建築豆知識『金属製建具工事』
防火戸
建築基準法等により以下の箇所に防火戸(防火設備、特定防火設備)を設ける必要があります。
・外壁の延焼の恐れのある部分
・防火区画(竪穴区画、面積区画、異種用途区画)
・防火区画外周部
・避難階段および特別避難階段
・地下街
異種用途区画、避難階段および特別避難階段、地下街は遮煙性能のある防火戸が必要となりますね。
アルミニウム製建具の性能
耐風圧性:強風など内外からの力に対してどの程度耐えられるかを示す性 能(一般的にS-4~6)
水密性:屋内への雨水侵入をどの程度防げるかを示す性能(一般的にW-4・5)
気密性:サッシの隙間からどの程度の空気の出入りがあるかを示す性能(一般的にAー3・4)
遮音性:屋内外への音の出入りをどの程度遮ることができるかを示す性能(T-1で25dB、T-2で30dB低減)
鋼製軽量建具
鋼製軽量建具はLSD(Light Steel Door)と呼ばれていて、ペーパーコア等のしん材を鋼板でサンドイッチした構造なので、軽くて堅牢性に優れています。
防火性能、気密性能、遮音性能のバリエーションもあり、事務所・病院・福祉施設等の屋内で使用されています。
その他
鋼製建具を雨掛かりに設ける場合には、漏水対策として上部に水切りを設けましょう。
ALC用サッシの連窓の方立の上部は雨仕舞の納まりが良くないことが多いので上部に水切りを設けましょう。
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