![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/95012695/rectangle_large_type_2_025df5edf801db468d2afef2dde7d391.png?width=1200)
選ばれなければ選べばいい
♪うぅたぁとちぃれっ ざんきょお
うや~~~~。
Aimerさんの『残響散歌』カッケぇわ~~~。
この「♪ざんきょお」の抑制を効かせつつの力強さが。
録ってた紅白そこだけ5回は観返しちまった。
『鬼滅の刃 遊郭編』は観ていないんだけどな♪
(↑観ろよって激しいツッコミが
後ろ頭に届いた気がするが)
それはさておきここからは、
昨日の記事の続きになるんです。↓
見てない方はリターンした方が良いかもしれません。
自分を含む一族が、
掛け値無しの底辺である事を知っているのは、
必ずしも悪いとばかり言い切れないという話がしたい。
まぁ大概の人間は、
自分達よりも気高く美しく、
前途輝かしく見えるからだ。
いつどこの誰に見下され、
足蹴にされたとておかしくない身の上だった事を思えば、
よっぽどの事でも起きない限り何者をも嫌いになれない。
それが何の助けになるかと言えば、
メジャーだろうがマイナーだろうが、
アニソンだろうが大御所のラストステージだろうが、
世代など数百年単位で異なっていて構いはしない。
何の妨げにもならずひとかじりはする。
いつ誰の何が私に響くか分かりはしない。
自分達の外側にいる者は、
基本的におしなべて等価だ。
人として有り得ない信じられない話が存在しない。
大概のものは有り得る事として、
自分の身に引き比べても考え切れる。
霊が見えると言う方がいれば、
それはその方にとってはいるんでしょう。
不思議にも不信にも思わない。
自分達が紛れもなく悪に与していた以上は、
悪を侮らない。
誰しもにそば近くに忍び寄られ、
取り込まれる可能性がある事を知っている。
ここに一つの悲しむべき事実があり、
私の母と姉は我が一族の暗い面を、
私ほどには知らされていない。
全く知らないと言って良いと思う。
郷里のそうした話には、
素直に眉をひそめ涙を落とす。
美しい妻や可愛く生まれた長女に聞かせるのは、
いかにも憐れに思われたわけだ。
男に生まれ跡を継ぐべきであったものを、
女に生まれた時点で呪いを背負ったと、
おぼろげながら受け取っていた暗く汚ならしい印象は、
父に似て生まれた次女に押し付けた。
父方の一族が調子を揃えて侮るのだから致し方無い。
私はその態度をこそ卑怯と呼ぶ。
ただ理解は示す。
万人に受け止め切れる闇ではない。
憐れんだ祖父母から私は、
一族の明るい面も聞かされている。
暗い面から目を逸らし、
誰かに押し付けて安心してきた者達には、
決して受け取れる事の無い明るさだ。
悪にも理由があるなどとは言わない。
被害者にとってはただひたすらにクズでしかない。
しかしながらどうしようもなく人間ではある。
血は吹き出すし涙も流す。
無論、罪は裁かれ償われるべきだが。
暗い側を潜り抜ける必要があり、
誰も好き好んでこちらには来ないだろうが、
呪いはむしろ見詰めずにきた側に残る。
実を言えば、
運命などと嘯かれる、
所詮は集落的拘束を、
打ち壊してくれる力にもなる。
それを実感できる人がなるべく少ない事を私は望むが。
いいなと思ったら応援しよう!
![偏光](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83331409/profile_6bbbd26db033641cbeb0234c79a7de75.jpg?width=600&crop=1:1,smart)