聖書読書記録(38週目266日間)

2023年9月24日~9月30日
  ルカによる福音書1−1〜16−13

内容:
  四種の福音書の一つであり第三番目。

  マタイ版とマルコ版よりも、
  イエスの生まれながらに聖者感がグレードアップ。
  各種文芸作品や絵画作品にも取り上げられている。

  天使ガブリエルが現れヨハネの誕生から予告。
  ガブリエル、マリアの前にも現れイエスの誕生予告。
  イエスの誕生の様子が詳しくなった。
  (一方で東方の三賢人にヘロデ王の虐殺が無くなった。)
  少年イエスが神殿で過ごしていたエピソード。
  やもめの息子を生き返らせた話。
  イエスに香油を塗った女性が「罪深い女」になった。
  (一方で女性たちの奉仕が明記された。)
  十二使徒以外に72人も派遣している。
  「善いサマリア人」の説話。
  「マルタとマリア」の説話。
  「愚かな金持ち」の説話。
  「放蕩息子の帰還」の説話。
  「不正な管理人」の説話。


ざっくり感想(実にざっくり):
  熱心な信者様方には大変に申し訳ないけれども、
  ……きな臭ぇなぁおい。

  なーんか強調されたエピソードの一個一個が、
  献身と奉仕と、
  個人資産の一銭足りとも残さない、
  供出を求めているんだよなぁ。

  しかも神々しく、
  信じない者に訪れる不幸も示唆され、
  容易な否定もしにくくなる文脈の中で。
  よーーーく読めばマタイからそのまま引き継いで、
  頷ける文章もあるんだけどなぁ。

 あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。自分の目にある丸太を見ないで、兄弟に向かって、『さあ、あなたの目にあるおが屑を取らせてください』と、どうして言えるだろうか。偽善者よ、まず自分の目から丸太を取り除け。  

ルカによる福音書6−41〜42 マタイによる福音書7−3〜5

 
 それと引き比べて私は、
 何度読んでも、何度繰り返されても、
 次の文章は大嫌いだね。

 持っている人は更に与えられ、持っていない人は持っていると思うものまでも取り上げられる。

ルカによる福音書8−18


  まぁ実際に個人的な恨みが多分に含まれているけどもさ。
  この文脈によって小学2、3年女子が、
  殴られて奪われて飯を汚されて当然とされたからね。

  「裁きの日が来た暁には」の話だと、
  私には分かっていたんだけどね。
  お前ら誰一人まともに聖書なんか読んじゃいなかっただろ。

  そうだよな。
  教会で皆で間違った解釈をせずに読むもの、
  と定められていたからな。

  ルカはそんなに悪くない。
  イエスもそんな事言ってない。
  お嘆きになる以外に無いと思うが。

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偏光
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