「英国王のスピーチ」ゆる感想 ネタバレ?有
アマプラで英国王のスピーチという映画を観たので感想文。
いや~急に国王はお前だって言われたらビビっちゃうよね。しかも治療してくれる医者はなんか変なことするしタメ口だし。こいつなんなん?こんなんで吃音治るわけないじゃん。ぷんすか😡。あれ…?でもなんか良くなってきてない…?ふ~ん、やるじゃん。っていう映画。
日本公開 2011年2月26日。主演コリン・ファース。実話がもとになっている。
あらすじ
時は1925年、ヨーク公アルバート王子(主人公、のちのジョージ6世)が大英帝国博覧会の閉会式でスピーチに挑むところから作品は始まる。
現国王であり、父であるジョージ5世の代理としてのスピーチ。大勢の聴衆が言葉を待つが、吃音に悩むアルバート王子は症状のせいでまともに話せず悲惨な結果に終わってしまう。兄はいるが自分勝手、父や周囲から次期国王の座を望まれるアルバート王子は吃音の治療をするうちある言語療法士に出会い…
次男の受難
父は厳しく兄は彼女以外興味なし…きつい。
まあ兄貴がどうしようもない存在として描かれてます。吃音のこともいじってきてくっそ嫌な奴。でもプレッシャーには弱くてお父さんが死んだら泣いちゃうヘタレ。あげくの果てにバツイチ既婚の彼女との結婚を選び王室から出て行く。おい!!!!逃げるな!!!!
お父さんは立派な国王。兄より弟のアルバートが次期国王にふさわしい。継いだら国民の前に立つのだからとスピーチの練習をさせる。吃音なんて落ち着いて威厳をもって読めばへーき、おめーが国王になるんだよと。お父さん!!それだよ!!!原因!!!
…でも最初から国の代表、王室の一員。しかも2021年ではなく1900年代前半およそ100年前です。進んでいない医学と理解。登場人物の悩みはみな計り知れません。兄貴も苦しかったんだろうね。
異端の言語聴覚士、ライオネル・ローグ
異端って勝手につけましたがかっこいいな。言われたいな、異端。
そんなこんなでアルバートが出会った希望…たぶん。のライオネルおじさん。住宅街のアパートの一室に家族と住みつつ診療をしているこの人は鋼メンタルの持ち主であり、王子のアルバートに治療中は対等だとタメ口をききます。「バーティ」と愛称で呼び始めて。当然アルバートはキレる!けどちょっと言うこときく。治療の末二人は立場の垣根を超えた親友となっていく…
この二人のやりとりが面白いんですよ!字幕版で観たんですがすんなり空気が入ってくる気がした。続く治療も王子の立場に遠慮せずいろんなことをさせます。カーペットの上を声出しながらごろごろ転がる王子なんて面白くないわけがない。
治療だ治療だ治療だ治療だァ!
あるとき「絶対にこの本がスラスラ読める方法があるけど賭ける?真剣勝負だ。」とライオネルが回復してきていたアルバートにけしかける。
大音量の音楽を聴きながら朗読を録音して聞き直してみよう、というのだ。
しかしアルバートはいまだ自信が持てず、朗読もうまくできなああああい!金輪際治療はしない!とすねすねMAX状態になってしまう。でも録音したレコードはしっかり持って帰る。彼の性格が出てる感じしますね。
ある日気まぐれにレコードをかけるアルバート!なんと流ちょうに本を読んでいる自分がそこにいた!
今までの成果が発揮された感があってこの場面がとても印象に残りました。ちょっと省略してますがライオネルはアルバートの吃音が精神的な問題だと看破し、音楽で声を意識させないことによって症状を一時的に改善させたのです。
ライオネルはアルバートの吃音に真摯に向き合うんですよね…いくら患者がすねても拒否しても言葉巧みに治療を進めていく。あー、ここまで真剣に対応できるのはやっぱりプロだな…と感心しました。
……まあ実は医師免許ないんですけどね。そのことが判明して責められるライオネルでしたが「表札に”先生”なんて書いてねーよよく見ろ」と切り抜けました。切り抜けられてるのかなこれ。成果出してるからいっか。
おわり
以上「英国王のスピーチ」の感想でした。王族という一見何不自由なく思える存在が困難に立ち向かっていく様子が描かれているいい作品だと思いました。この記事ではだいぶ内容もキャラクターも省略している(できているのか)ので実際に見ていただけたらと思います。
とにかく感想書いてみたけど一朝一夕にできるもんじゃないすね。文章難しい。要約と感想がごっちゃになってて見づらいかなぁ。