【前編】La Union知る人ぞ知るサーフスポット【フィリピン】
もう過去の話になってしまったが。先週末に言った旅行について備忘録を記しておく。
5月12日はフィリピンの独立記念日である。
かのアギナルドがアメリカ軍と共にスペイン軍を追い出し、独立を宣言した日だそうだ。というわけで3連休ということになった。
ちょうど良い機会なので、普段は遠くて行けなかった場所に一人旅をすることにする。最近は日立でサーフィンをすることにはまっているので、フィリピンでもしてみたい。
サーフィンができる最もマニラから近い場所を現地スタッフに聞いたところ、ラウニオン州のSan Juan(サヌアン)が良いらしい。
なるほど、1人で行くのは遠くて少し心細いが、行かないにしては良さそうな場所すぎる。
大学生の頃にしてきたバックパッカー根性を少し思い出しつつ、旅行の決心をした。
バス自体はケソンシティのCubaoから直通便が出ているらしく、値段も片道600ペソほどだった。パルタス交通というバス会社である。結局、金曜の夜9時のバスをとりバス停に向かった。
金曜夜はマニラはいつも大渋滞である。空いていれば20分のところを1時間かけて到着。すでに時刻は9時1分だった。走ってチケットオフィスに駆け込んで、まだバスがあるかと聞いてみる。必死の形相を見てチケットの列を割り込ませてもらった。
出発時間は若干過ぎているはずだが、なんだかチケットは貰えた。
もらったチケットをよくみると出発は10時ではないか。どうやらチェックイン時間と出発時間を間違えていたみたいだ。
たくさんの人に迷惑をかけながら、無事にバスに乗ることができた。
凍えるほど寒いバスの中で耐えること5時間。朝3時にLa UnionのSan Juanに到着。しまった。。今日はどこで寝よう。全く考えていなかった。
もう少し遅い時間に着くと思っていたので宿をとっていなかったのだ。深夜3時の宿難民になってしまう。もういっそビーチで寝ようかしら…
歩いて泊まれそうなホテルを探すこと一時間。建設途中らしいホテルの玄関に受付の女の子が携帯をいじっているのを見つけた。「今日空いている部屋はない?」と聞いてみると、従業員の休憩場所みたいなところに案内してくれる。
「3700ペソで泊まっていいよ」やっぱりフィリピン人は優しい。感謝しつつ4000ペソを渡すと、お釣りがないからと3000ペソに負けてくれた。
よかった。ほっと一息つきつつ眠りに落ちた。