#1[つくったひとの商品解説]伊達羽織編
※この記事は、2020年1月にSAGYOメンバーの岩崎が個人アカウントに書いたものを転載しています。
本年は新商品開発よりも、この5年でアップデートし続けた定番品を丁寧に紹介し、私たち自身も「これ、やっぱええよな。」と再確認することを優先すべく、SAGYOマガジンにてつくったひとの商品解説という連載を始めます。
お世話になっております、SAGYOの岩崎です。
SAGYOは、ブランドディレクションと商品テストを担当している伊藤と、システム構築を担当している長山との3名で運営中。
私は上記以外のこと全般(商品のデザインから納品まで、販売会とお客様窓口、オンラインストア、物流倉庫とのやり取り、経理など)を担当しています。
この連載はタイトルの通り、つくったひと(岩崎)が、商品の仕様や機能、想定される着用シーンなどを開設したり自画自賛したりします。
SAGYOに興味を持って頂いている方はもちろん、販売会を開催頂く小売店やイベントスペースのスタッフ様に、商品について深い理解を得て頂くためのものです。
第1回は、SAGYOの揺るぎない定番、伊達羽織です。
伊達羽織は、2015年の創業時には既にほぼ現行と同じ仕様でラインナップに入っていました。
・開発のきっかけ
とある出版社からご依頼頂いた、「作業着をカスタムする」というワークショップを行った時に参加してくれた農家さんの「泥除けになるようないい感じの上着が無い」という発言がきっかけです。
その方は、畑から直接、地元の産直に納品をしていて、軽トラが汚れるのが嫌だと言われていました。そこで、前を留める機能が無い、とにかく気軽にバサッと羽織れるものをつくろう!と思った訳です。
・工夫した点
知り合いの農家さんや、実際に農業に携わっているメンバーの伊藤からリサーチした結果、ほぼ100%の農家さんが小さいノートやメモ帳(たまに伝票)を携帯するということが分かりました。(2015年当時)
そこで、メインポケットはメモ帳を入れられる大きさ且つ、さっと取り出しやすいようにポケット口に角度を付けました。
そして、胸ポケットは右が内側、左は外側についています。内ポケットはケータイ入れとして使っているという方が多いですね。
ちなみに、左腕にはペンポケットを付けていますが左利きの方に配慮がなかったなぁと若干思ってます。とはいえ左利き用をつくるのも両側にペンポケットを付けるのも、どちらにしてもコストが…ということで、要望頂くまではこのままで販売することにしました。
・想定される着用シーン
私達は、農家の方が納品の際やマルシェなどで自分たちの野菜を販売する時に着て頂けるかなという予想を立てていました。
ですが、販売してみると意外に多かったのはショップのスタッフコートとしての需要でした。
ものとして気に入ったというより、我々のコンセプトに共感頂き、SAGYOの商品群の中で取り入れやすいアイテムは何だろう?という逆算で伊達羽織を選ばれることが多かったのが嬉しい誤算でした。
ロフトワークさんから100BANCHのユニフォームとして生地別注を頂いたのもそういう理由でした。
・最後に
伊達羽織はもちろん、他の商品もユニフォームとして別注でお作りすることが出来ます。
2.3枚でも作ることは出来ますが、価格が高くなります。
最低経済ロットは20枚、値ごろ感があるのは50枚~です。
製品に刺繍やプリントも出来ますので、お気軽にお問い合わせください!
問い合わせ先:hello@sagyo.jp (担当 岩崎)
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