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早期に就職活動を始めたことでひらけたプロフェッショナルの道

「デザイン思考テスト」を運営するVISITS Technologiesでは、スコアの上位者を対象に、「イノベーターズクラブ(IVC)」という長期的なプログラムを実施しています。今回は大手電子部品メーカーに内定をしている2期生で活動された駒澤大学の小田 祐大さんに自身の就職活動に関してインタビューをしました。

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「キャリア大学」をきっかけにものづくりの可能性に興味を持った

ーご自身の選社軸を教えてください。
企業を選ぶ軸としては、日本のプレゼンスが高い領域かどうかを重要視していました。大学1・2年生を対象に社会人からキャリア教育講座を受けられる「キャリア大学」の「ものづくり学部」に参加したことが、そのように考えるきっかけでした。
現在日本のプレゼンスが特に高いのは自動車・自動車部品などですが、経済雑誌で電子部品なども今後EV自動車などで必要とされると知り、興味を持ちました。裏方で日本を支えている業界だと感じたので、電子部品の業界を選びました。結果的にいくつか内定をいただきましたが、「専門性」「知識の幅」「自主選択性」の3点を最も身につけたり発揮できると思った企業を選びました。

ー企業から評価されたポイントは何だと思いますか?
多くの会社からフィードバックをもらいましたが、共通して「素直である」「周りを巻き込む力がある」と言われました。大学時代にビジネスコンテストに応募したこと、ゼミで台湾の大学と共同研究を実施したことなどの「ガクチカ」で、グローバル性やリーダーシップをアピールできたからだと思います。

「デザイン思考テスト」とイノベーターズクラブでの活動を活用して価値観を広げた

ー「デザイン思考テスト」を受検してみてどうでしたか?
「デザイン思考テスト」を受検した時の感覚としては、「自分にあってる」と感じました。
自分自身、ビジョナリーで夢を語ることが好きで、その上で自分の感じる課題を想像して解決策を発信してきています。「デザイン思考テスト」の考え方は「who」や「what」に起点しているため、普段の考え方と起点が重なり、自分の考え方がシステマチックにアルゴリズム化されている気がしました。実際にデザイン思考の考え方はビジネスコンテストや就活にも生かされたと思います。

ーイノベーターズクラブでの活動を通じて学んだことや気づいたことはありましたか?
イノベーターズクラブでは「一見関係ないところを結びつける力(統合思考)」を身につけることができました。例えば自分はモビリティのチームに所属しビジネスアイデアを考えましたが、そこでは電力・ヘルスケアなどモビリティと関係ないところを自分で関連づけて論理付けて考える力を身につけることができました。これは社会人としてはたらく上で活躍する力だと思っています。

イノベーターズクラブの座談会やイベント、社会人訪問にも数多く参加しました。社会人訪問やイベントを通して感じた価値観の視野を、イノベーターズクラブの座談会に参加することで広げていけました。また、就活をする上で会社は入るのが目的ではなく手段であることを意識していました。やりたいことが何かを見つけながらそれに合う仕事、できる環境を探すために、座談会などの機会を有効活用できたと思います。

早期から就活を始め、様々な機会を自ら掴みにいくことで軌道修正ができた

ーご自身の就活でよかったと思う点を教えてください。
早くから就活を始めていたことです。大学1年の2月から就活を開始し、始めの時期は1dayのインターンシップから参加していました。2年生の時に大手企業のインターンシップに参加した際は、周りはみな年上であったため、アドバイスなど就活に関する生の情報を仕入れることができました。

また、早くから就活に目を向けたことで、その後の活動に大きな変化が生まれました。一番はやりたいことの軌道修正ができたことです。当初は金融、ITが向いてる、メーカーは向いていないと感じていましたが、2年生の頃1年間インターンシップに参加したことをきっかけに、そんなことはないと気づきました。そのことで、3年生の時に就活の方向性を軌道修正してメーカーで勝負をかけることができたので、早くから就活をスタートさせていてよかったと感じています。

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新社会人としての目標と後輩へのメッセージ

ー新社会人としての目標や意気込みを教えてください。
海外駐在を10年目までに経験したいので、まずは海外駐在に選ばれるようなパフォーマンスを目指します。そのためには、当たり前のことを当たり前にできる人でありたいと思っています。ゼネラリストというよりはプロフェッショナルとして、「これのことなら俺に聞け」と思われ、タグ付けされるような存在になりたいです。

ー後輩へのメッセージを一言お願いします。
就活をする上で大切なことは、自分がどんな人間かを定義する、自分のやりたいことを伝えることだと思います。自分がどんな人間かを伝えるためには、相手目線に立って自分の長所が伝わっているかを常に考え続けてほしいです。私も話を聞く立場にもなっていますが、学生でこれらが上手に表現できている人は、本心で話しているというだけでなく、大学生活の経験から「自分はこんな人間だ」と軸が定まっている人だと思います。自分像の軸を決めた上でESや面接対策に望み、常に相手目線を考えて就活をすると、人柄は伝わるはずです。また、自分のビジョンは御社でしか実現できないと伝えることができるかが内定に大きくつながっていると感じます。最後に大事になってくるのは情理だと思います。大変なことも多いと思いますが、頑張ってください。


小田 祐大さん
駒澤大学経済学部4年(2022年3月卒業予定)。
大学では、企業の経営資源と情報処理の関係、特にSCMについて学ぶ。
課外活動では、ビジネスコンテストに金融・製薬業界の課題に取り組む。
大手電子部品メーカーに新卒入社予定。


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