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産後2ヶ月で授乳期乳がんになりました。#7〜告知の日のこと①針生検の話

検査結果を聞きに行った日、つまり乳がん告知を受けた日の話です。実感できないまま、追加の検査をすることになります。


悪性腫瘍です

検査結果を聞きに行く日。
ついにこの日がやってきます。

と言っても、

しこりは乳腺炎によるものですね

と言われるとばっかり思ってるのでなんの緊張もなく。

そりゃちょっとはよくない結果がよぎることもあったけど、そんなの一瞬でどこかに消えてしまって。

例のごとく夫に子どもを見てもらって、なかなか外に出かけられないご時世だから、帰りになにか美味しいものでも買って帰るよ、って約束して家を出ました。

病院で、待つこと数分。
診察室に呼ばれます。

入ってすぐに、先生が


今日はご家族は来てないの?


と。

ん?
なぜそんなことを聞くの?

と一瞬思ったけど、
今日はひとりで来てます。
と答えました。

そうなんだ、と言われて、続けて



先日の結果なんだけども、悪性腫瘍でした。


と検査結果の紙を渡されました。

正確には悪性腫瘍の疑いが強い、っていう結果なんだけど、ほぼほぼ間違いないということでした。

悪性腫瘍って、つまりがんのことなんですが。
それに気づくまでにちょっと時間がかかって。


あーそうなんですね。

とか言いながらヘラヘラしていました。

まあ、母の乳がんがわかったときにいろいろと調べたりしたので、全く得体のしれない病気じゃなかったし、
きっと心のどこかでいつか自分もなるだろうって思ってた部分もあるかもしれないです。
だから比較的落ち着いていれたというか。

それでも、33歳、この年齢でなるとはさすがに思っていなかった。

青天の霹靂。
使い方合ってますか。


針生検


もっと詳しく調べるために、針生検をやります。

と先生が続けます。

針生検とは。
細胞診は、取る細胞がわずかなので、悪性か良性かを診断することしかできません。
なので、もう少し大きい針を使ってもう少し多くの細胞を取って詳しく調べる、ということです。
いろいろ種類があるみたいですが、わたしがやったのは、

太めの針を刺すから部分麻酔して、2〜3回かな、パチンパチンって細胞を取ります

このような検査でした。
たぶん、一般的な針生検だと思います。

麻酔…太めの針…
痛みに強めな割にとんでもなくビビリなので、


痛いですか…?


とか聞いたりしました。
今思えば、他に聞くべきことがいろいろあるだろと思いますが。

ちなみに、

麻酔がちょっと痛いかもしれないけど、あとは大丈夫だと思うよー。こないだの細胞診が大丈夫だったら全然大丈夫だよ!

と言われました。
細胞診、全然平気でした。
でももしかしたら痛いかもしれん。心配は消えません。

ビビリながらも、ベッドに横になり、麻酔を打ってもらいます。

今後、これでもかと注射や点滴をやりますが、針が刺さるとき、
痛くない痛くない痛くない痛くなi
と心のなかで何度も唱えるタイプです。

このときも唱えながらぐっと我慢。
思ったよりは痛くなかったです。
今後、これでもかとこのフレーズを思うことになるとは(確証なし)

麻酔が効いてきてからは細胞をとるパチンという音に驚くくらいで全然平気だったんですが、ここでひとつ問題が。


授乳期ならではの問題発生


押さえると母乳が出てくる!!!


これ、授乳期じゃないと経験しないやつだと思います。
授乳期の検査あるある。

これは自分じゃ止められないので、看護師さんにただひたすら謝るのみです。
看護師さんが拭いてくれるので。。
謝っても仕方ないんだけども。

あと、針を刺した場所は傷が大きめなので、母乳が出るところを塞がないように包帯をしてもらいました。
看護師さんも普段そんな配慮しないので、いろいろ試行錯誤していました。
3月の終わりでしたが、汗だくになってやってもらいました。
大変になってしまい申し訳なかった。。

ちなみに、念のためこの日は針を刺したほうでは授乳しないでね、と言われました。

そのため、この日、片乳の母乳と補充のミルクであげる量が訳わからなくなりました。

また、麻酔が切れると痛いかもしれないから、ということで痛み止め(授乳中だったので話題のカロナール)をもらったのですが、使うことはありませんでした。

針生検を終えて

このとき、まだヘラヘラしてました。
追加の検査もしているのに、全然実感がわかなくて。

そのとき、先生から

針生検はやりましたが、詳しい検査は大きい病院でしてもらってください。
紹介状を書きますが、どこの病院にしますか?

と聞かれました。

小さな子どもがいる状況で、どこの病院で治療するのか。
短時間で決めなければなりませんでした。


何を基準に病院を決めたのかは次回。


つづく。











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