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建築豆知識『ALC・押出成形セメント板』ー似てるけど違うー
ALC
ALCパネルは耐火性・断熱性に優れるが、吸水性が高く、接合部が多いので防水性が低い。
ALCパネルの熱伝導率は0.17W/m.Kで
コンクリートの約10倍
木材と同程度
グラスウールの1/4程度
ウレタンフォームの1/6程度
なので、外壁の場合は断熱材が必要になる。ALCパネルは水に浮くほど軽い。
パネル巾の最小限度は300mm
縦壁ロッキング構法は層間変形に対して1枚づつのパネルが微小回転し追従し、横壁アンカー構法は上下のパネルがスライドし追従します。
パネルとスラブの取合いはモルタル又は耐火材を充填するが、クラフトテープ等で絶縁する。
間仕切壁パネルは、縦壁フットプレート構法は建物の層間変形に対してパネル上部がスライドして追従します。
間仕切壁パネルが防火区画の場合は、取付金物に耐火被覆が必要になります。
パネルの溝掘りは、原則行わないようにしますが、溝掘り・孔あけをする場合は、モルタルや耐火目地材を充填します。
押出成形セメント板
押出成形セメント板はALCパネルと比べ、耐震性・耐火性・耐久性・施工性はほぼ同程度ですが、デザイン性・遮音性が高いです。
パネル巾の最小限度は300mm
縦張り工法は層間変形に対して1枚づつのパネルが微小回転し追従し、横張り工法は上下のパネルがスライドし追従します。
間仕切壁パネルが防火区画の場合は、取付金物に耐火被覆が必要になります。
ALCパネルは溝掘りの補修要領がありますが、押出成形セメント板は溝掘りは不可となります。