8/1 オンライントークイベント⑤ @横浜シネマ ジャック&ベティ、開催しました!
前回から少し時間があきましたが、今月もシネマジャック&ベティさんとのコラボ・オンライントークイベントを連続開催。1日=「映画の日」に5回目の開催となった今回は、アンプラグドの加藤武史代表が登壇しました。本日が上映初日となる『ひまわり 50周年HDレストア版』を配給されています。劇場で、オンラインで、ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました!
永遠の名作としてファンの多い『ひまわり』は、本日の来場者でも何度もご覧になっているという方がたくさんいらっしゃいました。今回、50周年HDレストア版として配給することになった経緯としては「2012年に35mmフィルムで上映した時はかなり傷がついていて状態がよくありませんでした。今回はネガがイタリアでも他の国でも見つからなかったので、ポジからデジタル修復をしたものでご覧頂いてます。例えば、ロシアの雪のシーンはかなり縦の線が入っていましたが、一画面ずつ直しています」と説明されました。
梶原支配人からの、これまで観たいお客様に届くヒット作をコンスタントに送り出しているアンプラグドさんの配給や宣伝の秘訣についての質問に対し、思い出深いインド映画『ロボット』での苦労やドキュメンタリー『あまくない砂糖の話』や『すばらしき映画音楽たち』のエピソードと共に「『あまくない砂糖の話』今までにないお客さんを映画館に呼ぶことができたかなと。どちらかというとドキュメンタリーはテーマで選ぶことが多いです」と語られました。今度は、加藤さんから梶原支配人に「J&Bさんは東京のミニシアターすべての幅広い客層がひとつに集まっている印象があります。今のお客様はどういう映画を観たいですか?」との質問。それに対して梶原支配人は「東京のミニシアターのイイトコ取りのようになったらいいなと思っています。どの1週間をとっても幅広いジャンルの映画が観られるように工夫しています。あとはお客様の顔を見ながら、上映作品を決めています」とのことで、場内のお客様にもご意見を聞いてみることにしました。
お客様から「『ひまわり』のような作品をまたぜひ」ということと「映画祭などで映画を探す時に無名の監督の作品でも買い付けますか?」といった質問があり、「監督が有名か無名かはそんなに気にしておらず、日本のお客様にわかるテーマがある作品を選びたいと思っています。最近でいうと貧富の格差を描いた『21世紀の資本』というドキュメンタリーがそうでした。そのテーマが公開する時に合っているかどうかは難しいところですが、お客様の顔を思い浮かべながら買っています」と答えられました。映画館も配給会社も、お客様の顔を思い浮かべながら映画を届けるという共通の想いを持っていることが伝わってきました。
次回は8月8日(土)12:35〜、ミモザフィルムズ村田代表が登壇します。
こちらもぜひご参加ください!
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