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鳥がいる小さな本屋さん、心地よい空間
ラスベガスのダウンタウンにあるブックストア「Writer's Block」は、本屋さんとコーヒーショップが一緒になった小さなお店。
ブックストアというよりは、ちょっと気のきいたセレクトショップにも似た佇まいで、文具やおもちゃもほんの少しおかれている。
取り扱う本は特に何か決まりがあるわけではなく、ベストセラーからビジネス本まで一通りそろっていて。
ここでは、本棚やショーケース、天井にまでいろいろな種類の鳥が飾られている。看板(「Book Shop & Artificial Bird Sanctuary」)にある通り、この本屋さんは(人工の)バードサンクチュアリということらしい。楽しい発想だよね。
緑と光と鳥があふれるお店は、なんだかほっとする。
ここでは、地元の学生に向けたワークショップや、作家やアーティストによるイベントのほか、一冊の本についてディスカッションをするブッククラブも行なわれていて、地元の人が集まる場所にもなっているようだ。
私がこのブックストアと出会ったのは、数年前。ちょうどこの店がダウンタウンにオープンしてすぐのことだったと思う。
日系人の物語の書評を読んで、購入したいと思い、バーンズ&ノーブル(ナショナルチェーンの大型書店)に在庫があるかどうか問い合わせた。(ちょっとマイナーな本だと思われたので)予想していた通り扱いがなく、取り寄せることもしてくれなかった。
その時はアマゾンでも扱っていなくて、そのあとググってみつけたのがこちらの本屋さん。やはり在庫はなかったが、ふたつ返事で快く取り寄せに応じてくれた。たった1冊のペーパーバックでもリクエストをきいてくれたのが、うれしかったのを覚えている。
その後、何回か訪れた。本を買わなくても本に囲まれた空間にいることが、落ち着くようなお店なのだ。
とはいえ、最近は、英語の本を読もうという気持ちが薄れているので、もっぱら近くのコワーキングスペースに行く前のコーヒータイムに使うことが多くなってるんだけど。
地元にじわじわと根付く、こういう本屋さん。これからふえるのだろうか。(ふえてほしいけど)