CD管ってなんだ?
CD管とは
CD管とは、あらかじめコンクリート内にホースのような電線管を打ち込むことで、その穴に電線等を各場所に通すことができるようにする管のことです。
CD管は、耐候性がなく自己消火性がないため基本的にコンクリート埋設専用と考えるべきでしょう。
CD管と同じようなものにPF管というものがあります。
PF管は、耐候性があり自己消火性もあるので、露出配管や隠ぺい部配管に使用でき、もちろんコンクリート埋設にも使用できます。
CD管はオレンジ一色で、PF管は黒、アイボリー等の色なので、一目で見分けられますね。
自己消火性というのは、火をつけてもすぐに消えるという意味で、不燃ではなく燃えにくいということなので、誤解のないように。
スラブ配管のルール
配管の結束間隔は1m以内 配管支持間隔は、1mごとにバインド線、または結束線で鉄筋に固定します
梁へ並行配管は500mm以上離隔する 梁から500㎜以内の範囲では、梁に並行して配管をしない 梁面より500mm以内の範囲に1mを超える配管をしてはいけません
配管同士は30mm以上間隔を開ける
鉄筋のマス目1個に対し配管1本が基本です
鉄筋に沿って結束しない
極力交差配管は避ける
コンクリートかぶり厚さ30㎜以上確保する
配管が梁をまたぐ場合は、梁に垂直にまたぎ斜めに配管しない
屋上のスラブ配管は禁止です。
スラブ配管の影響でコンクリートにヒビが入り
漏水する可能性があるんですね。