聖書読書記録(34週目238日間)

2023年8月20日~8月26日
  ハバクク書1−1〜3−19
  ゼファニア書1−1〜3−20
  ハガイ書1−1〜2−23
  ゼカリヤ書1−1〜14−21
  マラキ書1−1〜3−24

内容:
  十二小預言書のラスト五預言書。

  これにてイエス登場以前のキリスト教聖書終了。
  来週一週間はちょっと休んで、
  9月3日からイエス登場以降を読み始めます。

  と言うのも私が所有する聖書には収録されていませんが、
  本来この場所には「外典」が存在して、
  イエス以前と以後のクッションになっているはずなので。

  よく西洋絵画で題材になる「ユディト」は外典なんですね。
  ってかごめんなさい。私「ヨブ記」も外典かと思ってたよ。  


ざっくり感想(実にざっくり):
  ハバクク書より:
    いつどこの人か謎なんだけど、
    エレミヤと同時代に存在して、
    信仰から離れて不法を働き続ける、
    同邦人たちを嘆いているうちに答えてもらえた様子。
    最後に歌あり。しかも指揮者と伴奏付き。

  ゼファニア書より:
    エレミヤと同時代の司祭家系の人、かな?
    当時預言者の言葉をほぼ無視か処罰していた、
    司祭家系で預言してたのが珍しいのかも。
    内容はエレミヤさん巻物のまとめみたいな感じ。
    廃棄される情報をどうにか残そうとしたかもね。

  ハガイ書より:
    バビロン捕囚以後の人。
    エルサレムに戻ってユダの総督ゼルバベル向けに、
    「神殿再建していいよ。出来るよ」
    って預言を残したっぽい。

  ゼカリヤ書:
    バビロン捕囚に遭った人たちの子孫。
    主から先祖たちの愚痴こぼされまくり。
    だけども八種類の幻として示されて、
    「林の中に立つ赤毛の馬と栗毛の馬と白い馬」とか、
    「大祭司ヨシュアとそれを訴えようとするサタン」とか、
    「七つの灯火皿を乗せた金の燭台」とか、
    素朴なようで美しげだし独特。
    エルサレムに預言を届けなさい。救われるよって預言。

    「万軍の主の神殿にもはや商人はいなくなる」
    というフレーズが私には、
    後に神殿から商人を追い出したイエスを思い出させるな。

  マラキ書:
    いつどこの人か、
    なぜこの預言書が最後に持ってこられたのか謎。
    ただここに来てようやく、唯一と言っていいくらい、
    「女性」の存在、
    その中でも尊さが見え隠れする面に言及する。

 あなたたちは、何故かと問うている。それは、主があなたとあなたの若い時の妻との証人となられたのに、あなたが妻を裏切ったからだ。彼女こそ、あなたの伴侶、あなたと契約をした妻である。主は、霊と肉をもつ一つのものを造られたではないか。その一つのものが求めるのは、神の民の子孫ではないか。あなたたちは、自分の霊に気をつけるがよい。
 あなたの若い時の妻を裏切ってはならない。

マラキ書2−14〜15

    解釈は人によって様々だろうが、私には、
    「神の民だったものが堕落したのも、
     (これまで散々述べて来たように)イスラエルとユダが
     姦淫に耽る恥ずべき女として呪われたのも、
     主の怒りを受けて捕囚の目に遭ったのも、
     そもそもは先祖たちが若い時の妻を裏切ったからだよ」って、
    言ったように聞こえた。

    ここにしか述べられていないようだから、
    後世にまでさほど伝わっていない気がするが。
    むしろ女性に対する悪いイメージばかりが、
    印象に残された気がするが。
    
    

何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!