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建築豆知識『舗装』
舗装といえばアスファルト舗装が思い浮かびますが、いろいろな舗装があり使用用途により選定する必要がありますね。
舗装の種類
アスファルト系混合物舗装
コンクリート系舗装
樹脂系混合物舗装
ブロック系舗装
土系舗装
アスファルト系混合物舗装
アスファルト舗装は、表層・基層・路盤から成り立っていて、路盤の下部に路床があります。
密粒度アスファルト舗装
密粒度アスファルト舗装は、比較的安価で維持修繕のメンテナンスも容易なので、道路や駐車場で多く施工されています。
透水性アスファルト舗装
透水性アスファルト舗装は、雨水を舗装内に浸透させる効果があり、雨水流出を抑制できます。
カラーアスファルト舗装
カラーアスファルト舗装は、景観への配慮や色彩により区分する場合に施工されます。
半たわみ性舗装
半たわみ性舗装は、、開粒度アスファルト混合物の空隙に、特殊セメントミルクを浸透させた舗装で、アスファルトのたわみ性とコンクリートの剛性を兼ね備えた舗装です。
工場やわだちが出来易いバス停などで施工されています。
コンクリート系舗装
コンクリートは収縮が大きい為、路盤紙・収縮目地・ひび割れ防止筋などでひび割れ防止をする必要があります。
コンクリート舗装は耐久性が高く、路面温度が低減できますが、施工性が悪く、コスト高になりますので、一般道ではあまり使用されていないですね。
耐油性に優れていますので、ガソリンスタンドや自動車整備工場の舗装に使用されています。
駐輪場をアスファルト舗装にすると夏季に自転車のスタンドがめり込むことがありますので、コンクリート舗装の方がよいです。
樹脂系混合物舗装
樹脂系混合物舗装は、一般的なコンクリートやアスファルトに比べるとクッション性があり、カラーバリエーションも豊富なので、遊歩道や公園などの舗装に向いています。
割高な舗装なので、効果的に使用したいですね。
ブロック系舗装
ブロック系舗装は、インターロッキングブロックや天然石等を路盤や基盤上に敷設した舗装です。
ブロック系の種類には、コンクリート平板・インターロッキングブロック・天然石などがあり、景観に合わせて素材や色彩を選択できバリエーションが豊富なので、歩道・公園や商店街で使われていますね。
土系舗装
土系舗装は、透水性と保水性を有しているものが多く、雑草をシャットアウトをしながらも、樹木に水分を供給することが出来ます。
保水性により路面温度の上昇を抑制することにより、ヒートアイランド現象対策の効果もあります。
適度な衝撃吸収性もありますので、公園・遊歩道の他屋外スポーツ施設などでも使用されています。