スパカセを振り返る第2回 アストロウォーズ台本

YouTubeで公開したスパカセを振り返る第2回 アストロウォーズの台本です。スパカセシリーズが完結したので一旦Noteにまとめてみようと思います。なお、動画版と若干違うところもありますのでご了承ください。

皆さんこんにちは。
HEN.です。

SUPER CASSETTE VISIONを振り返る、第2回は、アストロウォーズを振り返ります。

スーパーカセットビジョンのソフト第1弾の本作は、インベーダーとギャラクシアンに影響を受けています。どのようなゲームなのかは見ていればわかりますが、当時によくある、短いゲームパターンを繰り返す内容です。

「そんなのは10分で飽きるのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その通りです。10分も遊べば飽きてしまいます。ですが、実はそれでいいんです。

シンプルなゲーム内容を繰り返し、飽きてきたらやめればいいのです。で、翌日また少しやって、また10分で飽きてやめる。これを繰り返します。

ファミコンの初期のゲームもそうでした。短いパターンをひたすら繰り返す、それで良かったんです。そのうち上達してどんどん先にすすめるようになります。そうやって、新作が出る頃には十分遊び倒している、という寸法です。

第1回でもいいましたように、スパカセについてはプレイ時間があまりありませんでした。それでも、当時のプレイ時間は1度に付き10分程度で、合わせて2,3時間ぐらいは遊んでいると思います。

この頃のゲームはボリュームも少なく、数時間あれば、ほぼ全ゲーム内容は体験できるぐらいのものでした。このゲームは短い2つのフェーズを繰りかえします。もちろんエンディングなどはありません。

フェーズ1は、母艦から出てきた敵を全部倒せばクリア。自機の基地を全部壊されたあと自機が破壊されるか、敵に自陣を全て占領されてしまったら負けとなります。1機でも自機が残っていればフェーズ2に進みます。

フェーズ2は母艦と対決します。母艦の中心部分に数発打ち込んだら、1周クリアとなります。

ゲーム内容としてはこれだけで、あとはどんどん難易度が上がっていくだけです。数分もあれば1周してしまうので本当に短いのですが、それを数周すれば当時としては十分でした。

当時中高生以上であればそのボリュームの無さに、物足りなさを覚えたかもしれません。

ですが、当時のキッズは携帯電子ゲームを体験していて、その体験の延長線上にTVゲームがありました。任天堂のゲーム&ウォッチのような携帯電子ゲームは、ゲーム内容は単純で、同じことを繰り返します。なので、短いゲーム内容を繰り返す展開にそれ程違和感なく馴染めたのかもしれませんね。

フェーズ1の内容は、プレイ感覚を含め、スペースインベーダーの影響が見て取れます。縦長い敵弾を避けてタイミングよく狙い撃つ感覚は、インベーダーの系譜に独特のものですよね。

ですが、当時の私はインベーダーを見たことがありませんでした。その時点ですでに過去のゲームだったのです。サブタイトルにも書いてあるインベーダーによく似ていることは随分あとになってから知りました。なので、インベーダーのパクリだみたいな感覚はなかったといえます。もっとも、似ていたことを知っても気にしてなかったと思いますが。

自機は左右移動ですが、逆にその自由度のなさが、コントローラの不出来さを隠していたように思います。このゲームについては、コントローラで思うように動かせないという感覚には陥ってなかったように記憶しています。

タイトル画面、かっこいいですよね。こういうささいなところでゲーム専用機の力を感じていました。当時触っていた初代PC88でこういう画面を出すのはけっこう大変だったのでした。

フェーズ2の敵の動きは、左右の動きは明らかにランダム臭いですが、当時は先が読めない敵の動きが怖かったですね。ランダムじゃないかこれという気持ちにはなりませんでした。余計な知識が無いということは、ゲームを楽しむ方法の一つだったのかなぁと今になって思います。

それでは今回はこのへんで。気になったかたは、チャンネル登録などしてみてください。ご視聴ありがとうございました。それではまた。

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