦過去問を解いてみてほしいです。最初の基本的な問題は解けても後ろの問題解くのが難しいと思います。難問対策としては大学院入試用の問題集を使うのが良いと思います。これと過去問10年分の演習でかなり戦える実力がつくと思います。
最後に化学の対策ポイントについて説明します。応用理工学類の化学は化学類の化学の難しい大問を省いたというイメージです。近年は全体的に高得点を取りやすい問題が出題され、基礎教材の完成度がそのまま得点に反映されます。なので、単位が取れるノートシリーズや東京化学同人の○○化学演習シリーズが終わったら大量に過去問演習をしましょう。

社会工学類の対策ポイント
社会工学類は編入試験ではあまり出題されない確率、統計まで出題され、とても出題範囲が広いです。また、大問6つを120分で解くというかなり時間が厳しいです。ですので、これも早い段階から対策を始め、アウトプット段階では時間を意識することが重要です。難易度としては典型的な問題から難しい問題が出題されます。まずはキャンパスゼミシリーズや編入数学徹底研究など基礎的な参考書からはじめ、編入数学過去問特訓でアウトプットし、過去問演習をしていきましょう。ここで線形代数や微積は他学類の問題を解くのもよいと思います。確率や統計は新しい参考書で演習を積むのが良いでしょう。

2.難易度分析

問題の難易度
今回は直近4年分全学類の過去問を大問ごとに分析しました。

数学類
大問1についてです。ここでは線形代数が出題されます。線形代数と言っても行列や対角化などの定番問題ではなく、多くの受験生が苦手とする写像やベクトル空間が頻出です。ハイレベルな参考書での演習と過去問演習が得点の鍵となります。
大問1
R7:写像、トレース、部分ベクトル空間(難)
R6:線形空間の基底、写像(難)
R5:写像、一次独立、Ker(難)
R4:複素数列、写像、ベクトル空間(難)

続いて、大問2についてです。ここでは微積が出題されます。典型的な問題も出題されますが、極限や収束条件など数学科っぽい問題が多く出題されます。ここでもハイレベルな参考書での演習と過去問演習が得点の鍵となります。
大問2
R7:双曲線関数、重積分(標準)
R6:2変数関数の収束(やや難)
R5:極限、実数値関数、重積分(やや難)
R4:テイラー展開、陰関数(難)

続いて、大問3についてです。ここでは、写像や全単射、集合などの集合論が出題されます。ここでも難易度は激ムズです。集合論に特化した参考書や過去問演習で対策をしましょう。
大問3
R7:集合(やや難)
R6:写像、全射、単射(難)
R5:写像に関する命題(難)
R4:写像に関する命題(難)


物理学類
大問1についてです。ここでは力学が出題されます。出題範囲が幅広い上、難易度も高く、後ろの方の問題は完答が難しいです。
大問1 
R7:斜面、バネ(やや難)
R6:剛体と滑車(標準)
R5:台とその上を滑る物体(やや難)
R4:単振動、エネルギー保存則、空気抵抗(やや難)

続いて、大問2についてです。ここでは、電磁気が出題され、出題範囲が広く、難易度はかなり高いです。筑波大学は他の大学では出にくい分極が出されることがあるため、対策が難しいです。
大問2
R7:導線の磁界、アンペールの法則、ビオ・ザバールの法則(やや難)
R6:ローレンツ力、磁束密度(やや難)
R5:導体球殻、分極(やや難)
R4:ピストン、ジュールトムソン係数、熱力学関数(標準)

続いて、大問3についてです。ここでは、力学が出たり、電磁気が出たり、熱力学が出たりしますがここ二年は熱力学が出題されています。熱力学は力学や電磁気に比べると難易度は低く、解きやすいです。
大問3
R7:定積過程、定圧過程、断熱過程(標準)
R6:熱力学関数、ファンデルワールスの状態方程式(標準)
R5:衝突、糸でつながれた物体(やや難)
R4:静電場、静電ポテンシャル、ガウスの法則(やや難)

化学類

大問1についてです。ここでは無機化学が出題されます。近年では錯体が頻出であり、錯体の問題は特に難易度が高く、完答が難しいです。ハイレベルな問題集での対策や教科書の読み込みが重要です。
大問1
R7:遷移金属錯体(難)
R6:原子・分子の性質、金属イオンの錯形成(難)
R5:酸の解離、酸化還元反応、VSEPR則(標準)
R4:原子・分子の性質、平衡、錯体(やや難)

続いて、大問2についてです。ここでは、物理化学が出題され、たまに無機化学も出題されます。難易度は簡単なものから標準的なものが多く、大問1よりはかなり解きやすい問題が多いので高得点が必要です。
大問2
R7:酸塩基平衡、光とエネルギー(標準)
R6:カチオンの流速、5酸化2窒素の分解反応、速度論(やや難・標準)
R5:KClの結晶構造、速度論(やや易)
R4:水の生成反応、速度論(やや易)

続いて、大問3についてです。ここでは有機化学が出題され、難易度は平均して標準的であり、毎年傾向が似ているため、対策しやすいです。
大問3
R7:構造式の記入、有機合成、ニューマン投影式(やや難)
R6:命名法、有機化合物の物性、有機合成(標準)
R5:命名法、酸性度、立体化学、有機合成(標準)
R4:命名法、沸点、酸性度、有機合成(やや易)

応用理工学類・工学システム学類
数学(応用理工学類・工学システム学類)

大問1についてです。ここでは微積が出題されます。難易度は高いものもありますが、毎年必ず解けるような問題も出題されます。やや難の問題も解けるようになると周りとかなり差をつけることが出来ます。
大問1
R7:積分、重積分、不等式の証明、広義積分(やや難)
R6:陰関数、マクローリン展開、切断した球の質量(やや難)
R5:マクローリン展開、複素積分、媒介変数表示、積分、回転体(標準)
R4:複素解析、2変数関数の極値、定積分(やや難)

続いて、大問2についてです。ここでは線形代数が出題されます。ここは近年、標準的な難易度で解きやすいでしょう。取れる問題は確実に取ることが重要です。
大問2
R7:連立方程式、対角化(標準)
R6:4×4行列とベクトル(やや難)
R5:4×4行列、微分方程式(標準)
R4:2次形式の標準形(標準)

物理(応用理工学類・工学システム学類)

物理の大問1についてです。ここでは力学が出題されます。ここでは数年ほど前まで高確率で剛体が出ていましたが、近年は出題範囲が幅広くなっているといった印象です。難易度もやや難のものが多く、完答するのが難しいです。
大問1
R7:惑星探査機の運動、面積速度一定の法則(やや難)
R6:球への撃力、力積(やや難)
R5:振り子(標準)
R4:円盤が段差を上がる運動(やや難)

続いて、大問2についてです。ここでは電磁気が出題され、難易度が高く、出題範囲も広いです。毎年、高度な数学を用いて解く問題があるので、普段の学習から数学を用いて物理を解きましょう。
大問2
R7:円筒の静電ポテンシャル(やや難)
R6:アンペールの法則、磁束密度(やや難)
R5:導体球殻(やや難)
R4:鏡像法(標準)

化学(応用理工学類のみ)

化学の大問1についてです。ここでは物理化学がメインで出題され、無機化学が出るときもあります。数学や物理に比べるとかなり解きやすいです。速度論が頻出であり、これは完答が求められます。
大問1
R7:酸塩基平衡、光とエネルギー(標準)
R6:原子・分子の性質、5酸化2窒素の分解反応、速度論(標準)
R5:KClの結晶構造、速度論(やや易)
R4:水の生成反応、速度論(やや易)

続いて、化学の大問2についてです。ここでは有機化学が出題され、難易度は標準的であり、毎年、命名法や有機合成は出題されるので対策がしやすいです。有機化学は8割以上取りたいところです。
大問2
R7:構造式の記入、有機合成、ニューマン投影式(やや難)
R6:命名法、有機化合物の物性、有機合成(標準)
R5:命名法、酸性度、立体化学、有機合成(標準)
R4:命名法、沸点、酸性度、有機合成(やや易)

社会工学類

続いて、社会工学類の大問1についてです。ここでは線形代数が出題されます。年によっては激ムズの問題が出題されますが、基本的には標準レベルの問題が多く、編入数学徹底研究、編入数学過去問特訓が出来ていれば高得点が期待できます。
大問1
R7:2次形式の標準形(標準)
R6:行列の無限等比級数(難)
R5:2×2行列、漸化式(標準)
R4:対角化(標準)

続いて、大問2についてです。ここでも線形代数が出題されます。写像など多くの受験生が苦手とする分野が出やすいので難易度はかなり高いです。
大問2
R7:行列式、条件を満たす多項式(やや難)
R6:写像、Im、Ker(やや難)
R5:写像(やや難)
R4:射影行列(難)

続いて、大問3についてです。ここでは微積が出題されます。ここ2年は典型的な問題からの出題は少なく、編入数学過去問特訓のC問題またはそれ以上の難易度が出る場合もあります。
大問3
R7:連続関数、不等式の証明、数列、極限(難)
R6:リーマン和(やや難)
R5:積分(標準)
R4:積分、等式の証明(やや難)

続いて、大問4についてです。ここでも微積が出題されます。大問4は大問3よりは解きやすく、対策もしやすいので、ここで稼いでおく必要があります。
大問4
R7:接平面、テイラー展開、極値(標準)
R6:ラグランジュの未定乗数法、最大・最小(標準)
R5:ラグランジュの未定乗数法、幾何学的な特徴の説明(標準)
R4:ラグランジュの未定乗数法、陰関数(やや難)

続いて、大問5についてです。ここでは統計が出題されます。編入試験で統計が出題される大学が少ないといった点では対策しにくいですが、過去問からは傾向が読みやすく、標準的な難易度の問題が多いです。ちゃんと対策すると周りの受験生と差をつけることが出来ます
大問5
R7:期待値、分散、不等式(やや難)
R6:データ分析(標準)
R5:データ分析(標準)
R4:クラスの点数の信頼区間の算出(標準)

最後に、大問6についてです。ここでも統計が出題されます。ここも大問5と同様に過去問から傾向が読みやすく、ちゃんと対策すれば周りの受験生と差をつけることができます。
大問6
R7:検定統計量、帰無仮説、対立仮説(標準)
R6:共分散、相関係数(標準)
R5:確率密度関数(標準)
R4:確率密度関数、確率(標準)

3.おすすめの参考書

数学のおすすめ参考書
一冊目がマセマ出版のキャンパスゼミシリーズです。大学の数学が講義形式で書かれています。まずはこのシリーズを自分の受ける学類に合わせてぜひ購入してみて下さい。


二冊目が編入数学徹底研究です。編入受験生なら誰でも持っている参考書です。基本的な問題がインプット出来る一冊となっています。線形代数用と微積用も発売されているので苦手対策に効果的だと思います。

3冊目が編入数学過去問特訓です。C問題には筑波大レベルの問題も載っており、筑波大編入には必須です。

4冊目は大学院入試対策問題集です。数学類などは非常に難しい問題が出るため、このレベルまでやっておくと安心です。

5冊目が明解演習 数理統計です。社会工学類は統計が出題され、編入数学徹底研究には載っていないので別途問題集を購入しましょう。


物理のおすすめ参考書
一冊目がキャンパスゼミシリーズです。物理の授業が講義形式で書かれており、数学がバリバリ使われています。筑波大対策で一冊目にぴったりな参考書です。

2冊目が弱点克服シリーズです。編入試験の物理の典型問題が網羅されている教材です。この参考書で基礎固めは完璧です。

3冊目が演習しよう電磁気学です。大学生の電磁気学が絶版で入手出来なかった場合、この教材がおすすめです。

4冊目が大学院入試向け問題集です。筑波大学は問題のレベルが非常に高いのでここまでやっておくと安心です。

5冊目が詳解 力学演習、電磁気学演習です。問題数が多いので、過去問演習時期に解けなかった問題の類題と解くなど工夫して使いましょう。

化学のおすすめ参考書
1冊目が単位が取れるシリーズです。大学化学の基本事項がまとまっており一冊目にぴったりです。

二冊目が○○化学演習 基本から大学院入試までです。今回は有機化学と無機化学をおすすめします。物理化学は章末問題の解説がないのでここでは省略させていただきます。この参考書では有機化学、無機化学の重要問題が網羅されています。これをすれば筑波大学で解ける問題も多く出てくると思います。

3冊目が○○化学演習 大学院入試問題を中心にです。この参考書は難化対策としておすすめできます。ここをやりきれば周りの受験生と差をつけることが出来ます。

4冊目が物理化学演習 大学院入試問題から学ぶです。この参考書は上2冊(基本から大学院入試までと大学院入試問題を中心に)を足して2で割ったような参考書です。良問が多く、この一冊をやりきればかなり実力がつくと思います。

最後に教科書です。教科書は原点にして頂点です。教科書の読み込みと章末問題でかなり力がつきます。


筑波大学理工学類合格のための3つのポイント

早い段階から対策を始める

一つ目が早い段階から対策を始めることです。筑波大学理工学群は問題が非常に難しく、範囲も広いです。倍率も高いため、早くはじめた人が有利になります。

難しいレベルまでの演習を積む

二つ目が難しいレベルまでの演習を積むことです。編入試験は基礎が出来れば受かる大学が多いですが、筑波大学理工学群ではそれは通用しません。数学類の倍率が26倍になったことからもそれを示しています。

過去問演習を大量に積む

三つ目が過去問演習を大量に積むことです。筑波大学理工学群は問題が難しいですが、過去問を分析すると似たような問題が出題されます。なので、過去問演習が合格の鍵となります。過去問10年分を3周は解きましょう。

まとめ

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・編入試験でよくあるいじわる質問9選とその回答テンプレートなど
面接や口頭試問を対策するために必要となる情報を詰め込みました!

④ TOEIC完全攻略電子書籍
・TOEIC大学別目標点数一覧
・TOEIC800点over5名以上による学習調査データ
・外部試験スコア換算表
・パート毎の実例TOEICテクニック対策集
・TOEIC頻出単語1500語英単語帳
・パターン別TOEIC学習ルートなど
大学編入突破の鍵となるTOEIC対策に関する情報を詰め込みました!

⑤ 編入受験体験記まとめ動画計81校分


⑥ 無料個別相談チケット
実際に編入合格した先輩に、何でも相談できる!

さらに、無料個別相談参加者には超豪華6大特典!

⑦主要41分野別編入試験おすすめ参考書徹底解説200冊以上
どの教材を、どういった使い方で、どれくらいのペースで進めればいいか
細かく理解することができる教材です!

⑧受験校・併願校決定診断シート48ページ
・おすすめ併願校40選
・タイプ別志望大学診断ができる
受験校選びの決定版となる教材です!

⑨過去問取得&分析方法完全攻略シート
編入受験の道しるべ!
実際の編入試験合格者陣の過去問攻略法が理解できる教材です! 

⑩計画立案・スケジュール管理シート
合格者の1日の過ごし方が分かる!
自分だけの計画、スケジュールを完成させましょう!

⑪大学編入特別講義動画
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⑫合格者編入塾デジタルパンフレット
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以上となります。皆様の大学編入受験を心から応援しております。
また、次の記事もよろしくお願いいたします。







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