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「闇バイト」。
最近、世の中で流行っている。
日本もおわってんな、と思えてくる。

ただ、俺は「闇バイト」自体が嫌いだというだけでなく、
「闇バイト」という言葉も嫌いだ。


誰が最初に「闇バイト」と呼び始めたのかは知らないが、
その言葉を作った人は、どんな気持ちでそう呼ぶようにしたのだろう。

世の中の青年…(というよりは思春期、厨二病の青年)は、
それくらいの年頃のころにちょうど世の中に対して「逆張り」することを好きになる。

例えばタバコに憧れたり、街で敢えてポイ捨てしたり、
そういった「俺ってこんなこともできちゃうんだぜ」的な年頃。

そうした中、「闇バイト」という言葉は彼らにとって、
なんと魅力的に映ることだろうか。

「闇バイト」は「闇」という「格好良い表現」をしておきながら、
その事実が単なる強盗ないしは殺人であることに気が付かない。

「闇」だけでなく、「バイト」という表現もおかしい。

まるで手軽にチャチャっとできちゃいそうな感じがしてしまう。
私たちの生活に身近なものであるかのように感じさせているのは、
紛れもなく「闇バイト」という言葉をつくり出した連中だろう。

また、人を亡くさせることを「バイト」だとか、
命の価値を感じていないよな。その時点で論外だ。

もちろん、青少年自体が不注意だということは言わずとも知れている。
彼らが皆、怪しいことを疑えば、そんなもの自体が存在しないのだ。

しかし、敢えて青少年のそういう心を狙う悪の組織にとって、
この手の「悪事」のことを「闇バイト」と世の中の人々が呼んでいるのは
喜ばしいこととなってしまっているのではないか。

そこらへんの3流ニュースが勝手に言っているのはおろか、
新聞やテレビなどの信頼できるメディアですら、そう呼んでいる。
もう終わってるよ。


結論

みんな早く気づこうよ。
「闇バイト」には、言葉自体にも問題ありだよ。
そんな、青少年にとって魅力的な言葉で表現しちゃダメだって。
呼ぶとしたら「非常識な召使い」とか、どう?
ダッサいよ?
世の中のみんなが「闇バイト」のことを「非常識な召使い」と呼べば
きっと、敢えて興味もって
そういうのに関わろうとする人いなくなるよ?

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