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相対的座標における時間の遅れ

実存化数理論

相対的座標における時間の遅れ
                  2025/01/22 
                                       長野治雄
                                        NaganoHaruo


ある座標において、その座標の原点Oから任意の点P
(X,Y,Z)まで等速直線運動したと仮定する。
そのものの固有時間をT0とすると、
 X/T0 ≠ Y/T0 ≠ Z/T0
から、
 (X/T0)2+(Y/T0)2+(Z/T0)2=V2
となる。
そのものが光子ならば、
 (X/T0)2+(Y/T0)2+(Z/T0)2=C2
よって、
 X2 + Y2 + Z2 = C2T02
アインシュタインが唱える相対性理論は、等速直線運動を
しているいかなる座標においても、相対的に上の式が成り
立つと考えて、ローレンツ変換をもとに、遠ざかる座標の
固有時間が延びることが示され、その座標の時間の遅れが
観測されるとした。

だが時間の遅れの求め方は実存化数理論ではまったく違う
ものです。
 X/T0 ≠ Y/T0 ≠ Z/T0
この式は実存化数理論では次のように置き換えられます。
 X/Tx= Y/Ty = Z/Tz
この式は前の式とはまったく違うもので、これを考察する
ことで、時空とはいかなるものか理解できるのです。
(あなたには理解できると信じる。)
注意されたいことは Tx,Ty,Tz はそれぞれの座標軸に
おける固有時間であり、それぞれの値は違うため、変換式
はローレンツ変換式ともガリレオ変換式とも異なります。

物質は時空に対して、空間を移動すれば時間が経ち、また
、時間が経てば空間を移動する。

時間と空間は、アインシュタインが言うような互いに独立
した次元の変数で表されるとする考えとはまったく違い、
従属的な相対関係であり、時間と空間とを切り離すことの
できない実存化数として表されます。
このことは、時間と空間とは同一のものであり、区別でき
ないものと言えます。

アインシュタインが示す時間と空間の関係は、それぞれが
独立した4次元の変数として表され、光速度不変の原理か
ら、時間も空間も変化するものとしています。
その変化の担い手が物質の持つ質量です。

だが、実存化数理論では、時間と空間は互いに従属関係に
あり、時間も空間もそれぞれ座標としての点として捉える
ことはできず、相対関係として取り扱われる実存化数とし
て表されなくてはならないということです。
実存化数として表された時間と空間の座標は、重複三次元
空間でそれをルーダム空間と名付け、そこには座標点とい
う概念が存在しません。
また、人が知る宇宙において絶対空間は意味を持たないし
存在しない。
だが、人が人としてその存在を認識するためには、時空間
内に固定された点が必要となります。
それは相対関係に因るのです。
また、ビッグバンが起きたとする時と場の点の存在も、人
が得意とする自然数的思考によって作られたものです。
人は宇宙で起こるすべての現象を、自然数的思考で捉える
ため、細部において矛盾が生じて、誤った法則や理論が作
られるのです。

物質だけを見ると先代時空の星も後代時空の星も全体的に
互いに加速的に遠ざかっているように観測されます。 
つまり、後代時空の物質が先代時空の物質の方へと加速的
に流れていく理由は時空そのものの偏りによるのです。
このことが時間も空間も逆行できない理由です。
過去へともどるタイムマシーンは決して作れないのです。

時空による時間と物質による時間とは別のものです。
これを一緒にしてはいけません。 
時空による時間とは先代時空と後代時空による相対関係に
よるのですが、物質による時間とは物質の動きによって作
られた時計による時間です。    
時空における時間はいかなる状態においても不変ですが、
時計による時間はその置かれた状態によって随時変化して
います。
アインシュタインはこの物質による時計の中に、時間の基
準として光の速度を選んだのです。       
光の速度は他の物質に影響されない限り、いかなる座標系
の固有時においても不変であると観測されます。
物質による時計が、その速度によって時を刻む速さが遅く
なるのは、その物質内の素粒子間の相互作用の時間がその
物質の移動時間に費やされるためです。
その物質の移動が速くなればなるほど、物質内の素粒子間
の相互作用が弱くなり、遂には物質はばらばらな素粒子と
なります。

時空の相対性について理解して、それをもって物質におい
ての相対性を考察すれば、速度による時間の遅れや宇宙が
加速膨張していることなど、そして、宇宙(己)の存在に
ついてなどが、貴方にはきっと理解できるはずです。
貴方にはそれを理解するだけの力があると信じます。
また、現在科学の理論のいくつかについて、大きな誤りが
あることにも気付くでしょう。
                   

実存化数による力学や相対論については別の場で・・・

追記
時空の中にいる人は過去というもの未来というものが存在
していると感じている。
それは人自身が時空の相対関係を認知できる生物である為
であり過去の流れの中未来の流れの中に己の存在を見出す
ことができると考えるからです。
または己の存在によって時空に流れがあると感じ取ること
ができるからです。

だが実存化数理論はまったく違うことを示す。
時空そのものには過去も未来もないということです。
実存化数的思考ではなく人が得意とする自然数的思考から
現在という有りもしない基準点を持ちそこから過去と未来
に時空の時と場所を想像する。
これによって時空のすべてが時空点として置き換えられる
と考えるのです。
すべてが永遠の流れの中に存在すると感じるのです。

宇宙は実存化数そのものです。
宇宙には光や音やエネルギーや熱は存在しないのです。

あなたが知る世界の私と私が知る世界の私とは同一のもの
ではないということです。
もし私が消えれば私の世界の私は消える。
だがあなたの世界の私は死んでいるが消えていない。
それぞれが別々の世界にいることになる。
だからと言ってたくさんの宇宙があるのではない。
宇宙は実存化数の世界であり実存化数そのものです。


  さらに知りたい方はGoogle検索で

   「実存化数による宇宙と科学」




 

         五         
       矢 口 隹           
         王         

       吾唯知ヲ呈ス      

 意見や反論等は EMail ;にてどうぞ                     heltsh@yahoo.co.jp

 「 ’偏見’を捨てなさい

   すべてにおいて’懐疑的’になりなさい

   強い’探究心’を持ち

   細心の’注意’を払いなさい 

   そうすればきっと正しい答えが見出せる 」               

              筆者からの助言 

    Throw away the'prejudice'

    Be 'skeptical' in everything

    Have a strong 'inquiry spirit'

    Pay close attention to

    Then you will surely find the correct answer

               Advice from the author

「 知らないことは 決して恥でも無能でもない

知ろうとして努力しないことが 恥であり無能である 」

                  筆者より

"What you don't know is neither shame nor 
 incompetence
It is a shame and incompetence not to make an effort
 to know. "

               From the author  

 「 Ask, and it shall be given you ;

  seek, and ye shall find ;

  knock, and it shall be opened unto you ;  」

                   Matthew 7:7

「 求めよ そうすれば 与えられるであろう

  捜せ そうすれば 見いだすであろう

  門をたたけ そうすれば あけてもらえるであろう 」

             マタイによる福音書 7:7