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天井の高さは何cmがよいか?

天井高さは法律で決まってる?

建築基準法では「居室の天井高さは2.1m以上」と規定されていて、平成17年の改正前までは「50㎡を超える学校の教室は3m以上」と規定されていて、天井の最低の高さは法律でも定められているんですね。

建築基準法では、特定天井なんていう高くて広い天井については、脱落し難いように安全性について規定しています。

駐車場法では、車庫の最低高さは2.1m以上、車路の最低高さは2.3m以上と規定されていますね。


天井の高さはなぜ違う?

天井が低いと圧迫感を感じストレス感じる反面、落ち着きがあると感じることもあります。
フランク・ロイド・ライトの洛水荘のように、大きな窓に視線を導くように、あえて天井高を低めに設計された建築もあります。

天井が高いと開放感がありますが、高すぎると居心地が悪くなってくることもありますね。

圧迫感とか開放感というのは、単純は天井の高さによるものではなく、部屋の広さと天井の高さの相対的な感覚で、部屋が広いと天井が低く感じ圧迫感を感じてしまいます。

天井高は徐々に高くなる傾向にあり、古めの事務所では2.4m~2.5mくらいですが、最近の事務所の天井高は標準で2.6m~2.8m程度になっていて、3mを超える事務所も多くなっていますね。
高さ制限や梁を露出させない為に天井高を低く抑える場合もありますが、、

住宅の場合の居室の標準的な天井高は2.4m程度で、廊下や水回りは天井内に換気のダクトを納めることが多いので2.2mくらいになります。
和室の場合は座って生活することを前提に2.3m程度にしていましたが、最近の畳の部屋は椅子に座ることを想定して2.4m程度にしています。

以前、CMで「天井の高い家にして、本当によかったね」というのがありました。開放的で高級感を感じますが、光熱費が割高になり照明やエアコンのメンテナンスがし難いというデメリットもありますね。

天井高は、特別な目的がある場合以外は、心地よいと思われる適度な高さが精神の健康にもよいと思います。


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