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にっぽんワチャチャ 6thワンマン at 大阪城野外音楽堂 (2022.7.15)

2022715日に、大阪城野外音楽堂で開催されたにっぽんワチャチャ6回目のワンマンライブを見に行ってきました。これはその観戦?レポートみたいなものです。
あれから1週間が経って、なんかもう今更感しかないうえにダラダラと書き殴っただけの読み物の体にすらなってないイマイチなシロモノです。引き返すなら今だ!ってやつですが、そんなやつでも良ければちょいと見てってやってくだされば嬉しく思います。

なお、クオリティの保証はできかねます。ご了承ください。




にっぽんワチャチャ

にっぽんワチャチャとは、いわゆる「地下アイドル」と言われるジャンルのグループ。
自ら「お笑い特化型アイドル」を名乗っているだけあって、世間の思う一般的なアイドル像とは一線を画した、芸人寄りのエンタメ集団的な6人組のグループさんです。
デビューから3年での「武道館で振る舞い酒」を目標に、ライブでYouTubeで各種SNSで様々な活動を繰り広げています。赤ちゃんからおじさんまでと、メンバーそれぞれの個性の幅も広く、その特徴を活かした個人での活動もしたりしていて、彼女たちの活躍の場は多岐にわたっています。
(以前にこんな記事書いてますんで、もしよければ。)
(だいぶ前のモノなので、情報としてはポンコツですが笑)




ターニングポイント?

そんなワチャチャさん、3周年を迎える2023328日の時点で武道館でのライブを発表できなければ解散すると明言しています。そして今年がその3年目。武道館挑戦へのラストイヤー、グループ存続を賭けた勝負の年になるわけです。
この春に2周年を迎え、いよいよその勝負の年に突入したぞという、そんな中で発表されたのがこの大阪野音ワンマンライブでした。

今までの会場と比べてずっと大きなハコです。現時点のワチャチャさんの集客力でこれを埋めるってのはそんな簡単なことじゃない。それでも残された時間を考えると、今ここでこのライブを成功させられないようでは、さらに何倍も大きな規模になる武道館でのライブをあと1年足らずで決めるだなんて、とてもじゃないけど無理だという話になってきます。
つまり、ただ単に大きな会場でライブをやりますよっていうだけのモノではなく、ここでの結果次第では期限の3年を待つまでもなく「ワチャチャ終了のお知らせ」ということにもなりかねないっていう、今後のグループの運命を左右する試金石的で分水嶺的な、とても重要な意味がこのライブにはあるのです。

そんな事情だもんで、何がなんでも成功させるべくワチャチャさんたちはメンバー全員で本番1ヶ月前から大阪でほぼ共同生活をしながら、集客のために毎日駆けずり回りました。
選抜メンバーという形で手分けして路上なり対バンなりのライブをこなしつつ、いろんな場所でそれぞれに手を尽くしてチケットを手売りする毎日。スケジュールを見ただけでも当日のコンディションが心配になるレベルのハードさでしたし、そんな活動の中でキツい出来事もまあまああったようで、ライブの成功へ向かって進んでる実感もあまりないまま、手応えや充実感よりも不安でメンタルが削られていくしんどさのほうが大きいんじゃないか?と見ていて心配になることもありました。
そんなメンバーたちを支援すべく、たくさんのワチャポさんたちも動きました。日々のライブに駆けつけたり、動画を撮って拡散したり、身近な人にチケット渡したり、絵を描いたりグッズにしたり。そんなワチャポさんたちからのメンバーたちへのサポートは、直接的なものも間接的なものもライブの当日までずっと続きました。このへんの1つの方向に向かうみんなの日々高まっていく一体感というか一致団結感は、ちょっと感動的なくらいにやばかったです。
そうしてメンバーもファンも一緒になって、ただひたすらライブの成功だけを願って動き続けた1ヶ月間が終わり、大阪野音でのライブの日を迎えたのでした。




いざ、大阪野音

前置きが長くなりましたが、ようやく本題。
ここからがライブの観戦レポートみたいなものになります。

今回は野外ライブだってことで、予報が出る1週間くらい前からもう天気が気になって仕方ありませんでした。
「ワチャチャの大事なワンマンでは必ず雨が降る」とメンバー自身が語ってたのもあって、今回もそうなりそうな気配だったのですが、当日の天気はなんと

雨ではないけどすっきり晴れたとも言いにくい曇り()

いや、降らないだけでもぜんぜんありがたいんだけどね。
結局その日はライブが終わるまで雨が降ることはなく、晴れを願ったワチャポさんたちの念が通じた形になりました。


そんなこんなで会場入り。そこで気になるのはやっぱり来場者の数です。ワチャチャの未来がかかってるだけあって、あのポジティブ製造機ですら弱気なこと言ってたからね、そりゃあ気になります。それに、天気予報が微妙だったりコロナが急に増えてきてたりで、やっぱやめたって人とかも出てきそうだったしね。
入場の列に並びながら、これから始まるワチャチャワンダーランドへの期待と一緒に、でももしこれで客席がスカスカだったらなんてそんなロクでもないことまで頭を過ぎりやがる始末。
そんな一抹の不安を抱えながら受け付けを済ませ、いよいよ中へ入ったわけなんですが、門を通って会場の景色を見た瞬間に「あ、イケるわ」ってなぜかピンとくるものがあって。さっきまでのモヤモヤした不安な気持ちがウソみたいに吹っ飛んだんですよ。正直、この段階では座席も空席だらけだし、見えてる範囲にそれを確信できる材料なんてものは何ひとつ見当たらないし、ただもうなんとなくそう感じたっていう根拠のない直感でしかなかったんですけどね。
その後、物販の列に並びながらちょっと高いところから見下ろす形で入り口のほう見てたんですが、これがまあ、人の流れがずっと途切れないの。流れが止まらないまま次々と入場してくる人たちを見ながら、この段階でもうちょっと目頭が熱くなってました。手売りしたチケットのうち実際に来てくれるのがどのくらいかわかんないみたいなことを言ってたのを聞いてたから、こうしてちゃんと足を運んでくれた人たちがこんなにいるんだって思うと、この1ヶ月間がんばってきたみんなの努力が報われたのが形になって見えた気がして。そんな風に考えちゃったら、そりゃ込み上げてきちゃうものがありますよって話で()

やがて開演時間が近づくにつれて物販のほうに並んでた人たちがそれぞれの席に戻り始めると、さらに席は埋まっていきます。客席全体を自分の席からざっと見渡した感じだと、ギッシリとは行かないまでも空席が目立たないくらいにはお客さんが入ってて。正式な発表は出てないですが、おそらくキャパ30001/31/2くらいは入ってたんじゃないかと思います。目標にしてた1500人オーバーには届いてなかったかもしれませんが、それでも大成功と言っていいだけの人数は間違いなく入っていたと思います。





ワチャチャ劇場

そうこうしてるうちにいよいよライブの始まり。今回はフルバンドセットですので聴き慣れた曲たちもいつもと違ったテイストで、しかも生演奏なので迫力もカッコよさもブーストかかってました。ワチャチャさんたちもいつもより広いステージでたくさんの観客を前にした興奮からなのか、それとも大舞台で緊張してたからなのか、ただでさえ高めのライブでのテンションが、さらに輪をかけて高いように感じました。序盤、ちょっと歌が走りがちだったりしたとこあったよね?()

ライブの規模が大きくなって、それに応じてレギュレーションにも少し変更があったけど、着席でといいつつ何曲かはスタンディングの曲を入れたり、ちょっとだけ声出しOKにしてくれたり、メンバーが客席のほうに出てきたりと、来た人たちに楽しんでもらおうっていう根っこの部分は変わってなくて、その通りにとても楽しい時間を過ごさせてもらいました。束縛Queenのときに手が届きそうなほどの目の前にのぞみさんがぬいぐるみ持って現れたときは、もしかしたらワンチャンある??ってちょっと期待してドキドキしてたのはここだけの秘密()

日が暮れはじめると客席のペンライトがキラキラと本当にキレイで、屋内とはまた違った野外ならではな雰囲気のカラフルな光がめちゃくちゃエモくて。それに追い打ちをかけるようにライブ終盤に向けてステージのほうもエモ系の曲が続いたりして。このへんからはもうたびたび、泣きそうになっては涙を堪えて〜の連続でした。最後のキミクエでのぞみさんが涙で声詰まらせてたところと間奏でのマトンの煽りのときには、ダイレクトにガツンと刺さっちゃって耐える間もなく泣いちゃってましたけどね、ええ。



トータルで2時間ちょっとのライブでしたが、終わってみればあっという間で。「ハイエース2台ぶん」ことワチャチャ初のイヤモニが、のぞみさんのやつだけ調子悪かった以外は目立ったトラブルもなく、永遠にこの時間が続けばいいのにと思ったくらい充実の時間でした。
この日の様子がダイジェストで公式YouTubeチャンネルに上がってます。良かったら見てみてください。

あとこのライブ、後日映像商品化されるとのことなので、フルで見たい人はそっちのほうもチェックよろしく。




あとがき

先月の大阪定期と今回の野音ワンマンに参戦するのを決めてから、そういえば自分がワチャチャをちゃんと認識したのっていつからなんだろう?って思って、YouTubeの検索履歴を遡ってみました。そしたら、初めて「にっぽんワチャチャ」で検索したのが2021年の731日。もともと出不精でコミュ障な陰キャぼっちで、たくさん人が集まるとことか知らない慣れない場所とかに出かけて行くのがしぬほど苦手な人間ではあったんですが、ワチャチャを知ってから初参戦まで実に1年近くかかってしまったこの自分のフットワークの重さには、さすがにちょっと笑ってしまいました。
正直なことを言えば、その初参戦でさえどうするか迷ってたところはありました。新規向けのワンコインチケットを買って、「気が乗らなければやめればいいや」ってわりと直前まで考えてて、実際もうすぐ目の前にその日が迫ってきてても、自分の中の可能性的には50:50くらいでした。そんな消極的だった奴が行くことを決めた大きなきっかけが、たまたま誘ってもらえた地元でのワチャポさんたちの飲み会。そこで楽しい時間を過ごさせてもらえたことが、かなり背中を押してくれることになりました。あれがなかったらもしかしたらこのワンマンも、在宅のまま想像するだけで終わってたかもしれません。改めて、あのとき誘ってくれて、相手してくれてありがとうございました。
おかげさまであんなにも最初の1歩が重たかったやつが、今じゃ次はいつどのタイミングで見に行こうかなーなんて考えちゃうようになってます()


あれから1週間たちましたが、今もまだその余韻の中にいるようで。あの日撮った写真を見返しては、思い出してニヤニヤするって行為があいかわらず続いています。写真つきのツイートも、ふと思いついてはまだ続けてますしね。
(そんなツイートをまとめたやつがあるので置いときますね、という宣伝←)

そうやっていつまでも語っていたいくらい、一生の思い出に残る本当に素晴らしいライブでした。



今回の大阪野音でのライブの成功は、全員が泥臭く必死で走って掴みとったもので、勝負の年の最初の勝負に無事に勝てたと言っていいモノだった思います。でもここはワチャチャさんにとってはあくまで通過点、目指す場所は遥か高みにあります。さっそく9月には東京で、キャパ1500Spotify O-Eastでもぶちゃんの生誕祭です。今度は東京で、そちらに拠点を移してからの彼女たちの積み上げが形になる舞台。ここをサクッとクリアしつつこれからもまだまだレベルアップしていって、いずれはもっと大きな会場でさらに素晴らしいステージを見せてくれる日が来ることを信じています。

最後に、リーダーののぞみさんのライブ後のツイートを貼っておきます。あの日あの場所で語られるはずだった想いか綴られていますので、ぜひ。


拙い乱文、失礼しました。


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へなだ ぽこた
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