ユゴー・エンデ・久作【愛読書で自己紹介】
はじめましての人も、
前から知ってる方も、
ごきげんよう。
偏光です。
こちらの企画に参加します。↓
正直自分語りたがりなもので、
すでにあちこちで書き記してもいて、
前から知ってる方には、
やかましく感じられるかもしれませんが。
ちなみに私は読書冊数は少ないけれども、
気に入った本は少なくとも3回は読み込む、
精読スタイルです。
(文字数:約1000文字)
堂々の第1位:ヴィクトル・ユゴー『レ・ミゼラブル』
これは1999年米版の映画を見た際に、
さっぱり分からなさ過ぎて腹が立ち、
怒りに任せて書店に赴き、
新潮版文庫四冊組を購入、
読破後再度映画を見たら、
めっちゃ感動したばかりか、
『レ・ミゼラブル』をハブとして、
映画版・ミュージカル版、漫画版、
各俳優・監督・漫画家の他作品にも、
アンテナを伸ばしまくり、
パリ・ロンドン旅行も果たした。
もちろん作品に登場する舞台巡りと、
英版のミュージカル鑑賞のために。
その一連の流れを持って一位とします。
第2位:ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』
ちょうど主人公の少年、
バスチアンと同じ10歳の頃、
図書館で見つけ目を奪われ、
丸一週間ひたすらに読み続けた本。
その一週間は寝食も入浴もお手伝いも、
宿題も身だしなみも忘れたかった気がする。
(怒られた覚えまでは無いから、
おそらくこなしてはいただろう。)
特に色の砂漠ゴアプの章の、
洪水のような色名羅列がたまらなかった。
ただそれだけで美しさが想像できるんだが、
コイツは「翻訳」なんだよな?
手に取った方は最後まで、
どうか最後まで読んでくれ。
アイウォーラおばさまに、
ミンロウドのヨルに出会って、
「命の水」を汲んでくれ。
「家に帰る」までが読書なんだ。
そこは真剣に私の心に刻まれた。
第3位:夢野久作『ドグラ・マグラ』
正直三冊目となると、
他にも色々候補があったんだけども、
最終的に『ドグラ・マグラ』を選んだのは、
コイツを最後まで読んできっちり理解したら、
本気で底無しの恐怖を味わえるから。
ここまでの恐怖は他に存在しない。
ただし、途中の論文『胎児の夢』時点で、
つまんない、とか、
ワケ分かんない、とか感じた方は、
それ以降を読む必要は無いです。
即刻このような書物は忘れ、
読めないし理解できない幸福を、
お喜び下さい。
劇毒です。
万人が喰らうべしとは思えません。