ビザが来ない

一つ前の投稿でカナダの学生ビザが届かないエピソードを紹介した。

正確にはビザではなく、入国の際にビザを発給してもらうために提示する「許可書」なのだが、ここでは便宜上「ビザ」と表記する。

カナダの学生ビザ(co-opビザ)を申請したのは5月中旬。当時、最終審査が完了するまで8～10週間かかると言われた。だから、7月の下旬までは何もしようがなかったし、そんなに焦ってもいなかった。しかし、8月の1週目を過ぎようとした頃、胸騒ぎがし始めた。2週目の終わり頃には夜中に何度も目が覚めるようになった。

――― "ビザの発行通知が来ない…。"

出国まであと2週間余りだった。
カナダ移民局は毎週、ビザ発行までにかかる所要日数の情報を更新している。前述したように私が申請した時の所要日数は8〜10週間だった。あくまでも目安とはいえ、12週間も経っているなんていくらなんでも遅すぎでは？と思った。ビザ申請代行のようなサービスは利用していなかったが、渡航にあたって様々サポートをしてくれるエージェントは利用していたので、担当者に随時状況を報告した。自分でもネットで同じような経験をした人がいないか沢山のweb記事を読み漁った。これからカナダビザを申請する人、私のようになかなか発行されなくて気を揉んでいる人向けにいくつかポイントを紹介したいと思う。

１．ビザ申請は数か月余裕をもつべし

私は、オンライン申請や申請に必要な書類集めは約4カ月前から始め、バイオメトリクスの登録は出国予定日の3カ月前に済ませた。それでも渡航を延期せざる得ない状況になった。もし、これから渡航を考えていてビザ申請がスケジュールギリギリの方がいたら、是非渡航日をずらすことを考えて欲しい。少なくとも発行目安時間の1.5～2倍は余裕があった方が私のように諸々の変更手数料を払わなくて済むのではと思う。

２．カナダ移民局の問い合わせ先（※2024年7月下旬時点）

いくつかのweb記事を読んで受けた印象は、問い合わせフォームとは名ばかりで結局返信なんか来ないというものだった。しかし、私の場合は返事が来た（2週間後だったが笑）。カナダ国外から移民局にお金をかけずに問い合わせる方法はこれしかないため、返事が来ても来なくても是非利用してほしい。何もしないよりは絶対に良いし、何より多少気休めにもなる。
https://secure.cic.gc.ca/ClientContact/en/Application
※『Check your application status』より問い合わせすること

３．カナダ移民局（マニラ支局）の問い合わせ先（※2024年8月上旬時点）

「マニラ？フィリピン？え？カナダに行くんだけど？」と思った方もいるだろう。私も最初にこの情報を聞いた時は驚いた。実は、カナダ移民局は世界にいくつか支局があるらしく、日本からのビザ申請はマニラ支局で処理されているとのこと。支局があるのは、移民局の処理の効率化を図るためらしいが、詳細が気になる方は是非自分で調べてみてほしい。
https://secure.cic.gc.ca/enquiries-renseignements/case-cas-eng.aspx?mission=manila&_ga=1.118328449.90483541.1407923148

結局私が発行されるまでにかかった時間は

――14週間だった。

移民局から奇跡的に(？)返信が来た際「早急に最終審査の対応をします」という主旨のメッセージが書かれていたが、そこから発行の通知が来たのはさらに6日後だった。3カ月以上待った上に更に1週間弱も待ち、「早急」の定義を聞きたくなった（笑）ちなみに、いつ発行されたかというと、当初のカナダ入国予定日の2日前だった。

次回は、航空券の再手配と返金対応で悶々とした話をしようと思う。ミライの自分と誰かの役に立つかもしれない備忘録として。
まだトラブルがあったのかって？えぇ、ありましたとも（笑）
Thank you for reading,
ASA

#カナダ渡航準備 #ビザ遅延 #IRCC