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BUCK-TICKには通例の推し以上の敬意を抱いていた

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 なぜならば我が国における、
 ビジュアル系の嚆矢だと思ったから。

(文字数:約1200文字)


  何事であれどんなジャンルであれ、
  最初に始めた奴が偉大。

  BUCK-TICKはビジュアル系の中でもガチだった。

  ビジュアル系のガチってなんやねん、
  と私自身妙な言い回しにも感じるので、
  より繊細な表現を試みた結果、
  これではないかと思い当たったのだが、

  BUCK-TICKには奥ゆかしさがあった。

  多くのビジュアル系が、
  そのビジュアルの意図するところは、
  「武装」だったと思うのだが、

  BUCK-TICKの特に櫻井さんの場合は、
  我が身一つに抑え留め切れないパッションを、
  純粋に余すところなく発現させた結果、
  こうなっちゃいました(汗)。

  ホントはちょっと恥ずかしい(汗汗)。
  でもこうなっちゃったんだからやらなきゃ。

  そんな櫻井さん個人の葛藤が、
  チラチラと見え隠れしていた。

  さらに言えばBUCK-TICKの歌詞には、
  それがあるとあかんという事ではないが、
  むしろそれならそれで大好物な私だが、

  女性の影が見当たらなかった。

  ただただ純粋に櫻井さんのワールドだった。
  BUCK-TICK大好きな方には、
  言わんとする事がそこはかとなく、
  分かってもらえると思うのだが。

  『JUPITER』はBUCK-TICKしか認めねぇ!

  と、
  平原綾香さんに罪は無いんだが、
  さらに言えばあちらは元々は、
  ホルストのクラシック曲なんだが、

  BUCK-TICKのデビュー当時からのガチファンである、
  私の友人が言い切った想いもなんか分かる。

  今になって振り返るとラストシングル、
  『MOONLIGHT ESCAPE』の、
  恐ろしいまでのそのまんま加減はどうだ。

溢れる程 愛を抱きしめて ESCAPE
悲しみ もう何もない 永遠に ESCAPE
僕は舞う

BUCK-TICK『MOONLIGHT  ESCAPE』

  もちろん突然の病状であり、
  発表時は純粋にただただ櫻井さんだなぁと、
  格好良く思いながら聴いていたんだが。

  しかし今になってこの記事を書きたくなったのは、
  カップリング曲『凍える』が今現在、
  脳裏に浮かびまくって止まりやしないから。

堕ちてゆく 夢現 沈みたい ただそれだけ
子守唄を聴かせて 良い子だと
罪だとは 言わないで 眠りたい ただそれだけ
遠い遠い夢の中 ねんねしな

さあ ラララ ねんねん ころりよ
さあ ラララ ねんねん おころりよ

BUCK-TICK『凍える』

  「ねんねんおころりよ」を、
  これほど格好良く発声できる男性が、
  櫻井敦司さん以外にいただろうか……!

  聴くだに惜しまれて致し方ない。


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

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偏光
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