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水上バイクはバイクじゃない

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 今回は配偶者の積年の想い。

 プレジャーボートと呼べ
 (#・ω・)

(文字数:約2000文字)


  付き合っていた期間も含めると、
  そろそろ二十年にもなる配偶者だが、
  水上バイクによる事故のニュースが、
  テレビなどで流れる度に、

  「ボートはバイクじゃない」
  (#ΦωΦ)(・∀・)

  と毎回毎回毎回、
  ツッコミを入れるんだ。

  「船舶免許が必要な、
   小型船舶に分類され、
   そもそも車輪で走行してはいない。

   それをなぜ、
   ニュースという、
   公式かつ正確である事が、
   求められるはずの情報源で、

   わざわざ『水上バイク』などという、
   バイクが『危険な乗り物』だという、
   イメージを前提として更に、
   そのイメージを助長させるような、
   名称で呼ぶのか。

   とりわけ事故の話であれば、
   なおさら形態に操作性を、
   明確にイメージさせるために、

   ジェットスキー、ないしは、
   プレジャーボート、
   でなければならないんだ」

  日頃物静かで、
  自分からはそう長くしゃべらない配偶者が、
  この件に関してだけは毎回、
  これだけの情報を一気に話し続ける。

  この件に関してだけは毎回、
  私は頷くだけの聞き役に回る。
  (#ΦωΦ)“(・∀・)

  さもありなんとは思っているのだが、
  配偶者は車輪病であり、
  自転車・二輪車・四輪車の、
  何であれ車輪が存在しないと、
  生きていけない人間なのだが、

  中でも最も愛しているのは、
  実は二輪車であり、
  そもそも車輪病遍歴は、
  少年時代に激ハマりした、
  バイクレースから始まっている。

  真に車輪を愛する者は、
  危険な運転などしないのだ。
  (#ΦωΦ)“(・∀・;)
     ええそうですね。
     知ってます。
     あなた気遣い物凄い。

  車で■■■とか誰がやるか
  車にも女性にも失礼だろ
  (#ΦωΦ)“(・m・;)
     ですよねですよね

  なので先日配偶者は、
  二輪車で交差点走行中に、
  右横から来た車と衝突する、
  なかなかの事故に遭ったのだが、

おおごとやないか。まず先にそれ言えや。

  その話をすると、
  私の母親も私の職場の女性陣も、
  判で押したかのように、

  「やっぱりバイクは危ないわよ〜」
  「死ぬ事だってあるんだもの」
  「これを機に処分してもらいましょ」
  みたいな事を言われてしまうんだが、

  配偶者は即購入したお店に修理依頼。
  頼みます(;ω;)“(^-^ )オケー

  あと実は二輪車の免許だけを持っている、
  私も口を添えるんだが、

  元々好きな人間が、
  運転操作はもちろん、
  メンテナンスに装備品にも、
  気を遣って乗るならば、

  二輪車ほど安全な乗り物は無い。

  いや事故遭ってるやん、

  とまずツッコまれそうだが、
  ヘルメットにプロテクターのおかげで、
  骨は折れていない。

  「ちょっと間違えば死んでたよ?」
  とここ一ヶ月方々で言われて、
  心配してもらえるのはありがとうだけども、

  そこは四輪車も自転車も同様だ。

  そして最悪でも自分一人と、
  もしいれば同乗者が死ぬだけで済む。
  他人を死に至らしめる可能性だけは、
  むしろ四輪車よりも相当に低くなる。

  線路上あるいは路線上しか通れず、
  誰が乗ってくるかも分からず、
  運転士に緊急の事態でもあれば、
  大事故になりかねない、
  公共交通機関より安全かもしれない上に、

  四輪車が通れないような道路も、
  ある程度までは通れる。

  今時ガソリン使うとか無理。
  SDGsのためにも公共交通機関を。
  とかまことしやかに言われるが、

  電気が真実にクリーンだとでも?

  せめて発電箇所でどれほどの、
  CO2に放射性物質を、
  発生させてるか分かった上で、
  言ってるよな? な?

  言っとくけど、
  国民一人一人の心掛けで、
  一軒一軒が取り付けた太陽光パネルで、
  減らせるレベルの量じゃねぇから。

  話が逸れたので元に戻しますが、
  二輪車に限らず、
  こよなく愛する物がある人に、
  ソイツをやめろと言えますか?

  私は言えません、というより、
  むしろ個々人の愛情を尊重し信頼して、
  言いやしませんぜって話。


  とは言え一ヶ月経った現在も、
  どうやら筋の位置がズレたらしく、
  配偶者はリハビリに通い続けていて、
  やはり事故の衝撃も侮れないのだがな。  


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

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