スパカセを振り返る第14回(最終回) ポップ&チップス 台本
YouTubeで公開したスパカセを振り返る第14回、最終回の台本です。スパカセシリーズが完結したので一旦Noteにまとめてみようと思います。なお、動画版と若干違うところもありますのでご了承ください。
皆さんこんにちは
HEN.です
スーパーカセットビジョンを振り返る、第14回は
いよいよ最終回です
今回はポップ&チップスを遊んでみます
本動画は
当時遊んだことがないソフトのうちいくつかを
2020年の現在遊んでみての印象を述べつつ
当時そのゲームがどのように受け入れられたかを
推測してみる動画となります
ポップ&チップスは一見すると
見た目がナッツ&ミルクに似ています
画面左上の家とか、ブロックとかですね
なので、80年代に非常に多く見られた
固定画面アクションゲームで
ナッツ&ミルクっぽいやつかなと思っていました
ですが、実際にやってみると
ナッツ&ミルクとは全く違う作品ですね
ゲーム的にはむしろロードランナーのような
パズル性が全面に出てくるゲームです
正解のルートを作り出し
正確にトレースすることが求められます
ネット上で全面クリアの動画を探しましたが
残念ながら見つかりませんでした
動画も攻略サイトもないので
自力でやらないといけないのは
この頃のマイナーなゲームによくあることです
このゲームは全30面です
長くても15分程度に収めるには30面は長すぎるので
最初の数面をダイジェスト収録するつもりでしたが
遊んでいるうちに夢中になって
予定では1日だけプレイするつもりが
3日ほどかけて遊んでしまい
最終面までクリアすることが出来ました
やってよかったと思います
それだけ面白い作品でした
他の方にもおすすめできますね
では、1面からやっていきましょう
時間の節約のため
要所要所以外は早送りしていきます
1面です
要素とテクニックの大半がここで出てきます
緑のブロックを上または横から押すことで破壊でき
中にピンクのピッピがいるブロックを破壊すると
ピッピが上下に浮遊するので
それを回収していきます
青いぶどうのようなものが入っているブロックも
実はピッピが入っています
同様にブロックを破壊して回収します
ピッピはしばらく浮遊していますが、しばらくすると
元いたブロックに戻ってしまいます
ブロックも復活します
面倒なようですが
実はこれが後半重要な役割を果たします
ハシゴで上下に移動できます
このキャラクターはジャンプが出来ないので
上に登りたかったらハシゴを使うしかありません
ハシゴの上部に赤い棒があるハシゴは
ハシゴを左右に動かすことが出来ます
ハシゴを動かすことで移動できる範囲が変わります
攻略する上で重要なテクニックです
更に特定の条件を満たすと
ハシゴを連結させて動かすことが出来ます
後半で常用するテクニックとなります
特に最終面などは
ハシゴの移動とピッピのブロックの復活を
組み合わせた裏技的な操作が必要となるなど
このゲームの要となる存在です
ブロックに隠れているのは他に爆弾があります
通常破壊不可能なレンガを含め横一列一気に壊れます
やられてしまいました
このように状況が大きく変わるので
使い所に気をつける必要があります
右下に出てくる「S」の文字のアイテムは
逆転武器となるソルトペッパーです
取ると敵キャラのベイジーがしばらくの間変色し
その間は体当たりでベイジーを倒すことが出来ます
有効時間が短いですが割と頻繁に出現するので
タイミングを見計らって取得し
ベイジーを計画的に倒すことに使います
破壊したブロックはベイジーが再生します
特定の面で現れる大きなボスキャラ
「パンプキン大王」がやってきた時は
これまで破壊したブロックがすべて再生されます
今自キャラの下にいる大きいやつですね
ブロックが再生されるときに再生される場所にいると
ブロックに埋まってやられてしまいますので
注意が必要です
また、場所によっては復活することで
ハマりを回避したり
ミスをリカバリーできたりしますので
ボスが登場する面でハマったように感じても
諦めずにパンプキン大王の登場を待つと
いいことがあるかもしれませんね
倒したベイジーは
しばらくすると画面下側から出てきます
倒してから出てくるまでに時間差があるので
その時間差を利用するステージなんかもあります
1面クリアです
2面です
ハシゴを左右に動かすことで
移動範囲が広がることが実感できるステージですね
一見左右のブロックを壊していかないと
攻略できないように見えますが
爆弾を使ったりしないでもクリアが可能です
この動画では使ってしまい
かえって面倒なことになっています
2面クリアです
偶数面をクリアするとボーナスステージが始まります
制限時間内にピッピを全部回収しないといけませんが
最初こそある程度できるものの
後半になるとほぼ不可能になってきます
ボーナスリザルト画面です
マリオブラザーズを意識していますね
画面構成がそのまんまです
(つかわない)
この辺の微妙なパチモン感は
スパカセのソフトに広く共通しているものですが
昔は割とよくあることでしたので
(つかわないここまで)
キッズももちろん気付くわけですが
別に気にしないでスルーしたんじゃないかなと思います
3面です
中央のレンガの中の敵を一旦下の方に誘導してから
ピッピを回収するのが王道でしょう
ただ、うまくいかずに爆弾を使用してしまい
かえって自体を悪化させてしまいました
使い方が難しいですね
それ以外は特に言うことはないので早送りです
4面です
ここも爆弾を使っちゃって
余計なピンチになっています
ただ、なんとか逃げ回りつつも
回収することが出来ました
どうも爆弾を使ってレンガなどを破壊しまくると
かえって敵に有利になってしまうことが
多いような気がします
4面クリアしました
2回目のボーナス面です
だんだんピッピの数が増えていきます
この辺りまではまだなんとなるレベルですね
敵をうまく誘導できれば
楽に回収できるかもしれないですが
今回はそこまでは攻略できませんでした
キッズのときやったとしても
多分難しかったのではないかなと思います
ロードランナーでもそうでしたが
一定のアルゴリズムで動く敵を誘導するなど
考えながらアクション操作するゲームは
キッズ的には難しい部類ですね
5面です
面がエポックの文字で構成されていますね
固定画面のアクションゲームにあるあるです
ベーマガの投稿作品でも非常に多くありました
電波新聞社のdpだったりしたやつですね
文字を再現することが優先だったりするので
難易度は適当なことが多かったりするのですが
このゲームにおいてはこの面は難しかったです
いや、正確には
収録時は難しく感じた、というべきでしょうね
編集時によく面構成を見るとわかりますが
開始時に急いで対応する必要がある敵は1匹だけで
1匹から逃げるだけで取る必要があるピッピのうち
3匹はその状態で回収できます
そこまで行けば後は流れで行けそうです
ですが、動画内では全くうまくいきませんでした
理由を考えてみましたが、これは2日目に収録したものなので
最終的に3日目で結構上達した結果
後から見返すとまずいプレイに見えるのでしょう
グダグダ苦労しながらですが
それでもなんとかなる前半の難易度ということですね
では早送りでグダグダっぷりを見てみましょう
やられてますけど
なんとかなりましたね
5面クリアです
6面です
プレイでは爆弾を使ってまたもやグダっていますね
地道に敵を自キャラに近づけないように動けば
爆弾を使う必要はないですね
ギミック的には特にこれと言った要素が無い面です
グダっていなければ半分の時間で解けたでしょう
6面クリアです
3回目のボーナスステージです
いろいろ取り方を工夫してますが
失敗してしまいました
このあとはコーヒーブレイクです
パックマンなどを意識した
かわいいデモが展開されます
6面おきに差し込まれます
全30面なので、全部で5種類ありますね
本動画ですべてのコーヒーブレイクを収録しました
多分ネットで見られる動画としては
初じゃないかなと思ってます
では、コーヒーブレイクは音声を被せずに流します
お楽しみに
さて、7面以降ですが
このペースで全面収録しますと
できれば10分から15分
長くても20分以内に収めるという
本シリーズで私が自身に課していたルールを
大幅に逸脱してしまいます
そもそもこの動画の趣旨を考えると
攻略動画のように全部収録する必要はありません
また、ゲームの主要な様子については
6面まででほぼ語ったので
これ以上の尺を面攻略に割いて
動画を長くするのもどうかと思いました
ですので、ここからはコーヒーブレイクを除き
開始時の静止画面のみにとどめたいと思います
全面クリア時の動画はまた別途作成したいですね
8面です
ここも敵の誘導ができるまで手こずりました
9面です
左下の処理が最大のポイントです
10面です
上からやってくる敵をいかに捌くかを考えます
11面です
下に落ちたら復帰できないことにだけ気をつけます
12面です
画面下部が危険なので上の方で敵を処理します
次はコーヒーブレイクです
13面です
立ち回り次第で対処する敵を1匹だけにできます
14面です
ハシゴを動かして敵を倒したすきに色々します
15面です
できるだけ下に落ちないように動きましょう
16面です
当面は中央1匹だけに注意すれば良いことに注目です
17面です
集めることより敵から逃げることに集中です
18面です
ここから新テクニックハシゴ連結が登場します
次はコーヒーブレイクです
19面です
下に敵が集中するとやられる!難しい面です
20面です
下手に爆弾を使うと詰みます、これも難易度高い
21面です
正解は一通り、パズルゲームらしい高難易度の面です
22面です
この面も大変難しい面でした
すべての敵から逃げまくりです
23面です
ハシゴを左右に動かすて安地を作る面です
24面です
この面もパズル的な意味で難しく、30分悩みました
次はコーヒーブレイクです
25面です
最初にハシゴを連結すると終わったも同然、と思ったら
パンプキン大王が邪魔をしまくるという面です
26面です
ポイントはハシゴ連結と、中央の爆弾です
正しいタイミングで爆発させる必要があります
27面です
速攻、敵の誘導、時間差回収
まるでロードランナーのようなパズル面です
28面です
ピッピによるブロックの再生を応用した
ハシゴの移動を途中で止めるという大技が必要です
29面です
後半面の中では比較的優しい骨休め面です
30面です
ハシゴ途中ストップの大技がここでも必要です
ノーミスを狙う場合は更にハイテク
ハシゴを動かしながらの横移動テクニックが必要です
次は最後のコーヒーブレイクです
以上30面、ダイジェストでお送りしました
さて、まとめますと
冒頭に正確なトレースを要求と書きましたが
このゲームの最大の特徴は
パズルゲームでありつつも、
残機制を導入したことですね
やられてしまっても、再スタート時は
その面で回収するべき「ピッピ」については
既に回収した分は回収済みのままでスタートします
つまりパズル的にはルートが短くなり
若干楽になります
パズルゲームであっても
厳密でない解答を許容するような要素を
システムのレベルで実現したのは面白いですね
他にも間違ってもある程度ミスを
リカバーできる仕組みがあります
この辺の匙加減は絶妙です
どの程度開発者が意識したかはわかりませんが
この面は絶対に無理だからやめようとならず
何とか解けるのではないかと思わせる
かなり上手いバランス取りだと言えます
良質のパズルゲームと言えるのではないでしょうか
難点がないわけではありません
ゲーム進行は非常にゆっくりしているので
パズルの正解が閃けば
簡単にクリアができるかと思いきや
あまり操作感が良くないせいか
思ったようなアクションが出来ない
なんともなもどかしさがあります
ゲーム全体の速度が不安定なので
基本的にプログラムの処理内容に対し
ハードの実行速度が不足しているように思われますね
おそらく、敵の思考ルーチンが
かなり重いのではないかと思われます
キャラが増えると一気に重くなる印象です
あとは、ピッピが特定の場所に来るのを
キャラを動かさずにじっと待つというシーンが
頻繁に発生していました
その間はかなり手持ち無沙汰になります
早送りボタンがあればいいなぁと思いましたが
当時のゲームには厳しい要求でしょう
で
これを当時のキッズが遊べたかどうかを想像してみます
おそらくですが
全面クリアは難しかったのではないかと思います
今回は3日でクリアしましたが
キッズの情報収集能力では最終面は越せないでしょう
おそらく最終面で詰まったのではないかなと思います
ただ、そうであったとしても
そこまでに十分楽しむことは出来たと予想します
若干テンポが鈍いものの
良質なパズルアクションという認識は
やはり変わらないかと思います
操作性が良ければもっと良かったかもしれませんが
そのあたりはキッズのほうが根性があるので
なんとかしてしまったでしょう
もしかするとお気に入りの1本になるかもしれません
さて、
「スーパーカセットビジョンを振り返る 」シリーズ
これにて一旦終了です
全14回にわたりお送りしてきましたが
皆様お楽しみいただけましたでしょうか
次回の動画からは
アーケードゲームと
コンシューマゲームと
パソコンゲーム
同時並行で振り返るシリーズを投稿していきます
まずは、暑い季節、とある場所、とある光景と
強く結びついた、とあるゲームを振り返ります
それでは今回はこのへんで
気になった方は
チャンネル登録などしてみてください
ご視聴ありがとうございました
また、新しいシリーズでお会いしましょう