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歌会始を観ておくれでないか

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 2023年には雑感記事を書いたのだが、

 今年は推奨記事だ。

(文字数:約1600文字)


  なぜならば歌会始うたかいはじめは、
  年始に行われる正式な宮中儀式の、
  締めくくりだからだ。

  宮中儀式とは即ちこの国における、
  神事だ。

  本来そう簡単には観る事叶わないものを、
  一般国民による公募も受け付けているがために、
  毎年公共放送で、
  公開放映してもらえているんだ。

  見慣れないうちは退屈にも、
  違和感があって吹き出しそうにも、
  感じられるだろうが、

  我が国の言語を、
  日々取り扱いながら暮らしたい者であれば、
  ここは是非とも。

  事実として、
  歌会始以外に、
  一般国民、
  の中でもド庶民が、

  短歌の詠唱を耳にする機会など、
  皆無だろう。

  ならば聴いておけ!

  せっかく公開されてある、
  知識に技術に儀礼作法といったものは、
  可能な限り貪っておけ!

  はい?
  オイのごたる者にはこん先も、
  そげな場所に出る機会は無か(苦笑)て?

  笑止!

  今後万が一にでも、
  現政権に現国家が、
  転覆したとしてもだ。

  現存する最低限の品格は、
  頭に入れておいた上で、
  それらを基盤としてまた新たな、
  儀礼や生活様式を創生しなければならない!

  ひと度文明と称されるものを経験した、
  人間である以上は!

  なぜなら文化に歴史に芸術は、
  日々の各人の行動から、
  築き上げられていくものだからだ!

  ……なんて、
  あんまり熱く語られちゃっても退くよね♪

  2025年今年のお題は、
  「夢」だったんだけどさ。

  一般公募から選ばれた十首は、
  高校生から最高齢は七十七歳の方で、
  それぞれわずか一首と言えど、
  それぞれの人生が垣間見えて、

  結構面白いよ?

  その十首を選んだ選者様の歌は、
  さてどんななんだい、
  と意地悪く見ようとしたって、
  そりゃ敵わないしね。

  去年の10月から、
  短歌の真似事なんかしちゃっていると、
  より沁みるよね。

  召人めしうどどなた?
  (↑天皇陛下がお招きになった方)
  とか気になったりするしね?


  秋篠宮様は現在正式に、
  「日嗣皇子ひつぎのみこ
  と呼ばれている事実が確認できるしね。
  紀子様は、
  「日嗣皇子御女ひつぎのみこのみめ
  になるんだ、とかね。

  皇后様も、
  「后宮きさいのみや」で、
  天皇陛下なんか、
  「大御歌おおみうた」だ。
  もはやお名前を呼ぶ必要すら無い。

  正式な呼称一つ、
  私を含むド庶民は知らずにいるだろ。

  皇室問題にまで日頃無責任に、
  よく分かんないけど何となくの好みとかで、
  言及しまくっている我々が、

  その程度で良いのかと、
  私は思うわけだ。

  たとえ本音では嫌いであったとしても、
  民衆の敵といった思想をお持ちだとしても、
  相手を知らずして語るな。

  かつ自分たちサイドからの、
  情報のみをもって知った気になるな。

  どこの国のどなた様に対してであれ、
  そこは異文化交流の基本だと、
  私は考えている。

  ところで今年は、
  高円宮久子様のお歌がかなり沁みた。

ヨルダンの
 難民キャンプに
  若きらは
これからの夢を
 語りをりしが

最後の「が」が効いている。

  

  大御歌はそれは、
  書き残さずにいられんだろ。

旅先に
 出会ひし子らは
  語りたる
目見まみ輝かせ
 未来の夢を

「まみ」と読む事すら今回初めて知る。


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

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偏光
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