学生生活の中でできる「デザイン思考力」向上の秘訣とは
秋本番の季節が終わりを迎え、ホリデーシーズンに差し掛かるにつれ、就職活動が本格化してきたと感じる人も多いのではないでしょうか。
今回は私の就職活動を振り返り、どのような思考で志望業界を決めたのか、就職活動の過程でどのような学びや成長があったのかなどを、デザイン思考テストの重要性という観点からご紹介していこうと思います。非常に個人的な話にはなってしまいますが、少しでも参考になる点があれば幸いです。
はじめに簡単に自己紹介をさせていただきますと、私は上智大学法学部の4年生で、就職活動を経て日系メーカー企業に入社予定です。
デザイン思考を用いて志望業界を定める
就職活動を行う上で、まず初めに問いかけることとして、「自分が志望する業界はどこか?」という疑問が挙げられると思います。そこで、まずは志望業界を定める上で、自身で活用していた(結果的に活用されていたという表現の方が妥当かもしれません)デザイン思考を紹介しようと思います。
デザイン思考とは、ユーザーの本質的なニーズを見つけ、変革を起こすイノベーション思考です。私がデザイン思考テストとの出会い、日々の生活で、「これってなんだか不便だな」「この概念って、少し変えるだけで生活に彩りが増すのではないか」などと、私は生活に密着したものについて思考をしていることが多いということに気付きました。
様々な業界を検討する中で、「物事を自分ごとに落とし込んで考えることのできる業界」と自分自身で言語化し、志望業界を定めました。もう少し解像度を高めると、
「自分ごとに落とし込んで考えるために」
「日常に根差す事象の一助になりたい」
このように自分の中で言い換えました。ここから、家電や消費財(日用品)を取り扱うメーカーや広告(CM)と選別していきました。
納得のいくキャリアを選択するために取り組んだこととは
私は、よりデザイン思考を学びたいと考え、IVC(イノベーターズクラブ)に所属し、メンバーと社会課題を解決するための価値創造に取り組み、思考力を磨き続けました。そうした取り組みを就職活動と並行して進めるうちに、「製品」=「モノ」として目に見える形のビジネスに携わりたいという想いが高まりました。
数あるメーカーから志望企業を選んだ理由については、社員の方の
「誰もが自分らしく生きれる日常を作る」
「世界をリードする企業の一員として、世界を牽引したい」
といった、社員一人ひとりが信念を持っいることに感銘を受けたことでした。各個人が明確な目標を持たれており、これこそが会社を動かす原動力になっていると感じました。また、企業理念としてビジネス的な観点だけではなく、社会課題の解決における目標を掲げ、SDGsの考えが企業に浸透していることを実感しました。
そういった様々な観点から、最終的に某家電メーカーのデジタルマーケティング職に決心しました。
最後に
もうすぐ学生生活に終止符を打つ4年生として、この記事を読んでくださっているみなさんへメッセージを送りたいと思います。
大学生活や日常に起こる事象を、自分ごとに置き換え潜在的なニーズを汲み取る、思考を行動に移す、実践する、そしてこれを習慣化させる常に「思考を巡らせる癖」をつけることがデザイン思考力を高めるのだと私は思います。
自分の興味の枠外のことや、知らない世界に挑戦することはとてもストレスのかかることであり、踏み出す一歩が重くなりがちですが、些細な一瞬が自分のキャリアと密接になる時が来るかもしれない、という心躍らす気持ちで学生生活を謳歌してみてくださいね。
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