夫婦喧嘩をする前に、本物のすき焼きを確かめにいく
新婚生活も9ヶ月目に入りました。特に喧嘩はしていない私たち。肉じゃがの肉が豚か牛かとか、味噌汁の濃さとか多少の食い違いはあっても、お互いの好みのいい塩梅を探っています。ただ、すき焼きだけは別。私は濃い味付けが好きで、夫は薄めが好き。私はどうしても濃いめの魅力を知ってほしくて、濃いめの美味しい本物のすき焼きをを食べに行こうと提案しました。
三重県の松阪市にある、松阪牛のすき焼きが食べられる牛銀本店へ。旅館のような佇まい。入り口からもうスタッフが待ってくれています。
長い廊下を通り、個室へ案内されます。
個室のちゃぶ台で、香り高い伊勢茶をいただいたら、すき焼きがスタート。
岩手の南部鉄器の鍋に、松阪牛、濃口醤油に上白糖。牛脂を使いながら焼いていきます。
画像に写っていませんが、牛銀のスタッフが全て焼いてくれています。
1枚目の肉をいただいたあと、三つ葉、淡路島のタマネギ、えのき、にんじん。白菜や大根は入れません。水分が出てくる野菜は、このあと2枚目の肉を焼くのに邪魔になるので、牛銀ではすきやきの具として入れないそうです。生卵をたっぷりと絡ませて食べ、そのあと生卵はおかわりしました。
2枚目のお肉をいただいて、合計140グラム。量としてはステーキぐらいあるのでお腹にそろそろボリュームがどんと来ます。最後は、ネギと豆腐。くたくたに柔らかくなったネギと、肉汁を吸った豆腐はくどくなくあっさりといただけました。
一緒に赤味噌のお味噌汁や漬物と白ごはんもいただき、また食後に伊勢茶でゆっくりと過ごしました。
地方によって具や味付けが違う、すき焼き。牛銀本店では、だしやみりんなどを入れた割下を使わないシンプルな調理法でした。大きくて分厚いお肉を焼き、食べ終わってから野菜を入れる手順。くどくないので、食後に喉が妙に乾く感じもありません。こんなすき焼きもあるのかと、二人で何度も「美味しかったね〜」と言いながらお店を後にしました。
すき焼きは、ごちそうの部類なので滅多に家で作りません。もし次に作ることがあれば、牛銀のやり方を真似て私たちの味を作っていこうと思っています。