「誰か一人」を捜し出すな
2024年10月9日の午前3時頃、
脳内の片隅にいたフィクション成分が、
名乗りを挙げて語り出したので記録。
それを受け本体の思考は一時中断。
(と言うよりも入眠時だ)
(文字数:約900文字)
ダウンタウンのお二人を、
今の地位にまで押し上げたのは、
誰か一人が見出し育てたからではない。
賞賛にせよ批判にせよ、
多くの人とその念が関わったからだ。
そこを、
誰か一人の功績、または、
誰か一人の責任と、
考えてしまうところから、
実に多くの問題が発生する。
ダウンタウンは例えであって、
万人万物においてそれは言える。
貴方が今ここにあるのは、
誰か一人のおかげではない。
誰かが落ちぶれた、
または栄えたのは、
貴方一人のせいではない。
(ただし貴方の言動が、
決定打を加えた可能性は有り得る。
その場合周囲からは貴方の姿しか見えず、
それまでの間に手を引いた人々も、
ここぞとばかりに貴方一人に、
集中砲火を浴びせるだろう。)
ただ一つの悪意を受けた事を持って、
他の全ての愛情を無視するな。
ただし同様に同程度に、
ただ一つの愛情に免じて、
他の全ての悪意を受け入れてもならない。
自分にとって真実に善いもの以外は、
知った事ではない。
そうだろう?
言うまでもないが私は、
高い次元においての話をしている。
好き勝手に生きて良い、
などといった話はしていない。
実はそのくらい誰もが分かっていて、
誤解した事にしておきたいだけだ。
どうせ恵まれた者にしか理解し得ないと、
思い込んでおきたいだけだ。
しかし違う。
「普通」を外せばいい。
「正解」を外せばいいだけだ。
「流れに乗らなければ追いやられる恐怖」
を外し切れる事が最も良い。
それが最も難しい事ではあるが、
人は水でも風でも土くれでもない。
都合良く例えられやすい存在ではない。
個々人ただ一人分においてさえだ。
腐乱し臭気を撒き散らしたとしても、
血肉であれ。