“尖ったキャリア”を選んだ決定打をIVC3期生が後輩に語る!【中|質疑応答編】
「デザイン思考テスト」を運営するVISITS Technologiesでは、スコアの上位者を対象に、「イノベーターズクラブ(IVC)」という長期的なプログラムを実施しています。
IVCでは毎月さまざまなイベントを行なっており、4月には先輩を交えたトークイベントを行いました。今回はトークイベントを前中後編のシリーズでお届けします。中編となる本記事では、3期生の安藤 真子さん(上智大学)と佐々 秋穂さん(一橋大学)と4期生のキャリア選択に関する質疑応答の様子をお届けします。
自己分析は完璧を求めすぎずにとりあえず動いてみる
Aさん: 自己分析を始めたものの、自分が将来やりたいことや進みたい業界が明確になりません。自己分析の方法としておすすめはありますか?
佐々: 私も就活に向けて自己分析をしてみたこともあるのですが、元々なんとなく人事かなあと思っていたこともあり、考えても人事らしい軸に寄って行ってしまっていました。そのため自己分析は曖昧なまま一旦人事方面で就活を進めてみて、違いそうだと思ってからまた考えればいいと思っていました。
安藤: 私も同じで、元々ジャーナリストになりたいと思っていたので、最初は新聞系のメディアを受けていました。長期インターンに参加したり選考を進めたりする中で、自分に似ている人が先輩や同期にいるかどうかも判断軸に自己分析を深め、固まってきたのは3年生の秋頃でした。もちろん自己分析から始めることは大切だと思いますが、最初から固め切っていなくても大丈夫だと思います。
佐々: 就活中はなんとなく興味のある業界や企業をとりあえず受けてみて、本気で悩むのは入社先を決めるときで大丈夫です。自己分析が中途半端でも、就活は進めていけるので安心してください。
Bさん: 就活の軸がぼんやりしているときにどうやって面接官に伝えていましたか?
安藤: とにかく親や友達、先輩などに壁打ちしてみて、現状一番反応のいいものを使うようにしてみました。常にブラッシュアップし続けて、今の最高だと思えるものを伝えるのが効果的かなと思います。
佐々:私も友達に自分の考えを全部伝えて、思考の整理を手伝ってもらっていました。 面接対策としては、企業の理解を深めることを意識していました。企業のHPや社会人(OBOG)訪問を通じて志望企業のイメージをつかみ、自分の持つぼんやりとした軸を相手に合わせた言い方にかみ砕いて伝えるようにしていました。
社会人訪問のハードルは意外と高くない
Aさん: お二人はどのようにして社会人訪問を行っていましたか?また、社会人訪問の際のアドバイスがあれば教えてください。
安藤:出会いは思っている以上に色々な所にあります。企業公式の固い社会人訪問だけでなく、サークルの先輩のつながりや兄弟の同級生など、関係が遠くてももっと気軽に話を聞きに行っていいと思います。
実際に私は広告業界の知識がない頃に大手企業の役職の高い方と話す機会があったのですが、その時は「うちの会社のイメージは?」「うちの業界は今後どうなると思われているの?」といった学生視点の正直な声を求められました。
私たちが社会人と関わりがないのと同じように、社会人の方々も学生との関わりがないことも多いです。業界にもよりますが、Z世代の素直な意見に価値を見い出されることもあるので、質問だけでなく、どのような話をしたら相手にとって新鮮で面白い社会人訪問になるかを考えていました。
佐々: 私は大学の先生や先輩などにOBOGさんの連絡先だけもらい、実際に話すときには自己紹介や当日聞きたいことを書いた簡単なメモを用意して、事前に相手に共有するようにしていました。
というのも、OBOGさんからすると「知り合いの知り合いの後輩」から急にメールが来た、くらいの感覚だと思うので、きちんとなぜ社会人訪問をお願いしたいのかを知っていただく必要があると思ったからです。
ただ、内容は「その仕事選んだ理由」や「産休や育休の実態」などそのとき疑問に思っていたことを素直に聞いていました。一つ付け加えておきたいのは、就職先が決まった後に今までお世話になった方には報告とお礼をすべきだということです。
私は入社先を決めてからかつて社会人訪問をした方に連絡をしましたが、みなさん喜んでくださると同時に、報告までしてくれる学生は少ないとおっしゃっていました。社会人訪問は身構えずにどんどんすべきだと思いますが、準備やお礼などの礼儀には気を配るべきだとも思います。
Cさん: 理系で研究が忙しく長期インターンができないのですが、これだけはやっておくべきことは何かありますか?
佐々: 文系の私からするとむしろ羨ましいです(笑)。文系の学生は理系ほど打ち込んで研究活動をすることが少ないため、長期インターンに取り組むのではと思っています。一方で理系の学生は研究活動を通じてガクチカのストックができるだけでなく、それをうまく伝えるスキルも身についていると思います。
なのでガクチカのために長期インターンをする必要は全くありません。企業理解を深めて、自分の手持ちのエピソードを志望企業に合わせてカスタマイズできれば十分に強いのではないでしょうか。
安藤: 私が大学1年生の頃から続けてきてよかったなと思うのは、成長ノートを書くことです。これは文理関係なく通じることだと思うのですが、毎日「今日やったこと」「成長したと思うこと」「やりたかったけどできなかったこと」「明日やりたいこと」を書き出していくことで、自分の成長を自覚しやすくなります。
就活においてもどこで自分が成長したかを断続的に認識し、言語化する癖をつけておくことで、長期的なエピソードについても入社後の再現性高く話せるようになると思うのでおすすめです!
安藤 真子さん
上智大学文学部新聞学科4年(2023年3月卒業予定)。
学部1年からメディアやジャーナリズムについて学び、広報・PRを専門とするゼミでゼミ長を務める。学外では1年次からWeb制作会社やビジネスメディア、広告代理店で長期インターンを経験したのち、PRエージェンシーに新卒入社予定。
佐々 秋穂さん
一橋大学経営管理研究科(MBA)2年(2023年3月卒業予定)。
学部時代から人事労務分野を中心に経営について学ぶ。
学外ではベンチャー企業での人事インターンやコンサルインターンを経験したのち、外資系メーカーに人事として新卒入社予定。
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