日本を出てはじめて日本を知る
初めまして。hendnerです。この名前は私がロンドンのヘンドンセントラルという地域に住んでいたことから来ています。
今回は日本に住んでいた時には気づくことのできなかった日本の側面についてお話ししたいと思います。
まず初めに、みなさんは自国日本についてどのような意見を持っていますか?
経済大国?世界一安全な国?保守的?様々な意見があると思います。
今挙げた例は私が海外で実際に聞いた意見の一部です。
なかにはこんな意見もありました。
広島はまだ放射線の影響で人が住めないほど危ない、日本はブラック企業ばかりで永遠に働いている、経済が豊かでみんなお金持ち、日本人はキリスト教徒、日本にはまだサムライがいる
このように世界的な視点から見ると日本は人気国として名を広めている一方で、間違った情報や、私たちの感覚とはかけ離れた視点からの意見も同様に広まっています。
つまり日本人の私たちが知っている日本=世界的な日本ではないのです。
この事実は日本に住んでいる間では気づくことができませんでした。他にも海外で見聞きした日本に対するユニークな意見はたくさんありますが、ここでは紹介しきれないので割愛させていただきます。
そこでみなさんはどう思いますか?
私たち日本人の考えている日本像こそが真の日本であり、他の意見を持つ海外の人たちは日本についてもっと勉強する必要があるのか、一方で、私たち日本人がより客観的に日本を見る必要があるのか。
日本人の中には、日本を生きづらい、窮屈な国と考え、がっかりしている人もいるでしょう。私もそうでした。
何があなたをそう思わせているでしょう?
同調圧力?働き方?シャイ?政治?話が細かいし長い?融通が効かない?タトゥーなど他文化に対する偏見?
10秒でこれだけ出ます。改善すべきことだらけです。
ではなぜ海外から人気なのか。
それはおそらく日本が旅行に最適な国だからです。海外の人は日本の窮屈な文化に触れる必要がない、もしくはそれを窮屈と感じてないのです。
みなさんもこんな経験ないですか?
旅行に行った時、終盤になるとまだ帰りたくない!
子どもの頃、〇〇ちゃんの家はこうなのに! と
それは自分が普段体験していない非現実の中にいるからだと思います。
日本という国はまさに非現実の宝庫なのです。
ここまで四季によって違った表情を見せる国はなかなかありません。
漫画、アニメ、食事、建築物、サービス
どれも日本独自の進化を遂げています。
まさに隣の芝生は青い
なのです。
みなさんに一度世界に出てみろとは言いません。ただ、もう少し世界的な視点で日本を見てみるのも面白いかもしれません。
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日本に住む日本人の意見、日本に住む外国人の意見、海外に住む日本人の意見、海外に住む外国人の意見
興味深いものばかりです。
日本に存在するネガティブな文化も場所が違えば評価されるんです。
日本人は働きすぎ?だからこそmade in Japan には価値がある。
他文化に対する偏見が強すぎる?だからこそ日本は平和なのかもしれません。
おそらく漫画やアニメもそんな文化の結晶なのです。
その文化のおかげで日本のパスポートは世界一強いんです。
世界に出れば日本人であるというだけで何かしらの恩恵を受けることだってあります。
他文化をもっと積極的に取り入れろとも言いませんし、日本の文化をもっと尊重しろとも言いません。文化の境界線がもっと曖昧になればいいなあくらいです。
それが非現実を気軽に体験できる環境づくりにつながるとは思います。
これが日本を出てはじめて知った日本です。
この記事を読んで少しでも日本って面白い国だなって思って頂けたならそれだけで文化の境界線は綺麗なグラデーションに近づいたかなと思います。
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