【2025年度】神戸大学工学部3年次編入試験を徹底解説!勉強法・TOEICの目標スコア・他大学の併願・使用教材など実際の神戸大学工学部編入試験合格者が徹底的に解説します!
こんにちは!合格者編入塾です。本日は「神戸大学工学部3年次編入試験に合格するには!?」というテーマで書いていきます。実際に、神戸大学工学部3年次編入試験へ合格した筆者の私や、他の神戸大学工学部3年次編入試験合格者からの情報を基に、試験の概要から詳しい試験対策方法を解説致します。是非最後までご覧ください!
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神戸大学工学部3年次編入試験の概要について
1.試験日
神戸大学工学部3年次編入試験は例年8月中旬~下旬で試験が行われます。
試験は2日にわたって行われ、1日目が筆記試験、2日目が口頭試問となります。
2025年度の日程は以下の通りです。
筆記試験:8月19日(月)
口頭試問:8月20日(火)
2.試験科目/試験内容
神戸大学工学部は6つの学科によって、試験科目や配点が異なります。しかし、TOEICは全学科共通です。
全学科共通:TOEIC(100点)
学科ごとの試験科目や配点は以下の通りです。
建築学科:数学(100点)、物理学(100点)、スケッチ・小論文(50点・50点)
市民工学科:数学(100点)、物理学(100点)、小論文(100点)
電気電子工学科:数学(150点)、物理学(100点)、電気回路(50点)
機械工学科:数学(120点)、物理学(120点)、小論文(60点)
応用化学科:数学(100点)、物理学(100点)、化学(100点)
情報知能学科:数学(120点)、物理学(120点)、小論文(60点)
3.試験科目の詳細
数学:大問は4つあり、大問1と2は線形代数、大問3と4は微分積分からの出題です。
線形代数は近年、1次独立をテーマにした問題が多く、微分積分は大問4で重積分が問われやすいです。難易度は典型問題から難しい問題まで幅広いです。
物理学:大問は2つあり、大問1は力学で、大問2は電磁気学です。難易度や設定は大学入試レベルから大学レベルまでと幅広いです。近年は力学が稼ぎやすいという印象です。
化学:大問は4つあり、有機化学、無機化学、物理化学、分析化学が出されやすいです。難易度も出題範囲も非常に幅広いです。物理化学は毎年出ていますが、他は出たり出なかったりしています。
4.出願要件
神戸大学工学部の出願要件は以下の通りです。
(1)大学を卒業した者又は令和7年3月までに卒業見込みの者
(2)大学評価・学位授与機構により学士の学位を授与された者又は令和7年3月までに授与される見込みの者
(3)大学に2年以上(休学期間を除く。)在学し,62単位以上を修得した者(令和7年3月をもって2年間在学し, 62単位以上修得見込みの者を含む。)
(4)短期大学を卒業した者又は令和7年3月までに卒業見込みの者
(5)高等専門学校を卒業した者又は令和7年3月までに卒業見込みの者
(6)外国において,前各号の一に相当すると本学部長が認める者
4年生大学から受験する人は(3)、高専から受験すると人は(5)、短大から受験する人は(4)に該当します。
5.受験者数と倍率
定員は工学部全体で20名となっています。しかし、最近は30人ほど合格者を出しています。各学科の倍率は学部の倍率と学科の倍率が同じくらいになっているという印象でした。直近3年分の倍率は以下の通りです。
受験者数
令和4年度 85人
令和5年度 76人
令和6年度 106人
合格者数
令和4年度 22人
令和5年度 28人
令和6年度 31人
倍率
令和4年度 3.86倍
令和5年度 2.71倍
令和6年度 3.42倍
6.出願期間と合格発表日
出願期間 6月25日(火)~6月28(金)
合格発表日 9月6日(金)
7.募集要項リンク
募集要項は次のものになります。
http://www.eng.kobe-u.ac.jp/wp-content/uploads/2024/05/hennyu_2025.pdf
筆者の自己紹介
令和5年神戸大学工学部第3年次編入試験に合格しましたれんです。受験した学科は応用化学科で、神戸大学の他に東京農工大学と京都工芸繊維大学に合格しました。現在は神戸大学に通いながら、合格者編入塾で数学、物理、化学が受験科目の大学を受ける塾生を担当しています。また、悩める受験生に向けて情報を発信したり、精一杯サポートしていきたいと思っています。
神戸大学工学部編入試験の対策方法について
1.試験科目の対策ポイント
まず数学の対策ポイントについてです。
数学は微積など大問によっては毎年似たような問題が出題されます。ですので取れるところを確実にとるといったことを日々意識して勉強しましょう。ちゃんと対策をすれば全体で8割以上得点することも可能です。しかし、問題集の例題がそのまま出るといったことは少ないです。よって、数学、特に線形代数は非常に差がつきやすいです。答えを暗記するのではなく、しっかり理解した状態で試験会場に向かいましょう。
具体的な対策方法として、講義や講義系参考書で線形代数や微積の基本事項をインプットし、編入数学徹底研究などの参考書で編入数学に必要な知識をインプットしましょう。ここまでをできるだけ早く終わらせ、編入数学過去問特訓や過去問演習を行っていきましょう。私が実際、神戸大の数学を会場で受けた感想ですが、かなり時間が厳しいです。ですので、過去問演習は時間を意識してやりましょう。神戸大は過去問から似たような問題が出ることもあるので、過去問で間違えた問題は解けるようになるまで反復しましょう。また、中には完答が難しい問題も出題されますので、難問を見極め、別の問題に時間を割く練習もこの頃から練習しておきましょう。
物理の対策ポイントについてです。
物理も数学と同様、ちゃんと対策をすれば全体で8割以上得点することも可能です。力学は近年、大学受験で扱われるような設定が出されがちです。ですので、物理初学者は大学受験用の参考書からスタートするのがよいと思います。物理を学んだことがある人は大学物理の教材からスタートして大丈夫です。大学生の初等力学などを反復することで編入試験の頻出問題をインプットし、過去問演習に入っていきましょう。学習が進み、余裕が出てきたら名門の森や重要問題集などハイレベルな大学受験用参考書を使うのも効果的だと思います。
一方、電磁気は近年も大学物理の知識を使う問題が出ているので大学物理の教材を中心的に使いましょう。具体的には弱点克服大学生の電磁気学や演習しよう電磁気学、キャンパスゼミの電磁気学などです。これらの参考書で電磁気学の基礎が固まったら過去問演習に入っていきましょう。ここで神戸大の過去問だけでなく、他大学の過去問を解くのも効果的です。
化学の対策ポイントについてです。
化学は近年、傾向がぶれがちです。その上、難易度も大学入試レベルのものから院試レベルのものまであります。ですので、全体的に幅広く対策しておく必要があると思います。しかし、出題は大学の内容がメインですので、大学の教材を中心に行いましょう。範囲が幅広いため、早めに対策を始めることをおすすめします。私自身、化学は1年生の夏頃から徐々に対策を始め、範囲学習に4ヶ月から半年ほどかかりました。有機化学、無機化学、物理化学、分析化学の範囲学習が終わったら、過去問演習や苦手教科克服に注力しましょう。過去問は5〜7年分解けば十分です。それ以上やっても傾向が違うので、他大学の過去問を解いた方が効果的だと思います。その他にも何が出てきても対応できるように化学の重要問題集や院試向けの参考書をやると安心して試験会場にむかえると思います。
2.難易度分析
問題の難易度
数学の各大問ごとに分析していこうと思います。今回は直近6年分を分析しました。
大問1についてです。ここでは線形代数から出題されます。全体的に幅広く出題され、難易度も簡単なものから難しいものまであります。
2024 対角化(標準)
2023 一次独立(やや難)
2022 直和(難)
2021 n次正方行列対角化(標準)
2020 連立方程式(易)
2019 部分空間、交空間(難)
大問2についてです。ここでも線形代数から幅広く出題されます。全体的な難易度としては大問1より難しいといった印象です。
2024 1次独立関する命題の真偽(やや難)
2023 3次正方行列(やや難)
2022 連立方程式(易)
2021 魔法陣(難)
2020 固有空間(難)
2019 固有ベクトル(難)
大問3についてです。ここではほぼ毎年二変数関数の極値や最大値最小値を求める問題が出ています。難易度も平均したら標準的なものが多いです。
2024 二変数関数の極値(標準)
2023 二変数関数の極直(易)
2022 二変数関数の極大極小(難)
2021 陰関数の極大極小(やや難)
2020 二変数関数の最大最小(やや難)
2019 二変数関数の最大最小(標準)
大問4についてです。ここでは毎年重積分が出題されます。これも難易度は平均すると標準的なものが多いです。
2024 重積分(標準)
2023 重積分(やや難)
2022 重積分(やや易)
2021 曲面の表面積(やや難)
2020 重積分(標準)
2019 重積分(やや易)
これからわかるように数学は大問3.4が毎年ほぼ同じ問題が出題され、非常に対策しやすく、難易度も高くないです。ですから合格するにはここは落とせないでしょう。周りと差をつけたい方は線形代数でも稼ぐべきです。
続いて、物理の大問ごとの難易度と出題について説明します。
大問1についてです。ここでは力学が出題されます。出題は幅広いですが、編入試験で頻出な剛体は出にくいといった印象です。難易度に関しては近年、易化傾向にあるでしょう。
2024 振り子、衝突、水平投射 (やや易)
2023 斜方投射、反発(易)
2022 遠心力、バネ、速度、加速度(やや易)
2021 滑車、剛体、バネ(標準)
2020 天体(難)
2019 遠心力(標準)
大問2についてです。ここでは電磁気が出題されます。ここも幅広く出題されます。難易度は標準的なものが多いです。
2024 球殻コンデンサー、磁束密度(標準)
2023 直列回路、電磁誘導(標準)
2022コンデンサー、アンペールの法則(やや難)
2021 キルヒホッフの法則、ソレノイド(標準)
2020 クーロン力、点電荷、電磁誘導(標準)
2019 ソレノイド、コンデンサー(標準)
物理は難易度は全体的に標準的なものが多く、合格するためにはここも高得点を取っておきたいところです。
続いて、化学の大問ごとの難易度と出題について説明します。全体的に2022年以前はある程度傾向が読めましたが、ここ数年は傾向がぶれています。ですので、大問ごとの出題分野や難易度はバラバラです。2024年は例外でしたが、物理化学が最頻出で、その次に有機化学が頻出分野となります。全体の難易度的には毎年どこかで難しい問題が出されているという印象です。
大問1についてです。
2024 化学平衡 (標準)
2023 混成軌道、有機合成、Woodward-Hoffmann 則 (難)
2022 アンモニアの合成法(標準)
2021 平衡、エンタルピー、速度論(標準)
2020 ファンデルワールスの状態方程式(やや難)
2019 ボーア半径(標準)
大問2についてです。
2024 アンモニアと黒鉛の燃焼反応(やや易)
2023 面心立方格子、ミラー指数、結晶場理論(やや難)
2022 併発反応、逐次反応(難)
2021 過冷却のエントロピー(標準)
2020 平衡(やや難)
2019 エントロピー(標準)
大問3についてです。
2024 銀イオンの溶解度積(標準)
2023 内部エネルギー、エンタルピー(難)
2022 有機合成、加水分解(やや難)
2021有機合成、立体化学 (やや難)
2020 有機合成、SN1、SN2反応(やや難)
2019 混成軌道、椅子型構造安定性(標準)
大問4についてです。
2024 硫酸銅5水和物の加熱と電気分解(標準)
2023 逐次反応(やや難)
2022 最密充填構造、ミラー指数、格子定数(やや難)
2021 酸のpH(易)
2020 化学量論、基本的な計算(やや易)
2019 反応次数(やや難)
全体的に神戸大学は出題範囲が幅広く、山を張って勉強すると足元をすくわれます。ですので、確実に受かりたい方は満遍なく勉強しましょう。また、中には完答が難しい問題も毎年出てきます。日々の学習からとらないといけない問題とそうでない問題を見極める練習をしておきましょう。
3.具体的に使用した参考書
私は編入試験で色々な参考書を使用しましたが、その中でも良かったものをここでは紹介します。数学から紹介していきます。
まず1冊目がマセマのキャンパスゼミシリーズです。この参考書は数学の対策の一冊目として使いました。初学者でもわかりやすく書いており、問題も豊富なのでかなり力をつけることができました。私はこのシリーズの線形代数と微積をやりました。
2冊目が編入数学徹底研究です。この参考書は編入数学で頻出な問題や考え方が非常にまとまってます。実際に試験会場でもみんなこの教材を持っていました。
3冊目が編入数学過去問特訓です。この参考書は編入数学徹底研究のワンランク上の参考書です。この教材で編入数学徹底研究でインプットしたことをアウトプットしましょう。C問題までやると数学を武器にできると思います。
次に物理の参考書を紹介します。
一冊目が大学1.2年生のすぐわかる物理です。私が物理の勉強を始めた時は大学入試が終わって半年以上空いていたので、この高校物理と大学物理の架け橋となるような易しい教材から始めました。
2冊目が大学1.2年生のすぐわかる演習物理です。この教材は大学1.2年生のためのすぐわかる物理の演習書です。中身は編入試験の問題が厳選してなってあります。
3冊目が弱点克服大学生の初等力学です。
この参考書は編入試験で問われるような力学が網羅されています。編入試験の力学はほぼここから出ると言っても過言ではありません。私はこの参考書を5集はしました。
4冊目が弱点克服大学生の電磁気学です。
この参考書は弱点克服大学生の初等力学と同じシリーズです。残念ですが、この参考書は絶版になっており、現在は入手困難な状態となっています。ですが、編入試験の電磁気はここから出ると言っても過言ではないくらい網羅されているので入手できそうであれば是非して欲しいです。
続いて、化学の参考書を紹介します。
まず、有機化学の参考書についてです。1冊目が単位が取れる有機化学ノートです。初学者でもわかりやすいように有機化学の基礎事項がまとまっています。問題の質も良いです。
2冊目に紹介する教材は有機化学演習 基本から大学院入試までです。有機化学の重要問題が網羅されています。ここの問題ができたら、神戸大の問題でも戦えます。私はこの参考書を5集以上しました。
続いて、無機化学の教材について紹介します。
一冊目が演習無機化学 基本から大学院入試までです。無機化学の基礎事項が学べるような問題が載っています。
2冊目が無機化学演習 大学院入試問題を中心にです。この教材は難化対策用として使用しました。私はこの参考書をやりきり、本番で無機化学は満点を取れたと思います。
3冊目が教科書です。読み込みと章末問題の演習でかなり力がつきます。
続いて、物理化学の教材について紹介します。1冊目が単位が取れる物理化学ノートです。
2冊目が演習で学ぶ物理化学 基礎の基礎です。はじめ、熱力学が苦手だったので計算練習として使いました。
3冊目は物理化学演習です。先程に参考書で基礎の基礎を仕上げた後、実践的な演習をこの教材でやりました。
4冊目が教科書です。教科書を読み込むことで物理化学の本質的なところまでインプットできました。
4.過去問の活用方法
過去問はまず受験勉強を始めるにあたって最初に入手して欲しいです。ここで、出題範囲、レベルを確かめましょう。
ここで過去問は紙で印刷しておくと良いと思います。これは勉強を進めていく際、すぐ見やすいためです。ある程度が進むと解けそうな問題も出てくると思います。「あ、この問題今なら解けそう」という感覚を味わうことで勉強が楽しくなると思います。
そして、範囲学習が終わったら実際に過去問を解いてみましょう。ここで、志望校とのギャップや今までの勉強が正しかったかを確認してください。神戸大学は特に微積で似たような問題も出るので範囲学習終了時〜直前期は繰り返し演習したり、他大学の過去問を解きましょう。私は受験した3校(神戸大、東京農工大、京都工芸繊維大)の他にも金沢大学や筑波大学、名古屋工業大学の過去問も解いていました。
試験本番で感じた実体験
前乗り
私は当時、広島に住んでいたので、試験前日から三宮のホテルに泊まりました。一度来たことがある街でしたが改めてすごく都会だなぁと感じました。夜は三ノ宮のラーメン屋に行き、ホテルで物理の復習をし、どこが出るかなぁと筆記試験の内容を予想していました。東京農工大と京都工芸繊維大から合格を頂いていたのでわりと余裕はありました。いつもより早くベッドに入りましたが、なかなか寝付けず、4時間睡眠くらいで試験に挑むことになりました。
1日目
試験当日はまずはじめに100人以上収容できる大教室で数学と物理を受験しました。席は100人分以上用意されていましたが実際には来てない人が多かったです。おそらく、全学科合わせて30人くらい来てなかったと思います。神戸大工学部の試験の前に一部の旧帝大や筑波大の合格発表が終わっているからだと思います。
はじめに数学の試験を受けました。問題用紙を開き、大問1を見ましたが、問題文の意味がよく分からなかったので飛ばしました。大問2は難なく手をつけれましたが、最後の小問は解けませんでした。大問3は典型的な極値を求める問題で難なく完答出来ました。大問4は例年通り重積分でしたが、積分する領域が難しく、完答は出来ませんでした。大問4を解き終わった後、大問1に戻ると、解き進めることができ、なんとか完答出来ました。試験全体として、時間が厳しいと感じたものの実力を出し切れたと思います。予想の点数は80~85点くらいだと思います。
次に物理を解きました。力学の問題を見ると、問題の設定が大学受験でみたことあるものでした。数学で満足出来た分、「ここにきてこの設定かい」と突っ込めるくらいの余裕はありました。力学は最後の小問以外は解くことが出来ました。電磁気は力学とは異なり、大学物理の知識を使う問題もあったので逆に安心しました。電磁気も8割前後は取れたと思います。
午後は学科ごとに指定された部屋へ行き、専門科目を受けました。私は応用化学科を受験したため、化学を受けました。数学、物理がうまくいき、農工大と京都工芸繊維大に受かっていたので、「自分が化学で負けるわけがない」というかなりの自信がありました。試験開始の合図とともに問題用紙を開くと大問1は有機化学でした。毎年、有機は大問3で出題されているので少し驚きました。小問1,2はよくある論述と有機合成でした。有機合成で全然解けない問題がありましたが出題ミスだったそうです。最後の小問をみると、Woodward-Hoffmann 則という聞いたことのない名前が書いてありました。神戸大に入学してわかったことですが、どうやら大学院で学ぶものだそうです。なのでさっぱり分からず、白紙で出しました。大問2は無機化学の問題で少し難しかったですが、勉強の成果を出すことができ、完答しました。大問3も激ムズでした。力学的周囲内部エネルギーと熱力学的周囲の内部エネルギーの違いが分からなかったので、(1)(2)は白紙でした。大問4は問題集や過去問でやった問題で計算結果もなんとなく覚えていたので完答出来ました。化学はおそらく過去一番難化した年で、正直落ちたと思ってました。かなり落ち込んだ状態でホテルに帰り、ベッドに倒れ込んだのを覚えています。
1日目が終わった夜は大学受験が終わってから、ここまでがんばったご褒美として、神戸牛を食べに行くことにしました。シェフがカウンターで目の前で焼いてくれるスタイルをイメージして、店を探していましたが、どの店に入れば良いかわからず、疲れ果てたのでそれっぽいところに入りました。すると、その店はコース料理の店だったのです。店に入った瞬間に店員に捕まり、出ることができませんでした。店の中の客はおばあちゃんのお誕生日を祝う6人家族、記念日を祝うカップル、そして、店に迷い混んだ僕。神戸牛も80gで5000円しました。味はあまり覚えていません。味より恥ずかしさの方が何倍も強かったです。そして、コース料理の終わり時がわからなかったのでまだ出てくるのかと思い、永遠に水を飲むという訳の分からないことをしていました。人生トップクラスの黒歴史を作って神戸大編入試験の1日目を終えました。
2日目
2日目は面接です。学科指定の部屋に行き、自分の番が来るまで待機室で待ちます。時間は一人10〜15分くらいだと思います。応用化学科では試験官は7人ほどいました。質問な内容は覚えてる範囲ですが、以下の通りです。
・志望理由
・別にその研究別の大学でもできるくない?
・その先生来年いなくなるけど大丈夫?
・試験の手応え
・今の大学のカリキュラム
・併願校
面接官が多い分、深掘りが長かったです。雰囲気は圧迫よりだったのかなぁと思います。うまく答えれない質問もありましたが、やらかしたというよりやっと終わったと感じました。
入学後に感じていること
入学後に感じていることは大きく分けて二つです。
ブラック
一つ目が「ブラック」です。ご存知だと思いますが編入生は入学後たくさん授業を取らないといけません。応用化学科は2年生もしくは3年生前期で大体単位を取り終える人が多いです。そして3年生は大量の実験とレポートに追われ、後期から研究室に仮配属します。それに加えて授業があるのでかなり忙しかったです。
楽しい
二つ目が「楽しい」です。編入生であろうがサークルに入れますし、学科でも友達はできます。編入後、色々な人出会え、遊んだり、飲みに行ったりして非常に充実した生活を送れてます。
周りの合格者を見ていて感じる共通点
TOEICの点数が高い
まず一つ目がTOEICの点数が高いことです。私は670点で提出し、専門科目で逆転しましたが、周りの編入生は当然のように700点を超えています。私も含め平均すると750点くらいだと思います。
基礎学力が高い
二つ目が基礎学力が高いことです。周りの編入生の前の学校は大きく三つに分類できます。
1つ目が高専生、2つ目が関関同立の学生、3つ目が地方国公立大学の学生です。高専生に関しては中学時代学力がトップクラスのエリート集団が5年間専門科目に特化して勉強してるので非常に賢いです。
関関同立、地方国公立大学の学生に関しても、大学受験で第一志望にはいけなかったとしても基礎学力は高いため、編入試験では手強い敵となります。
神戸大学工学部合格のための3つのポイント
基本〜標準レベルの問題を落とさない
一つ目が「基本〜標準レベルの問題を落とさない」ことです。神戸大学工学部は受験者層のレベルが高い上に標準的なレベルの問題が多いため、非常に高得点勝負となります。ちょっとの計算ミスが命取りとなります。
TOEICを早めに取っておく
二つ目がTOEICを早めに取っておくことです。編入試験で合否が分かれるのは筆記試験です。TOEICを早めに取っておくことで専門科目に時間を割きましょう。遅くても3月までには点数を取っておきましょう。
過去問演習を大量に積む
三つ目が過去問演習を大量に積むことです。神戸大学は5年分くらいしか解きませんでしたが、他大学の過去問も含めると数えきれない量の過去問演習を行いました。おそらく100回分の過去問演習はできたのではないかと思います。過去問演習で苦手をあぶり出し、それを参考量に戻って補填していくという勉強の繰り返しでどんな問題がきても戦えるようになりました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
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