断酒69日目の出来事
これは2週間前に起こった出来事。
断酒69日目。睡眠障害と鬱症状の悪化に悩まされる日々が続いていた矢先に起こった。前日に医師の診察があり、睡眠薬や睡眠効果のある抗鬱剤が上手く効かないので、じゃあ次はこれを試してみて、と新しい薬を処方された。2週間前に医師に減薬をお願いして12種類から8種類に減ったお薬は10種類になり、服用量はむしろ以前より増えていた。薬が変わるたびに副作用に苦しみ、通院2ヶ月以上経っても医師と信頼関係を築けていなかった。
新しい睡眠薬はひどく私に作用した。朝、ベッドから出てキッチンに向かうと真っ直ぐ歩けなかった。廊下を右に左にぶつかりながら千鳥足で歩いていた。頭もぐるぐる回って気持ちが悪い。しんどくて呼吸が荒い。立っていられないので椅子に座っていると、相方が起きてきた。私の異変に気付いた相方は慌てた様子で、すごい具合悪そう、どうしたの?と聞いた。
「な、なんか、目が回って、し、しん、ど、い…」
体調を説明しようとするけれど、どもってまともに話すことができなかった。うつろな目は焦点が合っていなくて呂律が回らず、前後に体を揺らしながら震えていたそうだ。
その日私は仕事を休み、相方はリモートワークに切り替え、1日私の看病をしてくれた。私は夕方まで眠り続けた。
【今日のシュークリーム】シュー・ア・ラ・クレーム@レピドール(大田区)