2024.10.13【進撃の巨人 the Musical ニューヨーク公演】を観てきた感想
10/10~14の5日間で渡米し、進撃の巨人 the Musicalニューヨーク公演を観てきました。春頃にニューヨーク公演が発表されたとき、「絶対行きたい!!!!」という気持ちと「いやいや円安だしそこまでするか?」という気持ちがぶつかり合ったのだけど、航空券が思いのほか安く取れそうだったこと、仕事の夏休みを1週間ほど取れる時期だったことなどが重なり、思い切って行くことに。
スケジュールとか物価高かったりとか少し無理した感もあったけど、本当に行って良かったなと思う。私は10/13(日)の千穐楽公演のみの観劇ですが、興奮冷めないままの帰りのフライト&帰国後に感想を書いてみました!
素敵すぎる劇場、New York City Center
会場となったNew York City Centerについて。初日公演は観なかったのだけど、劇場だけ見ておきたくて11日の昼過ぎに訪れてみた。まず、とにかく立地が良かった!
会場付近はすごく落ち着いたエリア。静かで人が少なく、ゆっくり劇場やポスター撮影ができた✌️ 少し北に行くとセントラルパーク、1ブロック東に行くと五番街でタイムズスクエアほどゴチャゴチャしておらず、NYCCで本当に良かったな〜と思った!
そして写真で見ていた通り、本当に素敵な劇場でした❤︎ 外観装飾が凝っていて、入口とかすっごく可愛かった。
私は6月頃にニューヨーク公演のチケットを取ったのですが、サイトからのクレジットカード決済がうまくできず、何をやってもダメで(のちに、チケット受け渡しをBox Office引き換えにしたら行けたという情報を知った)。
メールで問い合わせたのだけどすぐには返事こず、できれば希望の席を取りたかったので思い切って電話してみた。その時の劇場の対応がものすっごく親切で🥹🥹🥹
電波悪く一度電話が切れたりしたのだけど、問い合わせメールから私のメールアドレスを見つけ出し、“ごめん!もう一度電話してきて!”とメールをくれたり。おかげで無事に決済ができ、念願の下手側の前方の席(Now or Never!で兵長がくるあたりを狙った。笑)をGet! 海外だとこういうのに雑な対応されることも多いから結構驚いた。劇場に好印象しかないまま当日を迎えたのだけど、スタッフさんやっぱり親切だった。入口には日本人と思われるスタッフさんも3名ほどいらして、日本語の対応もしていたので、日本から来るファンにとっても安心感があったと思う!
開演前のワクワクする雰囲気
10/13(日)は午前中観光し、少し早めの13時前に劇場に到着。初日からの二日間、Xでわりと情報や写真を見てしまってたので、私もやっっっと観れるという期待感いっぱい。自分が出るわけでもないのに緊張すらしていた、、、
劇場ロビー&物販
劇場内に入るととっても綺麗な会場で、メインキャストの映像が流れていたので写真を撮りまくる。
物販の購入列はそんなに行列もなく(2ヵ所あったので良かったのかも)、私は1時間前に行ったんだけどこんな感じで売り切れており、狙っていたマグネットだけ無事購入しました😉
(ランダムアクスタの引きに一喜一憂している現地の人とか見たかったんだけど出会えなかったな。笑)
進撃ファンばかりの空間
千穐楽だったこともあり、劇場入口には日本人のファンの方が思ったより多いなと感じた。日本からこんなに来てるのもすごいなと(自分もだけど)
けど会場に入ってみると外国人の方がほとんどで、しかも兵団マントを着てたり、進撃コスプレをしている方がものすごく多く、、、進撃のガチファンの方が集まっているんだなと!
劇場内の様子とPLAYBILL
私は前から二列目の下手側(舞台に向かって左側)という席でした。左右など周りは日本人の方が多かったかな? 劇場内に入ると、天井の装飾が綺麗すぎてテンションが上がった✨
Xで流れていたPLAYBILL、私ももらえてめちゃ嬉しかった〜! 客席に入るところに案内のスタッフさんが立っていて手渡ししてくれました。前々日にはアラジンを観に行ったのだけど同じくPLAYBILLを貰い、記念にもなるし良い文化だなと。
スペシャルシートのポスター特典
最前列から5列目くらいまで(?)は、英語字幕が見れない代わりに諫山先生描き下ろしのポスターがもらえる特典があった。実はこれが最高に楽しみで……BOX OFFICEの人にポスターどこで貰えるんですか?って食い気味で聞いてしまったくらい。
ポスターは既に席に用意されているとのことで、こんな感じで椅子の背もたれに置いてある状態。これが5列分くらい並んでる感じが結構圧巻だった。
このまま座ると背中で潰してしまうのでどうしようって感じだったんだけど、皆、自分の前の席にビニールテープで貼り付けて管理してたのがまた面白かったww(私もそうした)
そしていよいよ開演🎶冒頭の無垢の巨人のシーン、リヴァイの立体機動からものすごい歓声があがり、もうワクワクが止まらなかった!(久しぶりの生進撃ミュ、そしてニューヨークの客席の熱気に胸が熱くなってちょっと泣きそうになった!!!!)
アカペラで進んだ「焦燥レクイエム」
終演後、何より先にポストしちゃったのだけど……「焦燥レクイエム」のアカペラ歌唱が本当に素晴らしかった話から書こうと思う。
カルラが巨人に食われるシーンのあと、音楽が流れてこないなと思ったのだけど、ステージに立つ安川摩吏紗さんがほんの一瞬だけ「?」っていう感じがあったように見えた(表情に出したりしたわけでなく、曲入りのきっかけを待つような)。でも、多分わずか一秒もたたずに歌い出した!
この部分! 「あっアカペラで歌うんだ!」と驚いた。客席は静寂に包まれていて、摩吏紗さんの歌声が響いている。後ろではダンサーたちがダンスをしてる。
摩吏紗さんの1人アカペラが結構長い時間続いて、中西彩加さんがそれを引き継ぐようにアカペラで歌った。その歌声が本当に本当に素晴らしかった。
なんか分からないけれど、とんでもなく涙が溢れてきた。なんで号泣したんだろう、、機材トラブルで音楽が流れないなんて、生の舞台ならありえることなのに。でも、隣の方も同じところで号泣していた。摩吏紗さんが歌い出した時、自分が歌で物語を進める覚悟みたいなものを感じたのかも。何があろうと公演を成功させるっていう、進撃ミュの強さみたいな。
歌唱力も素晴らしかったけど、決断がすごいなと思う。もう数秒待てば曲が流れるかもしれないし、アカペラで始めてしまったら引き返せないわけで。いつ曲がかかるのだろうとひやひやしたけど、このままアカペラを聞いていたいとすら思った……(曲の節目のところで、違和感なく音楽が入ったのもすごかった!)
去年進撃ミュで知った俳優さんを何人かそのまま追っていて、摩吏紗さんもその1人なんだけれども、とにかくすごいな、すごい力だなと。彼女に関わらず、キャストの方々の今回のニューヨーク公演への思い入れってとんでもないだろうな。円盤でもう一度観てみたい気がするけれど、あの一回を観れたこと本当に奇跡だと思う。「焦燥レクイエム」の後、盛大な拍手が湧いた👏
そこで笑う!?海外ならではの客席反応
日本の公演と反応がどう違うのかというのも今回の注目ポイントだった。私は二列目の席だったので、全体の雰囲気は感じにくかったかもしれないけれど、(覚えている限りで)歓声や笑いなど客席の反応が良かったシーン。
あとものすごく意外だったのが、
予期せぬタイミングで笑いや煽り(hoooo!!などの)が起こるので、次のセリフをいうのに間を取らないといけなくてタイミングが難しそうだなと思った。初日公演から千穐楽までで、きっとタイミングを練り直したりしたのだろうな~。客席が湧いている中でも、小西詠人さん(アルミン)の声がひときわよく通る。キャラ的に叫ぶようなセリフが多いのに、よく通るという不思議現象。すごかった。
ダンサーの方々がとても上手なのは分かっていたのだけど、今回席が近かったこともありものすごくインパクトがあった! 日本公演でもダンスやパフォーマンスを評価されていたとは思うけど、ニューヨーク公演では実際にかなり歓声が上がっていた。特に訓練兵団のシーンのヘッドスピンやダンス、大歓声!!!
日本公演だと、やはり2.5界隈で有名な俳優さんが沢山出ていることもあり、そっちに目が行きがちかなと思う。ダンス技術に対して歓声があがっていたのが素直に嬉しかったな……ふふ、進撃ミュすごいだろという気持ちになった(何目線)。
2023年1月の日本公演の違いとしては、全てがブラッシュアップされていたものの、セリフや曲はほぼ変わらなかったと思う。ちょっと説明が詳しくなってたセリフがあったような気もする……?
大好きになってしまったキャスト陣
私は元々結構リヴァイ兵長が大好きで、そこから松田凌さん大好きになってしまったのだけど、進撃ミュに関してはもう、キャストの皆さん大好きになっている。箱推し、、、笑 以下、ニューヨーク公演で印象に残った方々について。
岡宮来夢さん(エレン)
Xでも呟き多数だったが、歌の上手さバージョンアップしていたと思う! くるむくんの歌が本当に好きで、これを聴きたくてミュにハマっているところがある。特に好きなのは、進路希望宴歌「勝てないから逃げるのか~」と、Now or Never!の「さよならに行方があると~」。
くるむくんが座長で良かったと心から思う。なんかずっと、太陽みたいな方だと勝手に思ってる。私は進撃ミュを見て、エレンというキャラをより好きになった。続編があるのかわからないけど……物語の展開とともにダークになっていくエレンを、岡宮来夢さんが演じるところを見てみたい。
△くるむくんの笑顔ニコニコ素敵だった✌️
高月彩良さん(ミカサ)
前回のミカサよりもミカサ感が強かったように思う。とても良かった。何が違うんだか具体的に分からなかったのだけどとにかく良かった(わかる方いたら教えてほしい笑)。「死んでしまったらエレンを思い出すこともできない」のシーン、今回も本当に良かった……
松田昇大さん(ジャン)
松田さんのジャンはキャスト変更で、出演は今回のNew yorkのみ。あんまり意識せず観てたんだけど、ジャンってめちゃくちゃ台詞が多いのね😲 前回の福澤さんもものすごく良かったけど、松田さんもジャンらしくて良かった!エレンへの嫌味な感じが上手くって、「人との信頼だ」のところめっっちゃウケてた。
星波さん(サシャ)
目の前に来ることが何度かあり、写真や映像で見るよりめちゃくちゃ小顔で華奢でものすっごくcuteだった❤︎「芋」のシーンと、固定法整備の「肉」のシーン、そして「目玉焼き」の歌のシーンで、絶対に大爆笑を取ってやるという気概を感じてとても好きでした。
大野拓郎さん(エルヴィン)
大野さんの歌も大好き。初日公演で喉がやられているかも? と見かけたけど、この日は本当にのびやかに歌っていた。Now or Never!の「交差する最後の孤独に 終わりを告げる覚悟はいいかNow or Never」のところ、前は大野・松田で歌割それぞれだったと思うけど、今回は一緒に歌っていた!
立道梨緒奈さん(ハンジ)
訓練兵団のシーンで私の席の目の前に来ることがわりと多かったのだけど、近くで見れば見るほどハンジ・ゾエらしく、日本公演の時よりさらに溌剌と生き生きとしている感じが良かった🌼
104期たちとの授業シーンが、昔ポン◯ッキで見たラインダンスのように楽しくて好きなのだけど、新キャストのジャン・コニー含め息ぴったりで進行していくのが本当に圧巻。
英語字幕が面白かった
日本語で上演されたので見る必要はなかったのだけど、私の席からも横を向けば英語字幕が見えたのでチラチラと見ていた。役名が表示されるのでメインキャラ以外の名前もわかるし、そんな風に英語になるんだ!と面白かったり、、日本語分からない現地の方でも、字幕で映画を観るように楽しめて良いシステムだなと。
最後の撮影OKの案内はどのようにされるのだろう?途中でアナウンス入ったら世界観壊れるし……と思ってたんだけど、字幕のモニターを見て、おそらくここで出るんだろうなと思った。やっぱりそうで、エレンの「俺たちの戦いはこれからだ!」Attack on Titan の文字がバーンと出たあたりで、“photo and videoオーケーですよ”的な文章が出た。
Now or Never!の撮影OKが最高
全キャストが歌って踊るNow or Never!が本当に大好きで、まさか撮影OKだなんて夢にも思わず。初日公演以降流れてくる動画にものすごく興奮してしまった。千穐楽では、(兵長の目の前で)Now or Never!を見れて本っっっ当に最高だった!!! 客席の歓声もすごく、舞台というかライブに来ているような感覚。日本ではあまり無い撮影OKという文化、撮影する人も手拍子する人も歓声を上げる人もいて、ステージと客席が一体となる感じでとても良かったな。
松田凌さんの兵長ダンスを堪能
撮影の際、全体を引きで撮ろうかとも迷ったのですが……せっかく松田凌さんの目の前だったので兵長フォーカス視点で撮影しました📷
劇中はもちろん、ダンスからカーテンコールの最後の最後までリヴァイらしい所作と振舞いをしてくれて感謝いっぱい。日本公演の時から魅了されて仕方なかった「兵長ダンス」は、ニューヨークでもさらに磨きがかかっていて、しかも目の前で堪能できて本当に幸せでした🥹
好きなポージングを切り抜いてみた(自分で撮った動画で一生楽しめそう)
ちなみに松田凌さんは歌上手くなってる……?と感じた。「追憶労働」で、食い尽くされるだけの糧を〜の部分、目の前で聴くことができたんだけど、声量と安定感がすごかった…!
植木豪さんが踊ったカーテンコールと、2.5次元舞台
カーテンコールで役者さんたちが一通り出てきたあとは、全体で盛大なスタンディングオベーションとなった! 動画撮ってたので拍手がうまくできず、それが少し心残り、、、自分がもう一人欲しかった。
日本公演の千穐楽のように一人ひとりコメントするのかなと思ったけど、くるむくんの挨拶→演出の植木豪さんの挨拶→植木さんのダンスで締まった!笑 植木さんダンサーなの初めて知ったのだけど、客席がめちゃくちゃ盛り上がって、海外公演らしくていいなあと🕺🕺
印象的だったのは、植木さんが『日本の2.5次元舞台が、素晴らしいキャストやダンサーが、ここから世界の扉を開いていくと思います』と言ったこと。盛大な拍手が起こった。実は私も進撃ミュを観劇するまで、2.5次元舞台ってだいぶ苦手意識があった(コスプレ的なものだと思っていた)。進撃ミュで印象がガラッと変わったんだけど、そういう人多いと思うし、日本でも苦手意識がある人もまだまだたくさんいると思う。
でもきっと、AnimeやMangaのように日本が誇るカルチャーの1つになっていくのかもと思ったし、そうあってほしいと思ったし、その第一歩的なシーンを目の当たりにした気がした。2.5次元舞台に関わってきた俳優さんも多く出演されているから、そういう意味でも思い入れのある公演だっただろうなと。この時に松田凌さんだけ、胸に手をあてて深々とお辞儀をしていたのにまた胸が熱くなってしまった(涙)
長々とよくわからないレポになってしまったのですが、そんな感じの感想でした。帰国した今も進撃ミュのあの盛り上がりが忘れられない。こんなにも世界中で愛される進撃の巨人を好きになって良かったと思った。ニューヨークまで連れて行ってくれてありがとうの気持ち。次は日本凱旋公演の成功、そしてまた海外公演もあったらいいなと思う!!
ありがとう進撃ミュ in New York!
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