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ジャンクのMacMiniをあれこれしたログ
なんとなくヤフオクを彷徨っているうちにMacMiniのジャンクを手に入れてしまい、あれこれやって使えるようにしてみた記録です。
ある日、ヤフオクを眺めていたらMacMini(2011Mid)のジャンクがそこそこお安く出品されているのを発見。メモリ・ストレージ無しで動作未確認とのことで「足りないもの足して動かせれば遊べそうだな」と思い落札してみました。
数日後、ブツが届いたのでメモリだけ刺してひとまず動作確認。
…んん??メモリ刺してるのにメモリエラーのビープ音だと?
下のメモリスロット使用時はビープ音、上スロット使用時は起動のジャーン音は鳴るものの起動画面は出ず…ということで残念ながらロジックボードは駄目そうな雰囲気。
早々に見切りをつけて窓から投げ捨て…てもよかったのですが、せっかくだし何とかしてみようということで再びヤクオクをうろうろして対応のロジックボードが出てないか探してみます。
(リフローで直ったりとかありそうですが機材もスキルもないので如何ともしがたい…)
そしてうまい具合にロジックボードを見つけて落札。元はおそらくi5 2.5GHz版(Radeon搭載)で、落札したのは2.3GHz版(iGPU)とランク落ちではありますが動作優先ということで。
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分解は例によってiFixitを参考に。以前2018の分解でも書いた気がしますが、ロジック上の端子は「上へ外す」が基本です。
落札したロジックはヒートシンク・無線モジュール等全載せでしたので丸ごと差し替えでOKでした。
ストレージの取り付けは固定ネジがなかったため後日回しとし、ひとまず組付けて外付けHDDからOSの起動まで確認。ロジック自体は動確済とのことでしたのでまあ当然、ではありますが。
ストレージ用のネジは規格がどうこうであまり悩みたくなかったため、HDD取り付けキットをamazonで購入。
SATAケーブルは元々付いていたものを使うこととし、キットのはまた使うこともあるやろ…としまっておくことにします。
使うストレージは今時ならSSD一択でしょ、ということで買い置きしてあったPNYの240GBを。
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片方は側面にイモネジを取り付けて固定穴にはめ込み・もう片方は裏面ネジでWi-fiアンテナ兼用のグリルに固定となります。
取付時の注意点としては、イモネジを取り付けた方(筐体奥)の固定穴が非常に分かりづらいのでうまくやること、くらいですかね。ストレージを規定位置に置いたら本体をひっくり返して固定穴に滑り込ませるのがお薦め。
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お次はメモリ。ロジックに2GBが付属してましたが流石にこれでは使い物にならない…のと、手持ちメモリも4GBばかりだったため、これまたamazonで適当に安い中華メモリを調達することにします。
DDR3とはいえ8GB*2枚のセットが2500円くらいなのは大変ありがたい。
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ハード面はこれで一通り問題なくなったので、ひとまずOSインストール。
MacMini2011の最終対応OSであるHigh Sierraを入れます。
※当初、HDMIから画面出力できずに焦りましたがPRAMリセットで事なきを得ました。
結果、メモリ・ストレージともOSからの使用は全く問題なし。普通に使える状態にはなりました。
その後
せっかくだしOCLP(OpenCore Legacy Patcher)でも使ってみようかということで、DLしてあったMonterey入れました。
インストールに際してはかぼしーさんの下記記事を参照。
だいたい2011年モデル(SandyBridge)以降であれば大きな問題もなくインストールは可能だと思います。
ウィンドウの操作がちょっと重いかな?という感じはありますが概ね稼働は良好。新機種へ乗り換えで眠っているMacがあれば復活させてみるのも良いのではないでしょうか。
液タブ接続でいろいろ実験もやっていますがそちらは別記事にて。