緩慢なる自殺（あと手相について）

　はじめましての人も、
　前から知ってる方も、
　ごきげんよう。

　偏光です。

　2024年3月7日、
　明け方の夢の中で浮かんだフレーズ。

（文字数：約1500文字＋イラスト2枚）

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　元々存在している用語なのかと、
　検索してみたら「緩慢な死」は存在した。

　しかし死、よりも自殺、
　緩慢な、よりも緩慢なる、である事に、
　意味がありそうなのでそのまま使う。

夢の内容

　　私は白人系の男性になっていた。

　　メガネを掛けている点だけが、
　　現実の私と共通している。

　　誰か（おそらく私の先祖）に案内されて、
　　日本社会を広く見聞した後に、
　　私が口にした感想だ。
　　「これは緩慢なる自殺だね」と。

　　家族のため地域社会のため、
　　共同体集団のために、
　　自我などは捨てろ、
　　自分の事などは考えるなと言われている。

　　集団で自殺を推奨しているようなものだ。

　　すると案内してくれた人が、
　　「いやいや」と。

　　「これが我が国では理想的な人生であり、
　　　秩序が保たれた素晴らしい社会なんですよ。

　　　貴方の国でも様々な問題があるでしょう。
　　　我を通し続ける人ばかりがのさばって、
　　　困る事も多いのではないですか」

　　「それは問題くらいありますけどね。
　　　この様子を見ていたら、
　　　共同体の中の最も弱い個体に、
　　　皺寄せが集中するばかりですよ。

　　　弱い個体ばかりが潰されていって
　　　その原因は誰も気付こうとしない。

　　　せめてこの有り様が、
　　　唯一でも正解でもない事くらいは、
　　　一人一人の誠実さに訴えて、
　　　気付かれた方がいいんじゃないですか？」

　　案内役は微笑んで頷いていたようだ。

前夜の手相

　　ところでこの夢を見た前夜、
　　私は昨日の記事を書いた後、
　　寝る前にふと手相を見てギョッとした。

　　とんでもなく疲れ切っている。

　　自分ではそこまで自覚していなかったが、
　　これはもうとにかく今すぐ休めレベルだ。

　　そして改めて眺めると、
　　生命線にも感情線にも運命線にも、
　　親指側からの、
　　障害線がザクザク入っている。

　　「もうやだよぉ」って泣いてる感じ。

　　とは言え手相の全体を見れば、
　　私の場合は神秘十字入りまくって、
　　めっちゃ守られまくってる感があるし、

　　障害線も利用しての、
　　でっかいスターが3つも出来ている。

　　出来ている、
　　と言い切れるのは、

　　生まれ持った本来の性質を表す、
　　左手側には障害線もスターも無いから。
　　その分運命線とかもっと太いよ。

手相本とか見て覚えただけの知識。

しかし自分に当てはめて見るのは割と難しい。
（良い手相だと嬉しいとか悪い手相は嫌だなとか、
期待や心配に引きずられるから）

　　悪くはない、ってか、
　　転んでもタダでは起きてない感があるけど、
　　とにかく今は心底しんどいらしい。
　　今後の事は寝てから考えよう。

　　と寝た明け方に見た夢だ。
　　手相と共に記録しておく。

更には忠告も受ける

　　ところで微笑みつつ頷いた案内人は、
　　「緩慢なる自殺、とは、
　　　なるほどですがしかし、
　　　貴方自身の姿でもありますよ」
　　と言ってきた。

　　「貴方は今、
　　　配偶者にも誰にも内緒で、
　　　体に悪い食習慣を、
　　　もう一年近く続けていますね。

　　　一年前は今よりストレスがかかっていて、
　　　それは気分が晴れたり、
　　　元気も出たりしたでしょうけれど、

　　　もうそろそろ本当に、
　　　体がちょっとずつ壊れてきてますので、
　　　やめなさい」

　　それは仰る通りでございます。

　　と目を覚ました翌朝から、
　　ご指摘のあった悪習慣は止まりましたよ。

以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。