ヒプノセラピーは40〜60歳代に向いている
今日はヒプノセラピーは40〜60歳代に向いている、というテーマでお話をします。もちろん、それ以外の年代の方には向いていないということではありません。
【ミドルエイジクライシス】
いわゆる「ミドルエイジクライシス(中年の危機)」といわれる状態。
ご事情は様々かと思いますが、身体的な衰えや生活環境の変化、それに伴う心境の変化が現れやすい時期であり、「第二の思春期」と呼ばれたりもします。
今までのやり方が通用しなくて「いい年して何やってるんだろう」、「世の中の変化についていけない、年かな…」なんて落ち込んだりした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
場合によっては、物事を何一つ楽しめない、イライラしてまわりに当たり散らしてしまう、息苦しい、気力がわかない、などの形で表面化している方もいるでしょう。
身体的にはホルモンバランスの変化などが要因になることもあります。
ヒプノセラピーでは精神面にアプローチしてゆきます。身体と精神はつながっていますから、精神的なアプローチから、身体的な不調も改善してゆきます。
【分離と統合】
人は幼少期や成長期に、生きていく上での信念体系を形成します。代表的なところでは
・努力は報われる
・いい子でいれば愛される
といったものです。そしてその信念によって行動します。
信念と行動が、日常生活においてバランスがとれた状態であれば問題はありません。信念と行動が両輪となって、困難を乗り越え、喜びを享受するでしょう。
では、バランスがとれなくなると、どうなるでしょう。
物事は表裏一体です。例えば、本来は
「努力は報われる」
といったポジティブな信念ですが、見る角度を変えると
「努力しないと報われない」
というネガティブな面が顔を出します。
努力が報われない状況で精神面が追い詰められれば追い詰められるほど、信念はネガティブな面を行動に押し付けはじめます。努力しろ、努力が足りないと行動を追い立てます。
こうなってくると、バランスは崩れ、精神面や身体面に障りはじめます。これが「分離」した状態です。
カウンセリングを行なうことで、自身の「信念」「行動」「分離」を相談者本人が理解されると、それだけでも症状の改善が見られます。
(2024年11月よりカウンセリングのみのコースもはじめました)
「分離」した状態を「統合」してゆくのが、退行療法、前世療法といったヒプノセラピーでの「治療」になります。
【次のステージへ】
人生において、人はこの「分離」と「統合」を繰り返します。意識的に行なうこともあれば、無意識のうちに行われていることもあるでしょう。
40〜60歳代、ミドルエイジクライシスにおいて、あまりに「分離」が大きくなって、自己では解決できなくなっている方を多く見かけます。
この「分離」は、とても辛い状態です。(私自身、経験しました)
ただ、この「分離」の状態はあなたが人生の次のステージに進む時がきてますよ、というサインでもあります。
「統合」した自己のイメージをカウンセリングの段階で明確にできることもありますが、全くイメージできない場合もあります。
「統合」により「変容」した次のステージにいる自分がイメージできないと、不安になりますよね?
変化を恐れるのは、人間に当たり前に備わった本能ですから、感じて当たり前です。
ただ、幸せになりたい、というのも当たり前の本能です。
ですから、どんな変化があろうとも、その先にいるのは「幸せになる」あなたなのです。
【ひとりでできないこともあります】
人は自分一人では、どうにもできないことは必ずあります。
もしここまで読んでくださったあなたに、届く言葉がありましたら、お気軽にお問合せ下さい。
海の見えるセラピールームで、お待ちしております。
(2024年11月より、オンラインによるカウンセリング・セラピーもはじめました)