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どれ御本尊?【西国三十三観音第四番】

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 日曜の朝早くから、
 行こうか  え
 (・ω・)(・∀・;) 

(文字数:約2200文字)



槙尾山に登るんだぜ

  西国三十三観音、
  第三番目は施福寺せふくじだ。

  一般的に知られている名称は、
  槇尾寺まきのおでらだ。

  心しろよ。

  入山料に一人500円、
  拝観料に一人500円、
  我々は御朱印も頂くので、
  それも一人500円で。

  夫婦で行くとなると、
  サクッと3000円かかりやがる。

  しかしながら、
  入山料が掛かるという事はー、
  日常的な維持管理が必要な、
  険しい山道であるという事だー。


昼食前にサクッと登ろう

  みたいな感じに配偶者が、
  駐車場を停めた場所には、
  公衆トイレがあったのだが、

  電気もつかないボットンで、
  紙もおそらく補充されておらず、
  よっぽど切羽詰まっていない限りは、
  かえって心が休まらないので、

  ここに来るまでの道中で、
  済ませておいた方がよろしかろう。
  僕出せない どうにかオッケー
  (○ω○)(・∀・;)

  山道最後の土産物店で、
  ペットボトルの飲み物を買って、
  「今から登るんかい。
   一千段以上あんで。気ぃつけや」
  と店のおじさんから声を掛けられる。

  登山用の杖が置いてある場所ではなぁ、
  皆さん。

  ご厚意に預かり絶対に、
  持って行った方がいいんだよ。

  「若いから必要無い」だの、
  「年寄りみたいで恥ずかしい」だの、
  言ってられなくなるから。

  あと登るより降りる方が危険だから。
  明日明後日の筋肉痛が地獄だから。


山門で油断するな

  20分ほど山道を石段を歩き続けて、
  山門が見えてきても油断するな。

  施福寺はここからだ。

  一千段はあると聞かされていたから、
  途中の石柱にも、
  残り町数が記されていたから、
  我々は把握していたけど、

  境内にたどり着くまでの間後方から、
  「えええー! まだ行くのーっ!」
  って声がちらほら聞こえてきたな。

  さもあろう。
  山門を過ぎると、
  ほとんど崖沿いなので手すり代わりに、
  鎖が張り巡らされた部分とかあるし、

  コンクリートの舗装階段も、
  登って、登って、登って、
  を繰り返し、
  頂上付近に見えてきたお堂は、
  「弘法大師の剃髪所」という、
  まさかのフェイクだったりする。

  ここで? 出家? したの?
  (・ω・)(‘・∀・)いやー?

  史実とはちょっと異なるらしいが、
  一時期滞在はしていたようだな。 


たどり着いたら有難い

  景色良いよー
  (*・ω・)(・∀・*)
       面白いよー

  拝観料500円支払って、
  建物自体が欄間とかの意匠も豪華で、
  二巡はじっくり見て回った。

  弥勒如来に
  (施福寺は「菩薩」じゃないので注意)、
  十一面千手観音像、
  は比較的よく見る仏像だけれど、

  この寺でしか見た事無い、
  方違大観音に、

  足を守るということで、
  足の裏を見せた馬頭観音、

  空海像も三元大師像もあるし、
  ってかこの寺院、
  割と節操なくコレクションを、
  並べまくって見せまくってるな。

  まぁここまで登ってきたなら、
  そうしてもらった方が有難いが。

  おかげで普段はそこまで、
  仏像には興味無い配偶者まで大興奮。
  面白ーい  良かった良かった
  (*・ω・)ノシ(・∀・)

  あれっ? だけど僕、
  御本尊観てないかも。
  (・ω・)(・∀・)御本尊?

  ふもとに張り紙あったの
  十一面観音像だって
  どこにあるか分かんなかったー
  (;ω;)ノシ(・∀・)……

  弥勒如来の隣にあった、
  十一面千手観音です。

  え、あれ? そう、あれ。
  (・ω・) “(・m・)

  他の仏像の方が、
  珍しかったし目立ってた……
  (・ω・) “(・m・)
      だけど、あれ。


昼食を食べに行こう

  配偶者的には、
  半分それが目当てだったと思うんだが、

  配偶者お気に入りの喫茶店が、
  冬になると店を閉めてしまうので、
  今年最後の来訪だ。

  施福寺とは山ひとつ越えた、
  裏側に位置する店なので、
  オーナーにも話をしながら、
  思い返していたんだが、

  すごいねー。
  あんな大きな仏像、
  どうやってあのお寺まで
  運び上げたのかなー。
  (*・ω・)ノシ “(・〜・)
        まぁ寄木造りなら
        分解して運べるが

  山籠りしている間に、
  仏像作った所に、
  お堂立てるパターンも多いぞ。
  は(・ω・) “(・〜・)
      大抵の寺院はそれが元

  まぁ財力と権力使って、
  運び込むパターンもあるし、
  断言は出来ないが。


おまけのアドベントカレンダー

 カップ麺:日清チリトマトヌードル
 インスタント麺:サッポロ一番
      あああ塩か味噌かを選べないいいい。
 菓子パン:クロワッサンほどの革命が、
      これまでに有り得ただろうか。
      また今後も有り得るだろうか。
      今や菓子パンの基礎ではないか。


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

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偏光
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