ひと夏の人間離れメロンパン【毎週ショートショートnote】
日本国中のメロンパンと銘打たれたメロンパンを、片っ端から食べ歩きたい、なんていきなり言い出しやがった私の姉は、優しい彼氏さんを道連れに、まずは端っこから攻めて行こう、と北海道から旅行の計画を立て始めた。
「私メロンパンは周りのサクサクこそがメロンパンだと思うから、周りのサクサクだけ食べられたらいいや。残りはグンちゃん食べてくれる?」
なんて、お茶を出した時に聞こえて妹の私は怒髪天を衝きそうだったが、
「いいよ。僕メロンパンはふわふわ部分が好きだから」
と彼氏さんは快く応じている。余談だが彼の愛称が「グンちゃん」なのは、郡出身だからという事だ。失礼か。
案の定北海道を二、三地域回った時点でメロンパンには飽きて、普通に海鮮やジンギスカンや、果物本来のメロンを楽しんできたそうだ。
「そうなると思っていたから純粋に北海道旅行のつもりで行ったんだ」
と後に私は彼氏さんから、白い恋人を渡されると同時に聞かされた。
(404文字)
配偶者にも聞いてみたところ今回のお題は、
(・ω・)タデイ・ポガチャルだな。
と答えられた。
(・∀・)いや。ヨナス・ヴィンゲゴーかもしれない。
あの大怪我から出場できた時点で。
とは言え「小説」にならないから別の話考えるね。
(・∀・)(・ω・)お好きに。
何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!