インタビュー:ウルトラマン広告の裏側
こんにちは。UI/UXデザイナーのSaraです。
今回のHENNGE Design Magazineでは、ウルトラマンを起用した広告案件を担当しているCommunication Designチームの活動にインタビュー形式で迫ります。
インタビューに応じてくれたのは、Communication Designチームの幸作さん、デザインチーム全体のマネジャーも務める鏡さんです。
コミュニケーションデザインチームについて教えてください
幸作:各部署から依頼される国内、国外に向けたWEB、ブロシュア、広告、イベントブース、ノベルティ、資料、動画作成をしてます。また、WEB運用やSEOの調整をしています。またコロナ以前にやっていたFamily Day*の子供たち向けのコンテンツで使うイラスト制作も行いました。
*Family Day: HENNGE社員がオフィスに家族を招いて親睦を深める年次イベント
鏡:UI/UXデザイン以外の全てを担っています。株主、顧客、パートナー、従業員に対してHENNGEの文化や価値を届けるデザインをしています。私たち2人と、パートタイムのメンバーが3人、総勢5名です。
ウルトラマン広告について教えてください
鏡:この広告は「SaaS+1」をテーマにウルトラマンを起用し、当社のクラウドセキュリティサービスのHENNGE Oneを幅広く知ってもらうために企画されたもので、品川駅、TVCM、雑誌(日経コンピューターさん)など、各種メディアで絶賛展開中です。
去年の白石麻衣さんから一転、なぜウルトラマンを採用したんでしょうか?
鏡:HENNGEの主力商品であるHENNGE Oneは、さまざまな課題に対してソリューションを提供する、というものです。ウルトラマンに登場するさまざまな怪獣をそれぞれのIT課題に割り当てられるのが魅力でした。
また、HENNGE Oneのターゲットユーザである3、40代の情シス担当、経営者の間でウルトラマンシリーズは認知度が高いです。
シン・ウルトラマン公開のタイミングはもちろんですが、こうしたプロダクトとの親和性や、ターゲットユーザの属性とマッチするのが決め手でした。
私もウルトラマンと聞いた時にすごくHENNGEらしいな、と思いました!
鏡:HENNGEがよくやるモノトーン調のクリエイティブとウルトラマンの相性がいいですよね。あとは、HENNGEの作り手、使い手であるエンジニアに、アニメや特撮好きが多いからそう感じるのかもしれません。
ウルトラマン広告の見どころは?
鏡:たくさんの怪獣が登場することです。毎月出稿している業界誌の日経コンピュータさんでも月替わりで違う怪獣を出していますし、近々出す予定のJRのホームドア広告でもいろんな怪獣を使う予定です。同じ世界観で広告にバリエーションを出せるのが面白いところです。
難しかったところはありますか?
幸作:怪獣とSaaSの課題を結びつけるのが難しかったです。
鏡:例えば、分身が必殺技のバルタン星人はSaaS利用の増加でIDとパスワードが増える課題を体現しています。これ、世代の人にしか伝わらないかもしれない、(笑)
幸作さんともう一人の社内の担当者がとにかく詳しくて、社内会議では「有識者」って呼ばれてました(笑)
実際にこの広告を打った反応は?
鏡:おかげさまで「面白いね」というポジティブな反応をたくさんいただいております。
幸作:ウルトラマンとのコラボノベルティも人気ありまして、東京のあるテックイベントでは、あるお客さんが説明会後の配布告知と共に一目散に配布ブースにノベルティを取りに行ってました。
鏡:デザイナー面接でも、品川駅の巨大広告を見てHENNGEに対してポジティブな印象を持った、という方が来てくれました。広告雑誌の『ブレーン』でもこの広告を取り上げていただきました。ちなみにこのHENNGEのパートナー企業とお客さんが多い品川駅の広告スペースは、2015年4月からずっとHENNGEが抑えてます。
これからやりたい広告は?
鏡:グローバルで通用するIPを起用した広告もやってみたいです。スターウォーズとか、MARVELとか。HENNGEのカルチャーとも相性が良さそうです。
UI/UXデザイナー同様、コミュニケーションデザイナーも募集中だと思うのですが、どんな人と働きたいですか?
幸作:レイアウトデザインの4原則(近接、整列、強弱、反復)がちゃんとできて、新しいグラフィックを探求している人。伝えたい事を表面に落とし込める人。人柄の良い人が来ていただけると嬉しいです。
鏡:仕事を楽しくできる人が理想です。もちろんデータやロジックは大切ですが、理詰めだけでは面白いコミュニケーションデザインができないと思うので、楽しみながら人の心を打つ施策を考えられる方と一緒に働きたいです。
広告製作はもちろんですが、社内へのデザインマインド浸透や新規事業開発への貢献など、HENNGEデザインには様々なデザイン課題にチャレンジする機会があります。グローバルなチーム、自由な組織でひたむきに課題に向き合いたい方の応募をお待ちしています。
鏡さん、幸作さん、ありがとうございました!
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街中でウルトラマン広告を見るたびに、広告メンバーがウルトラマンのキャラと睨めっこしながら『有識者会議』をしている姿を想像してしまいそうです。
これからもHENNGE Design Magazineでは、プロダクトデザインの裏側だけではなく、HENNGEのさまざまなデザインの話題に触れていきたいと思います。
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